AutoExe、登場から19年目のRX-8に高限界のコンプリートモデル新登場。チューニングキット「SE-07S」新発売

 オートエクゼは、絶版スポーツカー、マツダRX-8用のトータルチューニングキット「AutoExe SE-07S」を新設定し、オートエクゼ商品取扱店などを通じて発売する。

AutoExeのSE-07Sが装着されたRX-8の疾走する写真

▲AutoExe SE-07S for RX-8

 2003年にデビューしたロータリーエンジン搭載4ドアスポーツとして唯一の存在感を示したRX-8も、2023年には生誕20周年を迎え、ネオクラシックの領域に入りつつある。最新のSE-07Sは「ソリッド&エキサイティング」をテーマにサーキット走行をも視野に入れ、リフレッシュを超えた現代的で高機能なコンプリートチューニングを提案する。

SE-07S スタイリングキット 装着イメージ写真

▲SE-07S スタイリングキット 装着イメージ

 スタイリングキットは、量産のオリジナリティを保ちながら最新トレンドを織り込んだフロントアンダースポイラーやリアサイドカウルを新設。レーシーなハイノーズと調和するフェンダーアーチや前進翼端を織り込んだ躍動的なフロントアンダースポイラー。また、張り出したダクトがモチーフのリアサイドカウルは、風の流れを大胆にデザインしている。

フロントアンダースポイラーの写真

▲フロントアンダースポイラー。レーシーなハイノーズや前進翼端を織り込んだ躍動的なフォルムが現代的な顔立ちが特徴的

リアサイドカウルの写真

▲リアサイドカウル。リアフェンダーアーチから連続する張り出したダクトのモチーフにより風の流れを大胆にデザイン

 サーキット走行にも対応する足回り部品として「クラブスポーツサス・キット」と「クラブスポーツブレーキパッド」を新設。

 クラブスポーツサス・キットは、快適性と引き換えに低重心&高ロール剛性を追求した車高調整式サスペンションキットだ。基準車高は-30mm。減衰力24段調整式。ワインディングやサーキットのハード走行においても正確な操作性を保つモノチューブ式ダンパーやバネ定数がリニアに立ち上がる直巻きスプリングを採用。スピードレンジを問わず変化感の高いソリッドな運転感覚を創出する。

車高調の写真

▲クラブスポーツサス・キット。モノチューブ全長車高調整式・基準車高は-30mm・減衰力24段調整式

 クラブスポーツブレーキパッドは、サーキット走行でのフルブレーキングなど、高負荷領域おいてドライバーの感性にシンクロした「意のままの減速」を目指したグラファイトメタル製のスポーツパッドだ。素材は耐フェード性に秀でたメタル材にカーボンをブレンド。相反する摩擦力とローター攻撃性抑制を高次元でバランスしている。

クラブスポーツブレーキパッドの写真

▲クラブスポーツブレーキパッド。グラファイトメタル製 ローター適正温度:50~800℃

 吸排気系では、改良を加えた「ラムエアインテークシステム」や「ステンレス製スポーツマフラー」が新たに加わった。

 吸気系では、走行風を利用して充填効率を高めるラムエアシステムを採用したエアクリーナーが新タイプとなった。専用設計された吸気経路を持つカーボン製大容量クリーナーボックスの基本構造はそのままに、エアフィルターを高効率仕様に変更。常時2方向から効率よくフレッシュエアを取り込む大型インテークダクトを新設し性能向上を図った。従来品を同仕様へと進化させるアップグレードキットを同時設定する。

ラムエアインテークシステムが取り付けられたエンジンルームの写真

▲ラムエアインテークシステム

 排気系では、排気効率を向上させたステンレス製スポーツマフラーが追加された。テール部分はスパルタンにリアビューを引き締める90mmのスラッシュテールを採用。サイレンサーは量産車の多段膨張式からストレート構造に変更し背圧損失を低減。ミドルパイプにチャンバーを標準装備し吸い出し効果を高めるなど排気効率を向上した。細部に至るまでリファインした高品位仕様としている。

スポーツマフラー単体の写真

▲スポーツマフラー。ステンレス製 ・メインパイプ径φ60.5 テール径90mm×2 ・エグゾーストチャンバー内蔵

 新仕様のオールアルミ製「スポーツラジエター」は、従来品からコア厚を拡大しフィン内の流量を増加するなど冷却効果に磨きを掛けた。コア構造を量産の1層から2層式に変更し、タンク容量をアップすることで後期型量産品比 約10%放熱量を改善。高限界スポーツ走行において安定した性能を発揮する。

スポーツラジエター単体の写真

▲スポーツラジエター。オールアルミ製2層式・KOYO製

 インテリアパーツでは「スポーツステアリングホイール」と「スポーツフロアマット」が追加・リニューアルされた。

RX-8のインテリアの写真。スポーツステアリングホイールやスポーツフロアマットが装着されている

▲スポーツステアリングホイール、スポーツフロアマット装着イメージ

 スポーツステアリングホイールは、高品位ナッパレザー素材を用い、楕円形グリップの形状を細かにリニューアルするなど、スポーツドライビングに集中できる機能に磨きを掛けている。SRSエアバック対応品でレッドカラーのセンターマークにフラットボトム形状、ハンドルの10時10分にあたるグリップ部は、握りやすい滑りを抑えるディンプル加工(パンチング加工)を施した楕円形断面グリップが採用されている。

 鮮やかなチェッカーデザインのスポーツフロアマットは、MT車のクラッチ操作で擦り切れやすい左側までカバーする硬質繊維製の大型ヒールパッドを装備する。

AutoExe SE-07Sを装着したRX-8が疾走する後ろ姿の写真

▲AutoExe SE-07S リアビュー

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