第8世代のベーシック911のカレラ・シリーズが予約受注をスタート。価格は1335万円~

新型ポルシェ911(992)のベーシックモデルのカレラ/カレラ・カブリオレが日本での予約受注を開始

 ポルシェ ジャパンは830日、8世代目に進化したポルシェ911992)のニューグレード、カレラ/カレラ・カブリオレの予約受注を開始した。車両価格は911カレラが1335万円、911カレラ・カブリオレが1560万円に設定する。なお、発売日は決定次第、発表する予定だ。

911CARRERA1.jpg▲第8世代のポルシェ911(992)のベーシックモデルとなるクーペボディのカレラ(写真・左)とオープンボディのカレラ・カブリオレ(同・右)。パワーユニットは2モデルともに385ps450Nmのパワー&トルクを発生する2981cc水平対向6気筒DOHCツインターボエンジンを搭載する。駆動レイアウトはもちろんRR。発売日は決定次第、発表する予定

 今回追加されたクーペボディの911カレラとオープンモデルの911カレラ・カブリオレは、モデルコード992シリーズのベーシックモデルに位置する。搭載エンジンは先にデビューした911カレラSと同様、小型化されたタービンとコンプレッサーを組み込んだ新しいターボチャージャーを備える2981cc水平対向6気筒DOHCツインターボユニットで、最高出力は従来ユニットより15psアップの385ps283kW)/6500rpm、最大トルクは450Nm19505000rpmを発生。トランスミッションには専用セッティングの8PDK(デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせ、後輪を駆動する。公表された性能は、911カレラが最高速度293km/h0100km/h加速4.0秒(スポーツクロノパッケージ装着車。未装着の場合は4.2秒)、911カレラ・カブリオレが同291km/h4.2秒だ。

911CARRERA2.jpg▲ポルシェ911992)カレラ 価格:8SMT1335万円 全長4519×全幅1852×全高1298mm ホイールベース2450mm 車重1505kg 公表最高速度293km/h 2本のシングルエグゾーストテールパイプを装備する

 シャシー面については基本的に911カレラSと共通で、ウエットモードプログラムなどの新世代アシスタンスシステムを組み込みながら、グレードの性格に合わせた専用チューニングを施す。タイヤには前235/40ZR19、後295/35ZR20サイズをセット。制動機構には黒くペイントした4ピストンモノブロックキャリパーと直径330mmのブレーキディスクを備える4輪ベンチレーテッドディスクを採用した。

911CARRERA3.jpg▲ポルシェ911992)カレラ・カブリオレ 価格:8SMT1560万円 全長4519×全幅1852×全1297mm ホイールベース2450mm 車重1575kg 公表最高速度291km/h ヘッドライトには最新のLEDテクノロジーを採用した

 エクステリアについては、リアにエンジンを搭載したファストバックの2ドアクーペおよびカブリオレという伝統の基本フォルムを踏襲しながら、筋肉質なボディを流麗な造形で包み込むことで、精悍かつ存在感あふれるルックスを創出する。また、丸型のLEDヘッドライトやワンピース形状のLEDリアライトアーチなどを採用し、伝統と新しさを巧みに融合させた。

911CARRERA4.jpg▲インテリアは水平基調のワイドなダッシュボードなど随所で伝統的なレイアウトを受け継ぎながら各パーツを最新の技術でアレンジした 日本導入モデルのハンドル位置は右

 インテリアに関しては、1970年代の911をモチーフとした水平基調のワイドなダッシュボードや中央に大型タコメーターを配したポディウム風5連メーターなど、随所で伝統的なレイアウトを受け継ぎながら、各パーツを最新の技術でアレンジする。センター部には多彩な機能を組み込む10.9インチのPCMタッチスクリーンを装備。ハンドル位置はカレラとカレラ・カブリオレともに右のみを設定した。

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