WRCドライバーズチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジエ選手とカッレ・ロバンペラ選手が監修した特別なGRヤリスが初公開

世界ラリー選手権において2021年にドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・オジエ選手と、2022年にドライバーズタイトルを獲得したカッレ・ロバンペラ選手の栄光を記念するGRヤリスの特別仕様車「RZ“High-performance・Sébastien Ogier Edition Concept”」と「RZ“High-performance・Kalle Rovanperä Edition Concept”」が初披露

 TOYOTA GAZOO Racingは2023年1月13日、東京オートサロン2023でセバスチャン・オジエ選手とカッレ・ロバンペラ選手が監修したGRヤリスの特別仕様車「RZ“High-performance・Sébastien Ogier Edition Concept”(RZ“ハイパフォーマンス・セバスチャン・オジエ・エディション・コンセプト”)」と「RZ“High-performance・Kalle Rovanperä Edition Concept”(RZ“ハイパフォーマンス・カッレ・ロバンペラ・エディション・コンセプト”)」を初公開した。

▲セバスチャン・オジエ選手とカッレ・ロバンペラ選手が監修したGRヤリスの特別仕様車「RZ“High-performance・Sébastien Ogier Edition Concept”」(写真・左)と「RZ“High-performance・Kalle Rovanperä Edition Concept”」(同・右)を東京オートサロン2023で初公開

▲セバスチャン・オジエ選手とカッレ・ロバンペラ選手が監修したGRヤリスの特別仕様車「RZ“High-performance・Sébastien Ogier Edition Concept”」(写真・左)と「RZ“High-performance・Kalle Rovanperä Edition Concept”」(同・右)を東京オートサロン2023で初公開

 

 今回発表した2台のGRヤリスの特別仕様車は、昨年のラリージャパンでモリゾウこと豊田章男社長が「つくろう!」と宣言したモデルで、2021年にWRCでドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・オジエ選手と、2022年にWRCでドライバーズタイトルを獲得したカッレ・ロバンペラ選手の栄光を記念して製作。既存のGRヤリスRZ“High-performance”をベースに、2人の好みやこだわりを随所に織り込みながら、TGRのスタッフと一緒に造り込んでいった。

▲2台のGRヤリスの特別仕様車は2021年にWRCのドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・オジエ選手と、2022年にWRCのドライバーズタイトルを獲得したカッレ・ロバンペラ選手の栄光を記念して製作される

▲2台のGRヤリスの特別仕様車は2021年にWRCのドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・オジエ選手と、2022年にWRCのドライバーズタイトルを獲得したカッレ・ロバンペラ選手の栄光を記念して製作される

 

 2モデルの概要を紹介しよう。

 まずオジエ選手プロデュースのRZ“High-performance・Sébastien Ogier Edition Concept”は、外装にグレーメタリック調の専用外板色を採用。そして、大型リアウィングや専用WRCチャンピオンデカールなどを特別装備する。足もとはアルミホイールに専用加飾を施すとともに、ブルーの前後カラードブレーキキャリパー(GRロゴ付き)を装着した。一方、内装ではステアリングホイールにブルー/ホワイト/レッドの専用色ステッチを配したほか、フロントコンソールに専用WRCプレートを装備。パフォーマンス面では、G16E-GTS型1618cc直列3気筒DOHC12Vインタークーラー付ターボエンジンの最大トルクを370Nmから390Nmに引き上げ、さらにSébastien Ogier Edition専用制御を追加した4WDモードセレクトスイッチを採用した。

▲GRヤリスRZ“High-performance・Sébastien Ogier Edition Concept” 全長3995×全幅1805×全高1455mm 車重1280kg 搭載エンジンはG16E-GTSユニットで、最高出力はベース車と同数値の272ps/6500rpmだが、最大トルクは20Nm(2.1kg・m)アップの390Nm(39.8kg・m)/3200~4000rpmを実現する。組み合わせるトランスミッションはiMT(6速MT)

▲GRヤリスRZ“High-performance・Sébastien Ogier Edition Concept” 全長3995×全幅1805×全高1455mm 車重1280kg 搭載エンジンはG16E-GTSユニットで、最高出力はベース車と同数値の272ps/6500rpmだが、最大トルクは20Nm(2.1kg・m)アップの390Nm(39.8kg・m)/3200~4000rpmを実現する。組み合わせるトランスミッションはiMT(6速MT)

 

 次にロバンペラ選手プロデュースのRZ“High-performance・Kalle Rovanperä Edition Concept”は、外装にホワイト/レッド/グレーの専用外板色を採用。さらに、リアウィング+エアロパーツセットや専用WRCチャンピオンデカールなどを特別装備する。足もとはアルミホイールに専用加飾を施すとともに、レッドの前後カラードブレーキキャリパー(GRロゴ付き)を装着した。一方、内装ではステアリングホイール・シフトブーツ・サイドブレーキ・シートにブルー/シルバーの専用色ステッチを配したほか、フロントコンソールに専用WRCプレートを装備。パフォーマンス面では、G16E-GTSエンジンの最大トルクを370Nmから390Nmに引き上げ、さらにKalle Rovanperä Edition専用制御を追加した4WDモードセレクトスイッチを採用した。

▲GRヤリスRZ“High-performance・Kalle Rovanperä Edition Concept” 全長3995×全幅1805×全高1455mm 車重1280kg 専用制御を追加した4WDモードセレクトスイッチを採用する

▲GRヤリスRZ“High-performance・Kalle Rovanperä Edition Concept” 全長3995×全幅1805×全高1455mm 車重1280kg 専用制御を追加した4WDモードセレクトスイッチを採用する

 

 なお、TOYOTA GAZOO Racingは2モデルの発売を予告。発売時期や車両詳細などは、今後公表する予定である。また、これらのモデルを成約したユーザーは、WRCをともに戦うパートナーに就任。具体的には、WRCの競技車両にその証を掲載することや、オジエ選手とロバンペラ選手との懇談機会の提供を検討している。

 

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