三菱自動車のBEV戦略のパートナーは日産自動車やルノーだけじゃない! 台湾の鴻海精密工業(Foxconn)傘下で電気自動車の開発を担う鴻華先進科技股份有限公司(Foxtron)と電気自動車のOEM供給に関する覚書を締結し、検討を進めるとアナウンス
三菱自動車は2025年5月7日、台湾の鴻海精密工業(Foxconn)傘下で電気自動車の開発を担う鴻華先進科技股份有限公司(Foxtron)と電気自動車のOEM供給に関する覚書を締結し、Foxtronが開発した電気自動車を三菱自動車に供給する検討を進めると発表した。
▲三菱自動車が台湾の鴻海精密工業(Foxconn)傘下で電気自動車の開発を担う鴻華先進科技股份有限公司(Foxtron)と電気自動車のOEM供給に関する覚書を締結。Foxtronが開発した電気自動車を三菱自動車に供給する検討を進めていくと告知する
今回締結した覚書で三菱自動車にOEM供給される電気自動車は、Foxtronが開発し、裕隆汽車製造股份有限公司(Yulon Motor Co.)によって台湾で生産され、オセアニア地域(オーストラリア、ニュージーランド)で2026年後半に販売を開始する計画。本モデルは、三菱自動車が昨年発表したオーストラリアでの2030年に向けた商品計画に含まれており、電気自動車としての優れた走行性能やインフォテインメント機能を有し、同地域に最適であると判断している。そして、三菱自動車およびFoxtronは今回の覚書に基づき、本契約に向けて協議を進めていくとアナウンスしている。
なお、三菱自動車はFoxtronとの協業検討に加え、欧州ではルノー、北米では日産から電気自動車のOEM供給を受けるなど、アライアンスの強みを活かして電動車ラインアップを強化する見込み。さらに、今後はアライアンスパートナーとの協業拡大により、オセアニア地域を含むグローバルでの電動車ラインアップの拡充も鋭意検討しており、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みをワールドワイドで加速させていく予定である。