メルセデス・ベンツのフラッグシップセダン「Sクラス」に「S 500 4MATIC」および「S 500 4MATIC long」を追加設定。パワートレインには部分負荷領域におけるトルク増加によりダイナミックに応答し、より安心感のあるドライビング体験を提供する“M 256 Evo”3リットル直6ガソリンエンジンに、ISGおよび48V電気システムを組み合わせて搭載
メルセデス・ベンツ日本は2026年9月15日、本年6月に商品改良したフラッグシップモデルのSクラスに「S 500 4MATIC」と「S 500 4MATIC long」を追加設定し、同日より発売した。

▲メルセデス・ベンツS 500 4MATIC 価格:1708万円 全長5195×全幅1920×全高1505mm ホイールベース3105mm 車重2140kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.6km/リットル 写真のボディカラーはハイテックシルバー
車両価格は以下の通り。
S 500 4MATIC:1708万円
S 500 4MATIC long:2136万円

▲メルセデス・ベンツS 500 4MATIC long 価格:2136万円 全長5305×全幅1920×全高1505mm ホイールベース3215mm 車重2220kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.5km/リットル 写真のボディカラーはオブシディアンブラック
既存のS 450 d 4MATICとS 580 4MATIC longの中間に位置する新設定のS 500 4MATICおよびS 500 4MATIC longは、パワートレインに高出力化された電動アシストコンプレッサー、吸排気ポートを最適化したシリンダーヘッド、改良されたインテークカムシャフトを組み込む“M 256 Evo”2996cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力449ps/5500~6100rpm、最大トルク600Nm/2200~5000rpm)+ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター、モーター出力17kW/205Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー(容量約1kWh)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を搭載。燃焼プロセスおよび排気後処理の最適化も図り、さらに追加の遮音対策も実施して、NVH(騒音・振動・ハーシュネス)特性を改善する。駆動機構には前後の連続可変トルク配分を行う4WDシステムの4MATICを採用した。WLTCモード燃費はS 500 4MATICが11.6km/リットル、S 500 4MATIC longが11.5km/リットルを実現している。

▲パワートレインは“M 256 Evo”2996cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(449ps/600Nm)+ISG(モーター出力17kW/205Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー(容量約1kWh)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)で構成
シャシー面では、連続可変ダンパーとエアサスペンションを電子制御することで快適性と俊敏性を高いレベルで両立したAIRMATICサスペンションを採用。S 500 4MATIC longにはオプションでE-ACTIVE BODY CONTROLも用意する。また、操舵機構にはリアアクスルステアリングを標準で装備。約60km/h以下での走行時は前輪と逆方向に後輪が切れ、駐車時やUターンの際の取り回しやすさや思いのままの俊敏なコーナリングを実現し、一方で約60km/h以上での走行時は前輪と同じ方向に後輪が切れ、安定性の高い高速コーナリングやレーンチェンジを実現した。
エクステリアについては、“Sensual Purity(官能的純粋)”を追求したデザインで仕立てる。フロント部は従来比で約20%拡大した大型のラジエターグリルを採用。同時にクローム仕上げのルーバーは従来の3本から4本へと変更し、クローム仕上げのスターパターンと相まってより格調高いマスクを創出する。また、イルミネーテッドラジエーターグリルを配備し、スターデザインをあしらったDIGITALヘッドライトとともにその存在感をいっそう際立たせた。一方でリアビューは、クロームフレームで縁取った片側3つのスターデザインが印象的なコンビネーションランプを新採用し、モデルおよびブランドのアイデンティティを強調。また、トランクリッドに配する2分割のトリムストリップはクローム仕上げに刷新し、後ろ姿に絶妙なアクセント加えた。そしてサイドセクションでは、“Mercedes-Benz”のレタリングが浮き出るブランドロゴ プロジェクターライトを配備。夜間乗降時に足もとを照らすとともに、乗員の目を楽しませる効果を生み出す。シューズは19インチアルミホイール(31R)を標準で採用し、オプションとして20インチAMGアルミホイール(RTM)を設定した。
内包するインテリアは、新世代のインストルメントパネル、ドアトリム、センターコンソールによって、デジタルとアナログのラグジュアリーを最高水準で融合させたことが訴求点だ。標準装備のMBUX スーパースクリーン(メディアディスプレイ:14.4インチ、助手席用ディスプレイ:12.3インチ)は、スリムにデザインされたディスプレイユニットがトリムの上に浮かんでいるかのような効果を生成し、コクピットにゆとりある広がりを創出。新造形のステアリングには一部に物理ボタンを採用することで、操作性を向上させた。また、デジタルベントコントロールと先進的なエナジャイジングエアコントロールを採用して室内空気環境を改善。エレガントな照明を備えたエアベントは選択された換気モードに合わせて自動的に調整され、合わせて新しい電動フィルターは食卓塩の粒子より最大1200倍も微細な粒子さえもイオン化して除去し、約90秒ごとに車内の空気が浄化されてすべての乗員にとって常に清潔な環境を保持する。さらに、センターコンソールはトリム面積を拡大することで存在感を強調するとともに利便性をアップ。ウォールナット材にV字溝を施したオープンポアアンバーブラウンフィッシュボーンパターンウッドも標準で装備した。
内装色にはブラック、マキアートベージュ/マグマグレーに加えて、ラグジュアリーファッションの世界から着想を得たビーチブラウン/ブラックを採用。また、前席にはシートヒーターと連動するヒーテッドシートベルトを導入して快適性を高める。シート表皮はS 500 4MATICが本革、S 500 4MATIC longが本革のナッパレザーを標準で採用した。
機能面においては、メルセデス・ベンツが自社開発したオペレーションシステム「MB.OS」の最新バージョンを搭載。MB.OSはインフォテイメントから運転支援、さらにはドライビングパフォーマンスに至るまで、車両のさまざまな機能を統合し、より高速な処理性能と、よりシームレスで統合されたユーザー体験を実現する。また、メルセデス・ベンツ・インテリジェント・クラウドへの接続により、OTA(Over-The-Air)での無線アップデートを通じて、多数の車両機能に対するソフトウェアアップデートを継続的に提供する仕組みとした。さらに、第4世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)を採用。Google Mapsをベースとしたナビゲーション体験を実現するMBUXナビゲーション、生成AIを活用したMBUXバーチャルアシスタント、車両および周辺環境の3Dビューと運転支援機能をシームレスに統合して運転席ディスプレイにてリアルタイムのルート案内を提供するMBUXサラウンドナビゲーションといった先進機構を組み込み、合わせて強化したMBUXゼロレイヤーにより関連性の高い情報や最近使用したアプリ、提案を分かり易く表示するようインターフェースを強化している。
