【最新モデル情報】立派で大きい日産ルークス登場。「かどまる四角」のモチーフが印象的。クラス最大の広い室内とGoogle搭載インフォテインメント機能がいい!

日産ルークス・ハイウェイスター。新型は全17タイプのボディカラーを設定。2トーン塗装はルーフ塗り分けタイプと、ボンネットとボディサイドも塗り分けるタイプを用意する。プラットフォームは従来の改良版

日産ルークス・ハイウェイスター。新型は全17タイプのボディカラーを設定。2トーン塗装はルーフ塗り分けタイプと、ボンネットとボディサイドも塗り分けるタイプを用意する。プラットフォームは従来の改良版

従来のKカーイメージを打破する上質感。おしゃれで商品性抜群

 日産自動車は、2025年8月22日、4代目となる新型ルークスの概要を発表した。ルークスは、ホンダN-BOX、スズキ・スペーシア、ダイハツ・タントなど強豪が揃うKスーパーハイトワゴン。新型は「かどまる四角」のボクシーで印象的なスタイリングと、圧倒的に広い室内空間、そして3Dビュー付きアラウンドビューモニターや、Goooleをビルトインした最新インフォテインメントなど最新機能を満載した意欲作。従来、ライバルに対してやや目立たない印象だったが、「日産の軽」としてのプレゼンスを増し、新たなリーダーモデルとなることを目指している。

3 台

リア

 ラインアップは、販売主力のハイウェイスターと、標準モデルの2シリーズ。エンジンやプラットフォームなどは従来モデルの熟成版。ハイウェイスターには自然吸気とターボ、標準には自然吸気のパワーユニットを設定。駆動方式はFFと4WD。リアドアは、もちろんスライドタイプだ。リアドアのスライド開口幅はクラストップの650mmを実現。優れた乗降性を実現している。

クラス最大の広さが自慢。すべてを「かどまる四角」で統一

 スタイリングはルークスのネーミングの由来である「Roomy × Max」をコンセプトに、軽自動車で最大限の大きさを表現する造形で仕上げた。従来モデルと比較してルーフを前方に100mm延長。さらにキャビンを一段とボクシーな造形に仕上げ、見るからに広そうで、大きく見えるのが特徴だ。

 個性は「かどまる四角」のデザインモチーフ。ヘッドライト、リアコンビネーションライト、ドアハンドル、ホイールなど随所に採用。独特の楽しさを演出した。ちなみにデザイナーは「かどまる四角」を「ぬくもり感と遊び心のモチーフ」と説明する。

2トーン01

2トーン02

 注目ポイントは多彩なボディカラー。日本の伝統的な建築様式である「唐破風(からはふ)」にインスピレーションを受け、フードを含むベルトラインから塗り分ける個性的な2トーンを、従来からのルーフ塗り分けタイプとともに設定。さらにセラドングリーン、シナモンラテ、セトブルーを新色として採用することで、ハイウェイスター・シリーズに6種類の2トーンと、7色のモノトーン。標準シリーズに7色のモノトーンを用意した。カラーバリエーションは、なんと全17タイプ。Kカーは、ボディカラーにこだわったモデルが多いが、その中でも新型ルークスは別格である。

 内装も外観同様に「かどまる四角」で統一。センターに12.3インチの統合型ディスプレイを配置する先進設計ながら、フレンドリーなイメージを発散するのは、デザインモチーフの効果に違いない。細かなところでは、ヘッドレストも「かどまる四角」でカラーコーディネートをしている。

インパネ

ドア開口

 室内長は従来比で115mm拡大したクラストップの室内長2315mm。実際に座るとシートがソファ感覚の快適な座り心地なこともあり、ゆったり感抜群。後席ニールームも余裕たっぷりだ。メーカーでは「大人がゆったり座れて、小さな子供が立ちながら着替えることができる」と説明する。またラゲッジスペースも広い。後席を使用した状態で675mmの最大長を確保。容量48リッターのスーツケースを4個同時に積み込み可能だ。

 装備も最先端である。メーカーオプションでGoogle搭載のインフォテインメントシステムを新設定。最新の地図機能をつねに利用できるだけでなく、音声によるコントロールや、多彩なアプリと連動した様々なエンターテインメント・コンテンツが利用できる。さらにインテリジェントアラウンドビューモニターには、本来は見えない車体下側の映像を生成するインジブルフードビュー機能や、3Dビュー機能を追加。フロントワイドビューと相まって、安全・安心な視界を確保する。「接近時アンロック/降車時オートロック機能」を導入し、ハンズフリーのドアロックを実現した点もうれしい。

シート01

シート02

 メカニズム面では、新設計バルブを採用したショックアブソーバーの採用と各部の遮音対策により。全域で快適&静粛な走りを実現。新型ルークスは、常識破りの入念な作り込みで、ユーザーをもてなす新世代のKカー。N-BOX、スペーシア、タントと並ぶ「第4の柱」になる資格十分の、高い完成度の持ち主である。

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