パナソニック・ゴリラが2023年版地図データを新搭載

トップモデルは2023年版最新データを搭載
無料の全地図更新(1回)は26年7月まで対応

 パナソニックのポータブルナビ、ゴリラの2023年モデルが登場した。新機種の変更点は、地図データの刷新である。最上位のワンセグ内蔵&VICSワイド対応モデルは型番CN-G1500VDを継承している。

「なんだ、変わらないのか」とガッカリするのは早計。パナソニック・ゴリラは、日本全国の市街地図(1741都市)を100%カバーしているし、VICSワイドの情報に基づく渋滞回避ルートも案内する。収録されている地図は、建物や河川の形状をリアルに再現しているので、「いま、どこを走っているのか」が理解しやすい。

 自車位置の測位はGPSの他にみちびき、グロナスを加えた計58機のトリプル衛星受信を行ううえに、Gジャイロのデータも加味したハイブリッド測位で正確そのもの。つまり現時点で、すでに完成の域に達しているのだ。

 2023年版地図は、国道2号線・湯浅御坊道路の川辺IC(和歌山県)や国道2号線(第2神明道路)の大蔵谷料金所(兵庫県)など、25カ所以上の新データに対応。首都高環状2号線の築地虎ノ門トンネルなど、開通前の場所もフォローしている。またミカン下北(東京都)やららぽーと境(大阪府)など、新規施設のアイコンも110カ所以上収録。2024年6月から26年7月末までの期間中に1回は全地図更新が無料でできるし、2カ月ごとに配信される部分地図更新も無料でできる。

 古いゴリラや他社のポータブルナビをお持ちで、機能や地図データに不満を持っているなら、最新のゴリラをお勧めしたい。

ゴリラCN-G1500VDの特徴(2023年モデル)

・搭載地図=2023年度版最新地図
・全地図更新=無料(2026年7月末までの期間で1回実施)
・部分地図更新=無料/2カ月に1回(2026年7月末までの期間)
・スイテルート案内=対応(VICS WIDEを利用した渋滞回避ルート案内)
・安全安心運転サポート=対応(事故多発地点の案内など)
・Gロケーション=準天頂衛星「みちびき」24時間対応
・リアビューカメラ接続=対応
・ディスプレイサイズ=7型ワイドVGA
・年度更新地図=有償対応

2023年版地図収録 新規開通道路

 ゴリラ・シリーズはCN-G750も2023年モデルに切り替わり、2023年版地図を収録した。ディスプレイのサイズはG1500VDと同じ7型ワイドVGAを搭載し、Gジャイロの搭載と準天頂衛星みちびきに対応した正確な測位性能を誇る。上位機種G1500VDと大きく異なる点は、全地図更新や2カ月に1回の地図データの部分更新に未対応である点と、VICS-WIDEに未対応(スイテルート案内未搭載)という点である。

 安全・安心運転サポート機能やデカ地図/デカ文字はG1500VDと同様に搭載している。

 

ゴリラCN-G750Dの特徴(2023年モデル)

・搭載地図=2023年度版最新地図
・全地図更新=未対応
・部分地図更新=未対応
・スイテルート案内=未対応
・安全安心運転サポート=対応(事故多発地点の案内など)
・Gロケーション=準天頂衛星「みちびき」24時間対応
・リアビューカメラ接続=未対応
・ディスプレイサイズ=7型ワイドVGA
・年度更新地図=有償対応

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