ホンダが欧州市場におけるシビック・タイプRの最終モデル「アルティメット エディション」を発表。エクステリアはチャンピオンシップホワイトのボディカラーにレッドのボディデカールや栄光の“H”赤バッジ、カーボンファイバー製のエアロパーツなどを、インテリアはカーボンファイバー製のセンターコンソールパネルやドアシルトリム、専用イルミネーション、ヌバック製パイピング入りレッドカーペットなどを特別装備。販売台数は40台限定
ホンダの欧州部門は2025年6月5日(現地時間)、シビック・タイプRの特別仕様車「アルティメット エディション(Ultimate Edition)」を発表した。英国での車両価格は5万7905ポンド(約1130万円)の設定で、販売台数は40台限定としている。
今回の特別仕様車は、欧州市場における現行シビック・タイプRのファイナルモデルに位置。パワートレインにK20C型1996cc直列4気筒DOHC16V・VTECエンジン(329ps/420Nm)+レブマッチコントロールシステム付6速MTを搭載する通常モデルの欧州向けシビック・タイプRをベースに、「28年にわたるホンダのホットハッチのパフォーマンスを体現した」スペシャルモデルに仕上げたことが特徴である。
まずエクステリアでは、シンボリックなボディカラーであるチャンピオンシップホワイトとブラックのルーフを基調に、レッドのボディデカールをボンネットとサイドに配し、合わせて栄光の“H”赤バッジや専用の“ULTIMATE EDITION”エンブレムを貼付して、スペシャル感を強調する。また、レッドアクセントを入れたカーボンファイバー製のリアウィングやフロントリップスポイラーなどを装着して、空力性能を高めるとともに見た目のインパクトを際立たせた。
インテリアに関しては、レッドのアクセントを入れたカーボンファイバー製のセンターコンソールパネルや“Type R”ロゴ入りドアシルトリム、専用のイルミネーション、ヌバック製パイピング入りレッドカーペットなどを特別装備。さらに、個性的な魅力を引き立てる“Type R”ロゴ入りドアオープニングプロジェクターを採用した。
オーナーに向けた特別なギフトボックスを付属したこともトピック。中にはType Rキーやシリアルナンバー(1~40)エンブレム、カーボンファイバー製キーリングを入れ、マニア垂涎のアイテムに仕立てている。
なお、シビック・タイプRの生産終了は欧州市場のみの予告で、日本では現在のところ正式なアナウンスはない。