2022年第1四半期・米国におけるホンダ車販売は、あのSUVが奮闘

▲現在販売中のホンダHR-V   日本の1stヴェゼルのイメージをそのまま生かしている
▲現在販売中のホンダHR-V 日本の1stヴェゼルのイメージをそのまま生かしている

 2022年第1四半期、米国におけるホンダの販売台数は、グループ合計で26万6148台。前年の34万7091台比で23.2%のマイナスだった。

 ブランド別で見ると、ホンダは23万8182台で23.0%減、アキュラは2万8236台で25.5%減である。

■2022年第1四半期 米国におけるホンダ・グループの販売台数
ブランド名=2022年/2021年(増減)
(メーカー発表のデータをもとに作成)

ホンダ・グループ=266,418/347,091(-23.2%)
 ホンダ=238,182/309,203(-23.0%)
 アキュラ=28,236/37,888(-25.5%)

▲2023年モデルとして今夏デビュー予定の新型HR-V   日本仕様の新型ヴェゼルとは大きくイメージが異なる
▲2023年モデルとして今夏デビュー予定の新型HR-V 日本仕様の新型ヴェゼルとは大きくイメージが異なる

  ホンダ・ブランドで最多販売モデルはCR-V。5万8579台は9万3766台を販売した前年同期に比べると37%以上のダウンになるが、HR-V(日本名ヴェゼル)が同61%以上の4万2168台と奮起した。

 HR-Vはトヨタ・カムリと並ぶセダンのベストセラーモデル、アコード(4万2039台)、コンパクトな日本車人気を牽引したシビック(3万8515台)を超える販売台数である。

 米国マーケットがSUV/トラック市場に推移している一例といえるかもしれない。

■2022年第1四半期 米国におけるホンダの販売台数
モデル名=2022年/2021年(増減)

アコード=42,039/46,591(-9.8%)
シビック=38,515/55,903(-31.1%)
クラリティ=154/1,147(-86.6%)
フィット=─/6,065(─)
インサイト=1,865/3,859(-51.7%)
CR-V=58,579/93,766(-37.5%)
HR-V=42,168/26,175(+61.1%)
オデッセイ(日本未発売)=11,210/20,066(-44.1%)
パスポート(日本未発売)=10,474/11,610(-9.8%)
パイロット(日本未発売)=23,989/31,451(-23.7%)
リッジライン(日本未発売)=9,189/12,570(-26.9%)

▲アキュラNSXタイプS   生産終了が決定したNSXは第1四半期に46台を販売 前年同期比2.7倍である
▲アキュラNSXタイプS 生産終了が決定したNSXは第1四半期に46台を販売 前年同期比2.7倍である
▲アキュラ・インテグラ 2023年モデルで懐かしいモデル名が復活する
▲アキュラ・インテグラ 2023年モデルで懐かしいモデル名が復活する

 アキュラ・ブランドはSUVのMDX(日本未発売)が最多販売モデル。スーパースポーツのNSXは、前年同期比2.7倍に相当する46台を販売した。

 アキュラは2023年モデルとして新型インテグラの発売を予定している。1.5リッター直4ターボ(200ps)を搭載するホットモデルは2006年9月(国内生産終了)以来の復活になる。なお、中国では広汽ホンダが2021年にシビックを「インテグラ」として発売している。

■2022年第1四半期 米国におけるアキュラの販売台数
モデル名=2022年/2021年(増減)

ILX(日本未発売)=3,761/2,986(+26.0%)
NSX=46/17(+170.6%)
RLX/RL(日本未発売)=2/144(-98.6%)
TLX(日本未発売)=2,991/6,141(-51.3%)
MDX(日本未発売)=13,558/16,988(-20.2%)
RDX(日本未発売)=7,878/11,612(-32.2%)

▲新型インテグラ 1.5リッター4ターボ(200ps)搭載 トランスミッショッンはステップ制御付きCVT
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