2025年7月のSUVマーケット(軽自動車や国内ブランド輸入車を含む)は、前年同月比で95.5%と前年実績を下回る結果(本誌調べ)に。SUVやミニバンが中心となるマーケット、普通乗用車(3ナンバー)の販売台数は、14万6619台、前年同月比ー6.0%と先月(-1.3%)より大きな下げ幅となり、3カ月連続で前年実績を下回った。
SUVモデルが総合TOP10から転落
SUVモデルは総合ランキングでも軽自動車についで登録車の上位を争うのが最近の常となっていたが、7月はSUVモデルがTOP10落ちし、7月SUV販売トップのトヨタ・ヤリスが総合11位、同2位のハスラー(軽)が総合12位という結果に。
SUVランキングでは前月6月から2ランクアップとヤリスクロスが首位。7430台のセールスは前年同月の6倍以上だが、これは昨年の出荷停止の影響。3位のライズも昨年ハイブリッド車の出荷停止があり、同様前年を大きく上回る結果となっている。SUVマーケット全体が前年実績を下まわったため、前年超えのモデルは上位では稀で、新発売のSUBARUフォレスターの元気さが目立つ程度だ。
また、増産が始まっていたスズキ・ジムニーノマドが7月25日から出荷停止となっていたが、8月26日より出荷が再開された。今後の登録の進捗状況に注目したい。