ゴリラ・シリーズが2022年度版地図データを新搭載。売れ筋G1500Vの特徴

ゴリラCN-G1500VDのセールスポイント
1)2022年版最新地図データ収録
2)2カ月ごとに地図の部分更新(無料)
3)3年間で1回の全地図更新(無料)
4)正確な現在地表示

 全国の主要家電量販店やパソコン専門店、ネットショップなどにおいて、PND部門で2018年以降5年連続でシェアトップを誇っているのがパナソニックのゴリラだ。現在、シリーズ最新のトップモデルは2021年6月に発売されたCN―G1500VD。この機種は今年6月のメーカー出荷分から、地図を2022年版に更新して販売している。つまり型番は変わらないものの、最新モデルに進化しているのだ。

ゴリラCN-G1500VD本体

パナソニック・ゴリラCNーG1500VD 7V型ワイドVGAモニター オープン価格

 CN-G1500VDの特徴は、全国(無人島など一部離島を除く)の地図を100%、市外地図でカバーしていること。地図データは、最大3年間に1度の全地図更新と2カ月ごとの部分地図更新が無料で行える。内蔵したVICSワイドチューナーで渋滞を回避するスイテルート案内が可能。またGPSに加えみちびきやグロナス衛星対応のトリプル衛星受信とジャイロセンサーを使ったGロケーションで、正確な現在地を表示することなどが挙げられる。

 市外地図の収録エリアは2019年以前のモデルが1295都市だったのに対し、G1500Vは1741都市に対応。住宅地図に定評のあるゼンリンのデータを収録しているので、家の形状まで表示される。地方に行くと、急に「地図表示が寂しくなる」ことがありがちだが、最新のゴリラはそれがない。

 道路データは2022年度版。2021年末締めでデータを整備しているので、2021年8月に開通した中部横断自動車道の南部ICから下部温泉早川IC間もしっかりと収録されている。

ゴリラCN-G1500VDの画面

2022年4月に開業した新東名・伊勢原大山IC〜新秦野IC間のマップも収録 基本性能が充実しているPNDだけに最新地図の搭載は古い地図データで苦労しているユーザーにとって大きな魅力になる

 それどころか、2022年4月に開通したばかりの新東名・伊勢原大山IC〜新秦野IC間など主要な道路は、締め切りを過ぎたあとでも収録されている。

 2021年4月開業の横浜エアキャビンや2020年8月オープンの有明ガーデンなどは3D地図で表示されていて、これらを見るのも楽しい。

 全地図の無料更新は2023年度版、2024年度版、2025年度版の中から選んで1度行える。2025年度版を選べば「最大4年は最新地図が無料」と考えていい。部分更新でも道路地図(市外地図を除く)や音声案内、案内画像、逆走検知データが更新されるので安心だ。

 スイテルート案内はビーコンや通信機器なしでも渋滞を回避した快適ルートを探索可能。走行中でも渋滞状況が変わると新ルートを再探索する。新ルートが見つかったときには、従来ルートと新ルートを地図に表示し、比較して選べる。こうした配慮が、実際の使い勝手を高めている。

 Gロケーションの搭載で測位は正確、安心できる。ジャンクションビューや方面看板案内、リアル3D交差点拡大図などの案内画面は、カラフルでわかりやすいデザイン。こうした「わかりやすさ」が重視された商品特性は、G1500Vの人気を高める一因だろう。

ゴリラCN-G1500VDの画面 安全運転サポート機能が充実

「合流注意」や「逆走検知・警告」など安全運転をサポートする機能はゴリラのセールスポイントのひとつ 別売りのリヤビューカメラを接続すれば後方確認が容易になる

 事故多発地点、制限速度案内、合流注意、逆走検知・警告など安全運転をサポートする機能は初めて運転する道路で心強い。  なお、G1500Vから無料地図更新やスイテルート案内を省いた7型モデル、CN-G750Dも最新地図を搭載して販売中である。

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