山本善隆(以下/山本):国産車の場合はどうでしょうか。
岡本幸一郎(以下/岡本):カローラクロスの販売がものすごく好調です。受注ストップではありませんが、納車時期は読めない状況です。
横田宏近(以下/横田):カローラクロスはGRスポーツが気になりますね。
西川昇吾(以下/西川):カローラクロスGRスポーツは300万円台で購入できる設定になっています。スポーツモデルが好きなユーザーを刺激するモデルだと思います。
岡本:スポーティな4WDモデルで400万円を切る価格設定はすごいですね。
西川:GRスポーツは専用の2ℓハイブリッドを搭載し、6段のパドルシフト付きです。足回りを含め、しっかりGRの手が入っています。
九島:GRヤリスのRCグレードも300万円台ですが、RCはモータースポーツのベース車という性格。普段使いは装備面でちょっと辛い。カローラクロスGRスポーツは注目のハイパー4WDといえます。
山本:他のメーカーだとどうでしょうか。
岡本:日産だとノートのオーラNISMO。このクルマはかつて三菱ランサー・エボリューションやスバル・インプレッサWRXなどに乗っていたユーザーが購入しているようです。普通のオーラと比較してNISMOは別物。試乗すると、いいクルマだと思います。4WDが追加されている点も注目です。
西川:エクストレイルも300万円台からの設定です。
横田:そうなんですが、そろそろマイナーチェンジが近いようです。
岡本:マツダ3はどうですか。印象的なスタイルですしマニュアルトランスミッションがマイルドハイブリッドに設定されています。このクルマは200万円台のグレードを購入して、カスタムする楽しみもあると思います。
九島辰也(以下:九島):オートエクゼが似合いそうですね、
岡本:マツダ・ロードスターはソフトトップに加えて、RFも300万円台で購入できます。6速MTを選択すると最高の遊び道具になります。
横田:ロードスターはいつかは乗りたいクルマの筆頭ですね。人生最後の1台に選びたいと考えているユーザーは多いと思います。
山本:スバルはいかがでしょう。
岡本:クロストレックのマイルドハイブリッドがいい選択肢になると思います。ストロングハイブリッドは確かに魅力的ですが、乗り出し価格はかなり高額。マイルドハイブリッドの手ごろなグレードを選ぶのはどうでしょうか。道具感に徹しているところがいいですよ。
九島:ストロングハイブリッドは2.5ℓエンジン+モーターという過剰な性能が面白いと思っていたのですが。確かにマイルドハイブリッドを選ぶのもアリだと思います。
岡本:フォレスターもエントリーグレードのスポーツは404万8000円です。この1.8ℓターボの走りは絶品。300万円台を超えますが、選択肢に入れていいと思います。
西川:スズキ・フロンクスは、注目度が高いですね。
九島:皆が大好き、フロンクス(笑)。フロンクスを購入して、当初予定していた購入資金の余剰分で、贅沢に旅行を楽しむというのはどうですか。新車の購入と、購入後のレジャーがセットになるという提案です。
横田:ジムニーノマドは7月から増産というニュースがありました。ディーラーによると、ようやくシエラからの注文切り替えの方の納車が完了。新規オーダーの人の納車がスタートするそうです。とはいえボクが注文したノマドはいつごろになるのか、メドも立っていませんが(笑)。
山本:個性派という点でダイハツ・コペンはどうですか。
岡本:コペンは現在、セロ、GR、ローブの順で売れているようです。GRコペンは30%程度の販売比率と聞いています。
横田:GRの付加価値は大きいですね。
西川:GRコペンは、開発をトヨタが行って、生産はダイハツが担当しているモデルです。
横田:GRコペンはダイハツだけでなくトヨタのディーラーでも購入可能です。そのためメーカー名を入れないで表記するこだわりがあります。
九島:GRコペンの魅力はわかるのですが、価格的に特集では扱いにくいですね(笑)
山本:整理すると、国産車の候補としてはカローラクラスGRスポーツ、ノートオーラNISMO、マツダ3、ロードスター、クロストレック、フォレスター、フロンクスといったところが300万円台で選びたい国産車というところでしょうか。