フォルクスワーゲンT-Rocがマイナーチェンジ。ハイパフォーマンスモデルの「R」を新設定

フォルクスワーゲンが人気クロスオーバーSUV「T-Roc」の一部改良を実施。内外装の仕様変更や先進安全運転支援システムの拡充とともに、ハイパフォーマンスモデルの「R」を新規に導入

 フォルクワーゲン ジャパンは2022年7月25日、クロスオーバーSUVの「T-Roc(ティーロック)」をマイナーチェンジし、同日より発売した。

▲フォルクスワーゲンT-Roc R 価格:7DCT626万6000円 全長4245×全幅1825×全高1570mm ホイールベース2590mm 車重1540kg 乗車定員5名 写真のボディカラーはラピスブルーメタリック/ブラックルーフ

▲フォルクスワーゲンT-Roc R 価格:7DCT626万6000円 全長4245×全幅1825×全高1570mm ホイールベース2590mm 車重1540kg 乗車定員5名 写真のボディカラーはラピスブルーメタリック/ブラックルーフ

 

車種展開は以下の通り。

TSI Active:394万3000円

TSI Style:417万9000円

TDI Style:439万3000円

TDI R-Line:460万9000円

R:626万6000円

▲フォルクスワーゲンT-Roc TDI R-Line 価格:7DCT460万9000円 全長4245×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2590mm 車重1430kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.6km/リットル 写真のボディカラーはピュアホワイト/ブラックルーフ

▲フォルクスワーゲンT-Roc TDI R-Line 価格:7DCT460万9000円 全長4245×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2590mm 車重1430kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.6km/リットル 写真のボディカラーはピュアホワイト/ブラックルーフ

▲フォルクスワーゲンT-Roc TDI Style 価格:7DCT439万3000円 全長4250×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2590mm 車重1430kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.6km/リットル 写真のボディカラーはラヴェンナブルーメタリック/ホワイトルーフ

▲フォルクスワーゲンT-Roc TDI Style 価格:7DCT439万3000円 全長4250×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2590mm 車重1430kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.6km/リットル 写真のボディカラーはラヴェンナブルーメタリック/ホワイトルーフ

 

 今回の改良は、内外装の仕様変更や先進安全運転支援システムの拡充とともに、ハイパフォーマンスモデルの「R」を新規に設定したことが特徴である。

▲フォルクスワーゲンT-Roc TSI Active 価格:7DCT394万3000円 全長4250×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2590mm 車重1320kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.5km/リットル 写真のボディカラーはキングズレッドメタリック

▲フォルクスワーゲンT-Roc TSI Active 価格:7DCT394万3000円 全長4250×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2590mm 車重1320kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.5km/リットル 写真のボディカラーはキングズレッドメタリック

 

 まず外装では、前後バンパーの意匠変更により表情豊かなフロントデザインと力強いリアデザインを実現。また、ライトまわりのデザインを刷新し、フロントグリルにはエンブレムを挟んで左右に一本LEDストリップを配したほか、フロントエプロンには新デザインの六角形のデイタイムランニングライトを組み込んだ。

▲ヘッドライトまわりのデザインを刷新。フロントグリルにはエンブレムを挟んで左右に一本LEDストリップを配したほか、フロントエプロンには新デザインの六角形のデイタイムランニングライトを組み込む

▲ヘッドライトまわりのデザインを刷新。フロントグリルにはエンブレムを挟んで左右に一本LEDストリップを配したほか、フロントエプロンには新デザインの六角形のデイタイムランニングライトを組み込む

 

 ボディカラーは新色のペトローリアムブルーメタリックのほかに、アスコットグレーやパイライトシルバーメタリック、キングズレッドメタリック、R専用色のラピスブルーメタリックを含む全9色を設定。ボディカラーによってブラックまたはホワイトのルーフカラーを選択することも可能で、これを含めるとトータルで14タイプのカラーをラインアップしている。

▲ボディカラーに新色のペトローリアムブルーメタリックを設定。ブラックルーフとの組み合わせも選択可

▲ボディカラーに新色のペトローリアムブルーメタリックを設定。ブラックルーフとの組み合わせも選択可

▲R専用色としてラピスブルーメタリックをラインアップ

▲R専用色としてラピスブルーメタリックをラインアップ

 

 内装に関しては、ダッシュボードおよびドアトリムにステッチを施したソフト素材やレザレットを新たに採用して、質感を大幅に向上。また、インフォテイメントシステム用のディスプレイはタブレットのように配置したうえで、全グレードに標準装備(Rは“Discover Pro”、それ以外のグレードは“Ready 2 Discover”が標準)する。さらに、デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”やタッチコントロール式のエアコン操作パネル、新デザインのステアリングホイールなどを組み込んで、モダンかつ先進的なインテリア空間を創出した。

▲ダッシュボードおよびドアトリムにステッチを施したソフト素材やレザレットを新たに採用して質感を向上

▲ダッシュボードおよびドアトリムにステッチを施したソフト素材やレザレットを新たに採用して質感を向上

▲インフォテイメントシステム用のディスプレイはタブレットのように配置。Rは“Discover Pro”、それ以外のグレードは“Ready 2 Discover”を標準で装備する

▲インフォテイメントシステム用のディスプレイはタブレットのように配置。Rは“Discover Pro”、それ以外のグレードは“Ready 2 Discover”を標準で装備する

▲デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”を全グレードに採用

▲デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”を全グレードに採用

▲R-Lineにはフリントグレーのファブリック&マイクロフリース表皮シートを採用

▲R-Lineにはフリントグレーのファブリック&マイクロフリース表皮シートを採用

▲Styleにはチタンブラック/アンスラサイトのマイクロフリース表皮シートを装着

▲Styleにはチタンブラック/アンスラサイトのマイクロフリース表皮シートを装着

▲Activeにはチタンブラック/セラミックのファブリック表皮シートを装備

▲Activeにはチタンブラック/セラミックのファブリック表皮シートを装備

 

 最新の先進安全運転支援システムを標準で採用したこともトピックで、同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”やアダプティブクルーズコントロール“ACC”(全車速追従機能付)、緊急時停車支援システム“Emergency Assist”、レーンキープアシストシステム“Lane Assist”、レーンチェンジアシストシステム“Side Assist Plus”、駐車支援システム“Park Assist”、ドライバー疲労検知システム“Fatigue Detection System”、プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)などを装備。また、ベーシックモデルのActiveを除いてスタティックコーナリングライトやダイナミックライトアシスト、リアビューカメラ“Rear Assist”、LED マトリックスヘッドライト“IQ. LIGHT”も組み込んだ。

▲同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”を全グレードに標準で組み込む

▲同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”を全グレードに標準で組み込む

 

 パワートレインは基本的に従来と共通で、最新バージョンの“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴インタークーラー付ターボディーゼルエンジン(最高出力150ps/3500~4000rpm、最大トルク340Nm/1750~3000rpm)+7速DSGと、“1.5TSI Evo” 1497cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボガソリンエンジン(最高出力150ps/5000~6000rpm、最大トルク250Nm/1500~3500rpm)+7速DSGを設定している。

▲“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴インタークーラー付ターボディーゼルエンジンは最高出力150ps/3500~4000rpm、最大トルク340Nm/1750~3000rpmを発生

▲“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴インタークーラー付ターボディーゼルエンジンは最高出力150ps/3500~4000rpm、最大トルク340Nm/1750~3000rpmを発生

▲“1.5TSI Evo”1497cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボガソリンエンジンは最高出力150ps/5000~6000rpm、最大トルク250Nm/1500~3500rpmを発生

▲“1.5TSI Evo”1497cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボガソリンエンジンは最高出力150ps/5000~6000rpm、最大トルク250Nm/1500~3500rpmを発生

 

 新規にラインアップした「R」に話を移そう。

 外装では、専用デザインのエクステリアや専用8J×19アルミホイール+235/40R19タイヤ、ブルー塗装大型ブレーキキャリパーなどを採用。一方で内装には、専用レザーマルチファンクションステアリングホイールやステアリングヒーター、専用ナパレザー表皮シートおよびトップスポーツシート(運転席/助手席)などを装備する。

▲T-Roc Rは駆動機構に4MOTION(フルタイム 4 輪駆動)を採用。さらに専用スポーツサスペンションを組み込んでハンドリングとトラクション性能を高める

▲T-Roc Rは駆動機構に4MOTION(フルタイム 4 輪駆動)を採用。さらに専用スポーツサスペンションを組み込んでハンドリングとトラクション性能を高める

▲専用デザインのリアバンパーを装着。マフラーエンドは4本出し

▲専用デザインのリアバンパーを装着。マフラーエンドは4本出し

▲専用8J×19アルミホイール+235/40R19タイヤとブルー塗装大型ブレーキキャリパーを装備

▲専用8J×19アルミホイール+235/40R19タイヤとブルー塗装大型ブレーキキャリパーを装備

▲Rボタン付きの専用レザーマルチファンクションステアリングホイールを装着

▲Rボタン付きの専用レザーマルチファンクションステアリングホイールを装着

▲専用ナパレザー表皮シートおよびトップスポーツシート(運転席/助手席)を装備

▲専用ナパレザー表皮シートおよびトップスポーツシート(運転席/助手席)を装備

 

 肝心のパワーユニットには、“2.0TSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボガソリンエンジンを搭載。最高出力は300ps/5300~6500rpm、最大トルクは400Nm/2000~5200rpmを発生する。トランスミッションには専用セッティングの7速DSGを組み合わせ、駆動機構には4MOTION(フルタイム 4 輪駆動)を採用。また、オンロードモード(コンフォート、スポーツ、レース、カスタム)/スノーモード/オフロードモード/オフロードカスタムモードが選択できる4MOTIONアクティブコントロールを組み込む。さらに、シャシーにはR専用スポーツサスペンションおよび4リンク式リアサスペンション(スタビライザー付)を、制動機構には前後ベンチレーテッドディスクブレーキを装備した。

▲“2.0TSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボガソリンエンジンを搭載。最高出力は300ps/5300~6500rpm、最大トルクは400Nm/2000~5200rpmを発生

▲“2.0TSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボガソリンエンジンを搭載。最高出力は300ps/5300~6500rpm、最大トルクは400Nm/2000~5200rpmを発生

▲トランスミッションには専用セッティングの7速DSGを採用

▲トランスミッションには専用セッティングの7速DSGを採用

▲オンロードモード(コンフォート、スポーツ、レース、カスタム)/スノーモード/オフロードモード/オフロードカスタムモードが選択できる4MOTIONアクティブコントロールを設定

▲オンロードモード(コンフォート、スポーツ、レース、カスタム)/スノーモード/オフロードモード/オフロードカスタムモードが選択できる4MOTIONアクティブコントロールを設定

 

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