シトロエン・ベルランゴの3列シート7名乗りロングボディバージョンが日本上陸

2023年1月24日新車ニュース大貫直次郎

シトロエンの人気MPVのベルランゴに3列シートを配したロングボディ仕様の「ベルランゴロング」が登場。ボディ長は既存のベルランゴ比で365mm、ホイールベースは190mm延長。車両価格は443万3000円～455万4000円に設定

　Stellantisジャパンは2023年1月18日、シトロエンのベストセラーMPVのベルランゴに3列シート7名乗りのロングボディバージョン「ベルランゴロング（BERLINGO LONG）」をラインアップし、同日より発売した。

▲シトロエン・ベルランゴロングSHINE XTR PACK　価格：8SAT455万4000円　全長4770×全幅1850×全高1870mm　ホイールベース2975mm　車重1680kg　乗車定員7名　WLTCモード燃費18.1km/リットル　写真のボディカラー／カラーパックはブランイシ／オレンジ

車種展開および車両価格は以下の通り。

SHINE：443万3000円

SHINE XTR PACK：455万4000円

▲シトロエン・ベルランゴロングSHINE　価格：8SAT443万3000円　全長4770×全幅1850×全高1870mm　ホイールベース2975mm　車重1660kg　乗車定員7名　WLTCモード燃費18.1km/リットル　写真のボディカラー／カラーパックはディープブルー／ホワイト

　新設定のベルランゴロングは、既存のベルランゴ比でボディ長を365mm、ホイールベースを190mm、ボディ高を20mm拡大した全長4770×全幅1850×全高1870mm／ホイールベース2975mmに設定したうえで、2／3／2名乗車の3列式シートを配備。また、2座独立の3列目は大人が乗車してもゆったりと過ごせるレッグスペースとヘッドクリアランスを確保するとともに、前後130mmのスライド機構とフォールディング機構を採用して、利便性を大きく高める。ハイエンドな家具からインスピレーションを得た各シートは、やわらかく手触りの良いファブリック素材を配し、合わせてクッション材をふんだんに使用して、長時間ドライブの疲労を軽減した。さらに、3座独立の2列目はワンタッチでシートバックを前方に倒すことができ、3列目への良好なアクセスを実現する。3列目シートは着脱も可能で、取り外した際は850リットル、2列目シートを折りたためば最大2693リットルの大ラゲッジ容量を確保。また、最大積載長は既存のベルランゴより360mm長い約3060mmを成し遂げた。なお、最小回転半径に関しては既存のベルランゴ比で＋0.2mの5.8mにとどめている。

▲ベルランゴロングは既存のベルランゴ比でボディ長を365mm、ホイールベースを190mm拡大する

▲2／3／2名乗車の3列式シートを配備。2座独立の3列目は大人が乗車してもゆったりと過ごせるレッグスペースとヘッドクリアランスを確保するとともに、前後130mmのスライド機構とフォールディング機構を採用する

▲3列目シートは着脱も可能で、取り外した際は850リットル、2列目シートを折りたためば最大2693リットルの大ラゲッジ容量を確保する

　エクステリアについては、既存のベルランゴの独創的かつユニークなスタイルをそのままに、より落ち着きのあるヨーロピアンMPVデザインを創出。上ヒンジ式のリアゲートには、ガラスだけをコンパクトに開けてラゲッジにアクセスできるリアオープニングガラスハッチを組み込む。また、リアゲート上部にはスポイラー（ブラック）を配備した。

　装備面では、上級グレードのSHINE XTR PACKに17インチアロイホイール＋205/55R17タイヤや前後バンパーのアンダーガード風デコレーション、オレンジマットのカラーパック、フロントドアバッジ、専用のシート表皮、専用色のダッシュボードおよびドアトリムなどを採用。一方でSHINEには、16インチアロイホイール＋205/60 R16タイヤやホワイトのカラーバック、グレーのダッシュボードなどを配備する。また、2グレードともに縦列および並列駐車の出入りの際にステアリング操作を自動で行うパークアシストを組み込んだ。ボディカラーはSHINE XTR PACKにブランイシ、グリアルタンス、グリプラチナムの3色を、SHINEに前述の3色にディープブルーを加えた4色を設定している。

▲SHINE XTR PACKは17インチアロイホイール＋205/55R17タイヤや前後バンパーのアンダーガード風デコレーション、オレンジマットのカラーパックなどを採用

▲SHINEは16インチアロイホイール＋205/60 R16タイヤやホワイトのカラーバックなどを標準装備

▲8インチタッチスクリーン（Apple CarPlay／AndroidAuto対応）や左右独立調整式オートエアコン、革巻ステアリングホイール（ステアリングスイッチ付）、パドルシフトなどを標準装備。日本導入モデルのハンドル位置は右

　パワートレインは既存のベルランゴと基本的に共通で、“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン（最高出力130ps/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpm）＋EAT8（電子制御8速オートマチックトランスミッション）を搭載。前マクファーソンストラット式／後トーションビーム式の足回りは、ホイールベースの延長などに伴って専用セッティングを施している。