アルピーヌがパフォーマンスを徹底追求したA110Rの日本導入を予告

モータースポーツで培ったノウハウを活かしてエアロダイナミクスを突き詰め、同時に車体をさらに軽量化したアルピーヌA110のラディカル(過激)バージョン「A110R」の日本発売が決定。予約受注は11月下旬に開始予定

 アルピーヌ・ジャポンは2022年10月4日、アルピーヌA110の高性能バージョンの「A110R」を日本に導入すると発表した。予約受注の開始は本年11月下旬を予定する。

▲アルピーヌA110R モータースポーツで培ったノウハウを活かしてエアロダイナミクスを突き詰め、同時に車体をさらに軽量化したうえで専用シャシーを採用した、A110の高性能バージョン

▲アルピーヌA110R モータースポーツで培ったノウハウを活かしてエアロダイナミクスを突き詰め、同時に車体をさらに軽量化したうえで専用シャシーを採用した、A110の高性能バージョン

 

 アルピーヌA110Rは、F1を始めとするモータースポーツで培ったノウハウを活かしてエアロダイナミクスを突き詰め、同時に車体をさらに軽量化したうえで専用シャシーを採用した、A110シリーズのなかで最もラディカル(過激)なモデルとして開発される。

▲ボディカラーはアルピーヌF1チームの今期マシンと同系色のレーシング マットブルーを纏う

▲ボディカラーはアルピーヌF1チームの今期マシンと同系色のレーシング マットブルーを纏う

 

 軽量化に関しては、カーボンボンネットやカーボンエンジンカバー、フルカーボンホイール、専用カーボンシートなど、軽さと強度に優れたカーボンファイバー材を使うことで、さらなる軽量化を達成。車重は本国仕様のA110S比で34kg軽い1082kgを実現した。

▲さらなる軽量化を狙ってカーボンボンネットやカーボンエンジンカバー、フルカーボンホイールを装備

▲さらなる軽量化を狙ってカーボンボンネットやカーボンエンジンカバー、フルカーボンホイールを装備

 

 エアロダイナミクスに関しては、新形状のディフューザーやスワンネックタイプのリアスポイラーマウント、サイドスカート、エアインテーク付フロントボンネットなどを配し、整流効果のアップとダウンフォースと増加を達成。一方、シャシー面ではA110Sよりも車高を低めてロール剛性を高めるとともに、車高調整機能と減衰力調整機能付ダンパーを組み込んだ。パワーユニットはA110Sと同様、最高出力300hpを発生する1.8lターボエンジンをミッドシップ搭載。0→100km/h加速は3.9秒でこなすという。

▲新形状のディフューザーやスワンネックタイプのリアスポイラーマウント、サイドスカート、エアインテーク付フロントボンネットなどを採用してエアロダイナミクス性能を高める

▲新形状のディフューザーやスワンネックタイプのリアスポイラーマウント、サイドスカート、エアインテーク付フロントボンネットなどを採用してエアロダイナミクス性能を高める

▲リアにブラックの“ALPINE”“A110R”ロゴを装着

▲リアにブラックの“ALPINE”“A110R”ロゴを装着

 

 今回発表されたA110Rのボディカラーは、アルピーヌF1チームの今期マシンのA522と同系色のレーシング マットブルーで彩る。また、インテリアは快適パーツを省いて軽量化を果たすとともに、アルカンターラなどの素材を使ってレーシーなコクピットを演出した。

▲インテリアは快適パーツを省いて軽量化を果たすとともに、アルカンターラなどの素材を使ってレーシーなコクピットを創出

▲インテリアは快適パーツを省いて軽量化を果たすとともに、アルカンターラなどの素材を使ってレーシーなコクピットを創出

▲カーボン骨格のフルバケットシートを装着

▲カーボン骨格のフルバケットシートを装着

▲A110Rのロゴを配したドアシルプレートを設定

▲A110Rのロゴを配したドアシルプレートを設定

▲クルマの素性を示す専用プレートを配備

▲クルマの素性を示す専用プレートを配備

 

 アルピーヌA110Rの車両価格やスペックなどについては、後日発表する予定。また、アルピーヌ・ジャポンはA110、A110GT、A110Sと同様、A110Rをカタログモデルとして販売するとアナウンスしている。

▲A110Rはカタログモデルとして日本に導入される予定

▲A110Rはカタログモデルとして日本に導入される予定

 

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