欧州市場でも人気を博したK12型マーチをベースにしたオープンモデルが、日産マイクラC+C(クーペ&カブリオレ)だ。英国サンダーランド工場で生産され、日本向仕様は2007年から1500台が輸入された。
マイクラC+Cの日本発売15周年を機にミーティングを開催したオーナーズクラブ、C.M.C.C(CLUB MICRA C+C)を取材した。 「台数が少ないクルマなので、メンテナンスに関する情報交換の場があればという思いでスタートした集まりです。オーナーそれぞれの個性が反映されたマイクラと出会えるので、オフ会は刺激になりますね」とクラブを主催する00&99さんご夫妻は語る。
取材日には18台のマイクラが集まった。マイクラの魅力に惹かれて「最近購入した」という若い世代の新メンバーも。SNSなどを通じてクラブを知ったというメンバーも増えているそうだ。 家族構成の変化などでやむなく他のクルマに乗り換えたOBたちも参加していた。ミーティングにはメンバー以外のゲスト参加もOKというオープンさも、同クラブの魅力である。
取材日はあいにく荒れ模様の天候となったため、ルーフを閉めた状態での撮影が大半になったのは残念だが、それでもこのデザインは魅力的。ルーフはオープンカー製作で定評のあるドイツ・カルマン社との共同開発であり、開閉のスムーズな様子も目の当たりにできた。
参加者に聞くとマイクラは走りも十分魅力的だそう。それもそのはず、国内仕様のマーチには未設定の1.6リッターエンジンで、ミッションはMTとATから選択可能。シャシーの剛性感も高く、走行安定性も良好だという。
15年が経過し、「パーツの供給面などで不便を感じる」ことも増えてきたそうだ。メンテナンスやカスタムなど情報交換の場として、クラブの重要性はますます高まっている。 「マイクラの魅力をもっと広めたい」という同クラブ。興味のある方はミーティングを見学してみてほしい。
日産マイクラC+Cオーナーズクラブ
■車種:日産マイクラC+C
■結成年:2008年
■参加台数:約70台
■活動地域:全国
■問い合わせ先:ホームページ(https://minkara.carview.co.jp/group/CMCC/)