トヨタがセダンモデルのセンチュリーを一部改良。トヨタセーフティセンスの機能向上やマルチインフォメーションのバージョンアップを図って、ショーファーカーとしての訴求力をアップ
トヨタ自動車は2025年12月1日、ショーファーカーのセンチュリーのセダンモデルを一部改良し、同日より発売した。車両価格は2300万円に設定する。

▲トヨタ・センチュリー(セダン) 価格:2300万円 全長5335×全幅1930×全幅1505mm ホイールベース3090mm 車重2370kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.2km/リットル 写真のボディカラーは神威(かむい)エターナルブラック
今回の改良は、予防安全パッケージのトヨタセーフティセンスの機能向上やマルチインフォメーションのバージョンアップを図って、日本を代表するショーファーカーとしての魅力度をいっそう向上させたことが特徴である。
まずトヨタセーフティセンスでは、対応する事故形態をより拡大したことがトピック。プリクラッシュセーフティでは車両、歩行者、自転車運転者に自動二輪車(昼)を加えて検知範囲を拡張し、衝突回避または被害軽減を支援。事故割合が高い交差点での支援も拡大する。さらに、プロアクティブドライビングアシストを採用し、「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など運転の状況に応じたリスクの先読みを行うことで、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようにステアリング・ブレーキ操作をサポート。先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートし、頻繁な踏みかえ操作を軽減する機能も組み込んだ。
マルチインフォメーションについては、ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plusおよび8インチHDディスプレイを標準で装備する。トヨタスマートセンターと連携するセンター通信型コネクティッドナビの対応に加え、通信が途切れて万一保持する地図情報の外に出てしまった場合でも、続けてナビ機能が利用できる車載ナビ機能を搭載。合わせて、8インチ高精細HDディスプレイが鮮明な地図描画と美しい映像を映し出す。
パワートレインに関しては基本的に従来を踏襲し、2UR-FSE型4968cc・V型8気筒DOHC・D-4Sエンジン(最高出力381ps/6200rpm、最大トルク52.0kg・m/4000rpm)+1KM型モーター(最高出力165kW、最大トルク300Nm)+ニッケル水素電池(容量6.5Ah)+電気式無段変速機で構成するハイブリッドシステムを搭載している。

▲パワートレインには2UR-FSE型4968cc・V型8気筒DOHC・D-4Sエンジン(381ps/52.0kg・m)+1KM型モーター(165kW/300Nm)+ニッケル水素電池(容量6.5Ah)+電気式無段変速機で構成するハイブリッドシステムを搭載
