ヒョンデIONIQ 5の特別限定モデル「IONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition」が日本上陸

ヒョンデがBEVモデルのIONIQ 5をアップデート。合わせてデジタルサイドミラーを標準装備した100台限定モデルの「IONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition」を設定

 韓国のヒョンデ モーター カンパニーの日本法人であるヒョンデ モビリティ ジャパンは2023年5月16日、電気自動車のIONIQ 5(アイオニック ファイブ)のアップデートモデルを発表し、合わせて100台限定モデルの「IONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition(アイオニック ファイブ ラウンジAWD リミテッドエディション)」の日本導入をアナウンスした。

▲ヒョンデIONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition ボディカラー・ルーシッドブルーパール 価格:619万5000円 全長4635×全幅1890×全高1645mm ホイールベース3000mm 乗車定員5名 交流電力消費率(WLTCモード)142.4Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)577km

▲ヒョンデIONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition ボディカラー・ルーシッドブルーパール 価格:619万5000円 全長4635×全幅1890×全高1645mm ホイールベース3000mm 乗車定員5名 交流電力消費率(WLTCモード)142.4Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)577km

 

車種展開および車両価格は以下の通り。

■IONIQ 5

IONIQ 5:479万円

IONIQ 5 Voyage:519万円

IONIQ 5 Voyage AWD:549万円

IONIQ 5 Lounge:559万円

IONIQ 5 Lounge AWD:599万円

■限定車IONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition

ボディカラー・ルーシッドブルーパール:619万5000円

ボディカラー・アトラスホワイトマット:629万円

▲IONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition は100台限定で販売

▲IONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition は100台限定で販売

 

 まずは限定車のIONIQ 5 Lounge AWD Limited Editionから紹介していこう。

“革新に革新を加えた”と謳うIONIQ 5 Lounge AWD Limited Editionは、パワートレインにEM07/EM17型モーター(225kW/605Nm)+リチウムイオン電池(総電力量72.6kWh)/AWD(4WD)を搭載する通常モデルのLounge AWDをベースに、進化したデジタルミラーテクノロジーを標準で採用したことが最大の特徴である。従来のドアミラーに代えて配備したデジタルサイドミラーは、熱線付高画質カメラによって側方・後方の死角を可能な限り排除。また、車両前面面積の減少により空力性能の改善も実現する。室内の左右Aピラー根本には、カメラでとらえた映像を映し出す有機ELディスプレイを配備。従来のドアミラーに比べて、雨天や夜間の視認性を向上させた。さらに、車線を変更する際、後側方の一定距離を案内する補助線を色で分類してモニターに表示する車線変更補助線表示や、後退時(リバースにシフトした場合)にモニターが自動でズームアウトして視野角を広げ、同時に補助線を表示して後方物との距離感をつかみやすくする後退時案内機能を内蔵している。

▲従来のドアミラーに代えて配備したデジタルサイドミラーは、熱線付高画質カメラによって側方・後方の死角を可能な限り排除。室内の左右Aピラー根本にはカメラでとらえた映像を映し出す有機ELディスプレイを配備する

▲従来のドアミラーに代えて配備したデジタルサイドミラーは、熱線付高画質カメラによって側方・後方の死角を可能な限り排除。室内の左右Aピラー根本にはカメラでとらえた映像を映し出す有機ELディスプレイを配備する

 

 エクステリアに関しては、南極や北極の清涼な風を連想させる専用ボディカラーのルーシッドブルーパールを設定したことがトピック。また、電気自動車のクリーンで純粋なイメージを増幅させる新色のアトラスホワイトマットも用意する。アトラスホワイトマットは、通常モデルでも選択可能とした。

▲南極や北極の清涼な風を連想させる専用ボディカラーのルーシッドブルーパールを採用

▲南極や北極の清涼な風を連想させる専用ボディカラーのルーシッドブルーパールを採用

▲電気自動車のクリーンで純粋なイメージを増幅させる新色のアトラスホワイトマットも選択可。車両価格は629万円に設定

▲電気自動車のクリーンで純粋なイメージを増幅させる新色のアトラスホワイトマットも選択可。車両価格は629万円に設定

 

 インテリアについては、豊かな森林の中でアクセントとして日の光が差し込んでいるような、自然に着想を得た専用カラーリングのダークティールを導入。前席リラクゼーションコンフォートシートや全座席シートメモリーシステム、スライドコンソール、BOSEプレミアムサウンドシステム、アンビエントライトなどとともに、乗員を優しく、かつ高い機能性をもって迎え入れる。

▲豊かな森林の中でアクセントとして日の光が差し込んでいるような、自然に着想を得た専用インテリアカラーのダークティールを採用

▲豊かな森林の中でアクセントとして日の光が差し込んでいるような、自然に着想を得た専用インテリアカラーのダークティールを採用

 

 通常モデルのアップデート内容に話を移そう。

 まず、寒冷時に急速充電施設を目的地に設定すると、あらかじめバッテリー温度を高める「バッテリープリコンディショニング」機能を追加。これにより急速充電施設での充電効率が改善し、バッテリーへの負荷を低減する。さらに、初期充電出力を一時的に高める「ブースト・チャージングプログラム」を新採用。従来よりも50A高い電力供給を8分間行うことで、急速充電における充電性能を引き上げた。

▲寒冷時に急速充電施設を目的地に設定すると、あらかじめバッテリー温度を高める「バッテリープリコンディショニング」機能を追加

▲寒冷時に急速充電施設を目的地に設定すると、あらかじめバッテリー温度を高める「バッテリープリコンディショニング」機能を追加

 

 車種展開の面では、標準グレードのVoyage(ボヤージュ)にAWDモデルをラインアップしたことが訴求点。高出力かつAWDの安定した走りを、よりリーズナブルな車両価格で選択できるようになった。

▲標準グレードのVoyageにAWDモデルを新設定する

▲標準グレードのVoyageにAWDモデルを新設定する

 

 なお、ヒョンデ モビリティ ジャパンは自社が販売する新車に付帯する新たなカーサポートプログラム「ヒョンデ アシュアランス プログラム」も発表。新車登録から2年目までの法定点検の基本料金に加えて3年目の車検基本料金と完成検査費用、継続登録費用をヒョンデ側が負担し、さらに3年目の車検の際にバッテリークーラントも無償交換する「ヘルスケア」と、新車登録から3年間、バンパーやドアミラー、フロントガラスにタイヤ2本までを破損時に無償で修理(1年に1件で最大10万円分まで保証)する「スタイルケア」を提供する。また、今後の日本導入モデルとして、電気自動車の小型SUVモデル「KONA(コナ)エレクトリック」と、高性能ブランド“N”初の量産BEV「IONIQ 5 N」を2023年下半期までに設定すると予告している。

 

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