【いま買える最新BEV特集】マツダ MX-30 EV MODEL

マツダが目指す人馬一体の走りをBEVでも実現

クーペルックのSUVとなるMX-30のボディを流用しながら、BEVのパッケージングを巧みにレイアウト。写真は一部改良前のモデル。

マツダ初の量産電気自動車「MX-30 EV MODEL」が登場したのは2021年1月。コンパクトクロスオーバーSUVのMX-30をベースに、EV専用に基本骨格、ボディを強化したマツダの新世代車両構造技術「スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー」と、電動化技術「eスカイアクティブ」を投入。マツダが掲げる「人馬一体の走る歓び」をBEVでも追求しながら、快適で心地良い空間づくりを目指した。日常生活での実用的な使用環境に見合った走行距離を考慮して、リチウムイオンバッテリーの総電力量は35.5kWhで、航続距離は256kmを実現している。

観音開きタイプのフリースタイルドアは他車にはない感覚で、後席へのアクセスもスムーズ。写真は一部改良前のモデル。

2022年10月には一部改良を実施。バッテリーから電気製品に電力を供給することができるAC1500W/AC150W電源を設定したほか、駆動用バッテリーに蓄えられた電力を建物へ給電できるV2H(Vehicle to Home)機能を全機種標準装備するなど、BEVとしての利便性を高めている。モーターは最高出力107kW(145ps)、最大トルク270Nmと、このクラスでは必要十分なスペックを確保。Gの変化をシームレスにつなげることで、これまでになく滑らかな車両挙動を実現し、すべての乗員へ安心感のある乗り心地を実現している。

インテリアも基本的にはMX-30を踏襲。2022年10月の一部改良では、従来、シフトノブ右側にあったボタンをシフトノブの裏側に配置するタイプに変更された。写真は一部改良前のモデル。

コネクテッドサービスにも抜かりはない。スマホ専用アプリ「MyMazda」が連携し、バッテリーの状態確認や充電し忘れ通知、出発前のエアコン操作など、BEVだからこその機能を充実させている。また、「EVサウンド」と呼ばれる走行中の音づくりにも着目。BEVならではの必要な音をつくり出すアプローチにより、人間にとって心地よいと感じる独自サウンドを開発して、クルマとの一体感をより高めている。

マツダ MX-30 EV MODEL 主要諸元

グレード=EV Highest Set(2WD)
価格=501万6000円
全長×全幅×全高=4395×1795×1565mm
ホイールベース=2655mm
トレッド=フロント:1565mm/リア:1565mm
最低地上高=130mm
車重=1650kg
モーター型式=MH(交流同期電動機)
モーター定格出力=80.9kW
モーター最高出力=107kW(145ps)
モーター最大トルク=270Nm(27.5kgm)
一充電走行距離(WLTCモード)=256km 
交流電力量消費率(WLTCモード)=145Whkm
駆動用バッテリー=リチウムイオン電池
駆動用バッテリー総電力量=35.5kWh
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=フロント:215/55R18+アルミ
駆動方式=2WD
乗車定員=5名
最小回転半径=5.3m

※諸元は一部改良後のもの

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