ランドローバー・ディフェンダーの新たなフラッグシップモデル「オクタ」が本年7月3日にワールドプレミア

ランドローバーが本格オフローダーのディフェンダーの新しい旗艦ハイパフォーマンスオールテレインモデル「ディフェンダー・オクタ(DEFENDER OCTA)」を本年7月3日に初公開すると予告。合わせて過酷な走行テストおよび開発プラグラムの画像と動画を披露。特別プレビューイベント「DEFENDER ELEMENTS」を、日本を含む世界の主要マーケットで開催予定

 英国ジャガー・ランドローバー(JLR)は2024年4月25日(現地時間)、ランドローバー・ブランドの本格オフローダーに位置するディフェンダーの新たな旗艦ハイパフォーマンスオールテレインモデル「ディフェンダー・オクタ(DEFENDER OCTA)」のワールドプレミアを本年7月3日に実施すると発表。合わせて、過酷な走行テストおよび開発プラグラムの画像と動画を披露した。

▲ランドローバーが本格オフローダーのディフェンダーの新たな旗艦ハイパフォーマンスオールテレインモデル「ディフェンダー・オクタ」を本年7月3日に初公開すると予告

▲ランドローバーが本格オフローダーのディフェンダーの新たな旗艦ハイパフォーマンスオールテレインモデル「ディフェンダー・オクタ」を本年7月3日に初公開すると予告

 

 ダイヤモンドの八面体形状(octahedron)から着想を得た車名を冠し、力強さ、耐久性、そしてタフさとラグジュアリーさを主張するオクタは、ディフェンダー・シリーズのフラッグシップモデルとして企画。パワートレインにはマイルドハイブリッドシステムを組み込んだV8ツインターボガソリンエンジンを搭載し、「史上最もパワフルなディフェンダー」と謳う。また、足回りにはオンロードでもオフロードでも比類ない走破能力、快適性、操縦安定性を実現した、ディフェンダー初採用の6Dダイナミクスエアサスペンションをセット。油圧連動型の6Dダイナミクステクノロジーは革新的なピッチ&ロールコントロールシステムを組み込み、オンロードでの加速およびブレーキングとコーナリング時には車体を水平に近い姿勢で保ち、一方でオフロード走行時には4輪それぞれのホイールトラベルとアーディキュレーションを最大化して優れたトラクション性能を発揮する。さらに、シューズには新造形のアロイホイールと専用開発のタイヤを装着。そして、制動機構には専用セッティングのブレンボ製ブレーキシステムを配備した。

▲パワートレインにはマイルドハイブリッドシステムを採用したV8ツインターボガソリンエンジンを搭載。足回りにはディフェンダー初採用の6Dダイナミクスエアサスペンションを組み込む

▲パワートレインにはマイルドハイブリッドシステムを採用したV8ツインターボガソリンエンジンを搭載。足回りにはディフェンダー初採用の6Dダイナミクスエアサスペンションを組み込む

 

 内外装の演出については、随所に専用デザインのパーツを配するとともに、ダイヤモンドからインスピレーションを受けた新しいシグネチャーグラフィックを導入したことがトピック。各シグネチャーグラフィックのパネルには、機械加工とサンドブラスト仕上げを行ったチタニウムディスクに、グロスブラックのダイヤモンドを刻印する。チタニウム材を採用したのは、自然の状態での強度と耐食性に優れているからだという。また、DEFENDERロゴやシート座面の一部などには、岩石の中に入った状態のダイヤモンドのような表面処理を施し、他グレードとの差異化を図っている。

▲過去3年間にエンジニアが訪れたさまざまな場所や過酷な地形での走行テスト画像も披露。あらゆる過酷な走行テストを行って、そのすべてをクリアしたという

▲過去3年間にエンジニアが訪れたさまざまな場所や地形での走行テスト画像も披露。あらゆる過酷なテストを行って、そのすべてをクリアしたという

 今回公開された走行テスト画像では、過去3年間にエンジニアが訪れたさまざまな場所や過酷な地形が登場。実際はドイツのニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)でのハイパフォーマンスハンドリングと耐久性テスト、フランスのラドゥーのウェットなアスファルト、スウェーデンの氷上、フランスのラストゥールでの過酷なラリーレイドステージ、ドバイの砂漠、米国ユタ州モアブの岩場でのテストを含め、1万3960回以上の追加テストを実施したという。また、英国イースナーにあるJLRの伝説的なテスト施設でも、あらゆる過酷な走行テストを行って、そのすべてをクリアした。

▲JLRはディフェンダー・オクタのワールドプレミアに先駆けて、英国、ドイツ、イタリア、米国、ドバイ、日本という主要マーケットで将来のユーザーを対象とした招待制の特別プレビューイベント「DEFENDER ELEMENTS」を開催する予定

▲JLRはディフェンダー・オクタのワールドプレミアに先駆けて、英国、ドイツ、イタリア、米国、ドバイ、日本という主要マーケットで将来のユーザーを対象とした招待制の特別プレビューイベント「DEFENDER ELEMENTS」を開催する予定

 なお、JLRはディフェンダー・オクタのワールドプレミアに先駆けて、英国、ドイツ、イタリア、米国、ドバイ、日本という主要マーケットで将来のユーザーを対象とした招待制の特別プレビューイベント「DEFENDER ELEMENTS」を開催すると発表。日本では、そのイベントを2024年6月下旬に催す予定である。また、ジャガー・ランドローバー・ジャパンはディフェンダー・オクタを初年度に220台限定で日本に導入するとアナウンス。その予約受注は全国のジャガー・ランド ローバー・ジャパン正規販売ディーラーネットワークにてすでに開始している。

 ディフェンダー担当のマネージングディレクターであるマーク・キャメロン氏は、「ディフェンダー・オクタはラグジュアリーさを極めた壮大なアドベンチャーの代名詞となるでしょう。そのアドベンチャーは、『DEFENDER ELEMENTS』のイベントから始まります。それぞれの会場やエクスペリエンスは、アイコニックなディフェンダーのDNAを本格的かつ独創的な方法で反映しており、私たちはフェンダー・オクタの旅をともにする最初のユーザーを迎えることをとても心待ちにしております」とコメントしている。

 

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