XCRスプリントカップ北海道シリーズは、クロカンとSUVがラリーで競う

クロカンとSUVがラリーで競うXCRスプリントカップ北海道シリーズの概要

 竹岡圭さんが出場したXCRスプリントカップ北海道は、クロスカントリー車(XC)とSUVを対象にした競技。JAF(日本自動車連盟)公認で、タイヤは複数のメーカーの銘柄が指定されている。

竹岡圭さん(左)とコドライバーの山田政樹さん

 XCの定義は、シャシーにラダーフレーム構造を持つ車両、およびモノコック構造でも同様のシャシー剛性を持つとシリーズ事務局が認めた車両。SUVは、メーカーラインオフ時の全高が160㎝を超える車両で、シリーズ事務局が認めたクルマになる。

 

 XCの一例はトヨタ・ランドクルーザー、日産サファリ、三菱パジェロ、スズキ・ジムニーなど。SUVの一例はトヨタRAV4、日産エクストレイル、三菱アウトランダー、本名CR-V、マツダCX-5、スバル・フォレスター、スズキ・ハスラーなどである。

 参加車両は3クラスに区分される。

・XC-1クラス/車両重量区分なしのXC車
・XC-2クラス/カタログの車両重量が2000㎏を超えるXC車。気筒容積が2000㏄を超えるSUV.
・XC-3クラス/カタログの車両重量が2000㎏以下のXC車。気筒容積が2000㏄以下のSUV

 2024年シーズンは全6戦で構成され、1月のEZO ENDLESS RALLYで開幕。2月に北海道ブリザードラリー、7月のARKラリー・カムイと続き、第4戦は9月6〜8日ののRALLY HOKKAIDO、第5戦は9月21〜22日のRALLY EAST-IBURI2024、そして最終第6戦が10月12~13日のとかち2024となっている。このうちARKラリー・カムイとRALLY HOKKAIDOは全日本ラリー選手権にも組み込まれており、GRヤリスやスバルWRXなどのJN-1〜5クラスに区分される車両とXC、SUVが同時に観戦できるイベントだ。

 

ロールケージの装着と消化器の搭載、4点式以上のシートベルトの装備が義務付けられているが、公道競技の関係上、競技用に変更できる点は限られている。

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