パナソニックの2022年最新ナビ「ストラーダ」のハイライト

基本機能の充実でいっそうユーザーフレンドリーになった

 パナソニックの人気ナビゲーション、ストラーダF1X(CNーF1X10BGD)は、2022年秋モデルで「レコーダーリンク」機能を新搭載した。自宅のレコーダーに録画した番組や、テレビ放送中の番組が車内で視聴できる機能である。

 地上波に限定されたテレビ番組が、BS/CS(一部を除く)にも広がり、車内で再生するためのパッケージメディアを用意しなくても録画番組が見られるようになった。

 全地図更新が「利用開始から3年間で1回」に変更された点も重要なポイントだ。2022年の発売直後に購入しても、2023年の夏を過ぎてから購入しても、3年間は補償されている。

 地図は、圧倒的に「リアルな描写」に驚く。先頭で信号待ちをしているとき、見える景色はほとんどそのままディスプレイに表示されているといってもいいくらい忠実だ。建物のカラーや看板の表示、中央分離帯のキャッツアイまで再現されている。

 リアル3D交差点表示は、進むべき車線を赤いラインで強調してくれてわかりやすい。プローブ情報(走行中のクルマから送られてくるリアルタイム渋滞情報、VICS)が、2022年7月から全国で利用できるようになり、渋滞対応力がアップしている点も魅力だ。

 パナソニックは、交差点のレーン別に渋滞状況を色分け表示する機能を搭載。他社製品にはない特徴である。

 安全・安心ドライブをサポートする機能の充実が見逃せないモデルだ。一般道を走行中に制限速度を超えた場合、速度超過のアラートを発してくれる。高速道路のSAやPAでは逆走に対するアラートがあるし、事故多発地点の警告や急カーブに対する注意表示も用意されている。

 信号情報活用運転支援システムは便利な機能だ。高度化光ビーコンの情報を活用し、赤信号に変わりそうなタイミングや青信号に切り替わるタイミングを教えてくれる。この機能を使うには別売りのETC2.0ユニット(CY-ET2500VD、CY-ET2505VD)が必要だが、組み合わせる価値がある。

 ETC2.0と連動したサービスは、光ビーコンに対応した渋滞情報の活用や、渋滞回避ルートの探索などが運用されているほか、今後も新しい情報提供が予定されている。

雑誌『CAR and DRIVER』連動記事

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