5月の全乗用車マーケット動向~トヨタ・ライズが3位に躍進!(25年5月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )

 5月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は17万7980台で、前年同月比+0.7%と5カ月連続の増加。セグメント別では、普通乗用車は11万6301台、同ー4.2%、5カ月ぶりの減少。小型乗用車は6万1679台、+11.7%、5カ月連続の増加。軽軽乗用車は同+8.1%、5カ月連続の増加。2025年に入ってから連続していた全乗用車セグメント(軽・小型・普通・輸入車)での前年実績超えは、普通乗用車の前年割れにより、5月で途切れることになった。

▲ホンダN-BOX JOYターボ 2トーン(FF) 車両価格は従来の212万7400円から219万1200円にアップ

総合ランク首位のホンダN-BOX。写真は好調の追加モデル JOYターボ (2トーン)

 

  6月の総合ランキング、首位ホンダN-BOX、2位スズキ・スペーシアの2トップは変わらないが、3位にトヨタ・ライズが前月5月から14ランク上昇で3位に躍進。トヨタ・ルーミーも同様13ランクアップの5位に大きく上昇、乗用車トップの常連シエンタ、ヤリスクロスを上回る結果に。ランキング上位で、昨年の出荷停止から復調したモデル以外では、ホンダ・フリード、トヨタ・ヴォクシー、ノア、日産ルークスが大きく前年を上回る結果となっている。4月発売開始となった話題のスズキ・ジムニーノマドの登録は先月の2524台から5月は1779台に推移。2025年7月からの月間生産台数を約3300台に増産との発表があり、今後の納期短縮化、受注再開ともに期待。また、軽乗用を含めたブランド別販売台数(下段表)では、日産、ホンダが15%以上の前年実績割れとなっている。

総合ランクで3位と好調、トヨタ・ライズ。手頃なサイズとコストパフォーマンスの高さもあって登録車で首位を獲得。ハイブリッドモデルの比率は55%を占める

▲スペーシア カスタムはメッキと艶のあるブラックを組み合わせた大型のフロントグリルやメッキタイプのフロントバンパーガーニッシュを装備して精悍なマスクを演出

5月、2位キープのスズキ・スペーシア。昨年の5月は総合ランク1位だった。今年も首位奪回のチャンスは訪れるか? 写真はフロントマスクが特徴のスペーシア・カスタム。アウトドア感満載のスペーシア・ギアも好評

トヨタ・ルーミーは出荷再開後好調を維持。シエンタ、フリードを抑え8034台をセールス

▲ホンダ・フリードe:HEV CROSSTAR 5名乗り(4WD) 価格:339万3500円 全長4310×全幅1720×全幅1780mm ホイールベース2740mm 車重1560kg WLTCモード燃費21.3km/リットル 写真のボディカラーはデザードベージュ・パール

前年同月比157%と好調、ホンダ・フリード。写真はギア感あふれるクロスオーバーモデル、CROSSTAR HEV、4WDも選択可能。

両者とも前年の1.2倍以上のセールスで好調。トヨタ・ノア/ヴォクシー

 

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