11月の輸入車実績は2カ月連続の前年割れ。VW、アウディが前年超えでランクアップ。(2023年11月・輸入乗用車販売TOP20)

 

 11月の海外ブランド輸入車登録は、前月に引き続き2カ月連続の前年割れとなった。同輸入車(乗用車)の登録台数は20,058台、前年同月比11.0%の減少。通年(1-11月)の累計ではかろうじて前年超え(102.6%)ではあるものの、ここ4カ月で前年超えしたのは9月のみという状況だ。首位のM・ベンツ、3位のBMWともに前年同月の20%以上のダウン。前年超えとなったフォルクスワーゲン、アウディがワンランクずつ上昇している。フォルクスワーゲンは前年の通年ランキングでは2位だったものの、今年はBMWにおよそ2000台差で3位。逆転はかなり難しそうだ。

その他、主要メーカーで前年超えとなったのは、JEEP(187%)、ランドローバー(248%)、ポルシェ(145%)など。

▲フォルクスワーゲンT-Roc R ブラックスタイル 価格:7DCT666万8000円 全長4245×全幅1825×全高1570mm ホイールベース2590mm 車重1540kg 乗車定員5名 写真のボディカラーはラピスブルーメタリック/ブラック

VWは前年同月比で105%と健闘し2位にランクアップ。画像はT-Roc R ブラックスタイル

▲ジープ・コマンダー・ロンジチュード 価格:9SAT547万円 全長4770×全幅1860×全高1730mm ホイールベース2780mm 車重1780kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費14.5km/リットル 写真のボディカラーはパールホワイトトライコートで、販売台数は100台

JEEPは前年比187%、3ランクアップの7位。通年で1万台超えのセールス。画像はジープ・コマンダー・ロンジチュード

BYDドルフィンは標準仕様(写真/363万円)とロングレンジ(407万円)の2グレード構成。標準仕様はモノトーンのボディカラーが特徴。ロングレンジは2トーンカラー標準。足回りはしなやか

17位にランクインのBYD。今年はすでに1100台以上のセールスとなった。ドルフィン(画像)は363万円から。来年春にも新モデル「SEAL」が投入予定

 

中国・広州工場生産のホンダ・オデッセイが12月発売されたため、今後、日本ブランドのランキングに若干の変化が生じるだろう。今月発表された、話題のWR-Vの発売は3月22日だ。

▲ホンダ・オデッセイe:HEVアブソルートEX・ブラックエディション 価格:516万4500円 全長4860×全幅1820×全高1695mm ホイールベース2900mm 車重1950kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費19.6km/リットル 写真のボディカラーはプラチナホワイトパール

中国生産のオデッセイの販売計画は1000台/月。オフィシャルサイトによる工場出荷予定は「5カ月ほど」

▲車種展開は写真上より最上級モデルのZ+、充実装備のZ、スタンダードタイプのXという3グレードで構成

209万8800円からという価格設定が話題のホンダWR-V。3月末発売ながら早くも工場出荷予定が5カ月後とのこと

 

 

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