マクラーレンがル・マン24時間レースでの初参戦・初優勝から30周年を祝う750Sの特別仕様車「750S Le Mans」を発表。サーキットでのパフォーマンスをさらに強化する「MSOハイ・ダウンフォース・キット」を装備したうえで、優勝車をオマージュした特別仕立ての内外装を採用。生産台数は50台限定
英国マクラーレン・オートモーティブは2025年6月2日(現地時間)、ル・マン24時間レースでのマクラーレンの初参戦・初優勝から30周年を記念した750Sの特別仕様車「750S Le Mans(ル・マン)」を発表した。
今回の特別仕様車は、750ps/800Nmを発生するM840T型3994cc・V型8気筒DOHCツインターボエンジンを搭載するハイパースポーツクーペの「750S」をベースに、走行性能をより高める機能装備や、1995年開催のル・マン24時間レースでJ.J.レート/ヤニック・ダルマス/関谷正徳選手組がドライブして優勝を飾ったマクラーレンF1 GTRの59号車をオマージュしたスペシャルアイテムを随所に採用したことが特徴である。
まず機能装備では、新しい「MSOハイ・ダウンフォース・キット(HDK)」を装着したことがトピック。拡大したグロスブラックのカーボンファイバースプリッター付きフロントバンパーや、グロスブラックのレイズド・カーボンファイバー・アクティブリアスポイラー、グロスブラックのルーバー付きルーバード・ボディカラー・カーボンファイバー・アンダーウィングパネルなどを配備して、標準仕様の750S比でダウンフォースを10%増大させた。
また、エクステリアにはグロスブラックのカーボンファイバー・ルーフスクープやルーバー付きカーボンファイバー・フロントフェンダー、グロスブラックのエクステリアディテール、ナチュラルチタン・エグゾーストフィニッシャー、ペイントLe Mansロゴなどを装着。足もとにはステルス仕上げ5スポークLMホイールやブルー/レッドでディテールを彩ったホイールセンターキャップ、赤いマクラーレンのロゴが入ったF1ゴールド・スペシャルカラー・ブレーキキャリパーを配備する。ボディカラーはル・マン・グレーとマクラーレンオレンジを設定した。オプションとして、グロスビジュアル・カーボンファイバー仕上げのエクステリアディテールやHDKおよびアンダーボディパック、ルーバーパックなども用意している。
インテリアに関しては、カーボンブラック・アルカンターラ、ジェットブラック・ソフトグレインレザー、ダヴグレー・アルカンターラの組み合わせと、カーボンブラック・アルカンターラ、ジェットブラック・ソフトグレインレザー、マクラーレンオレンジ・アルカンターラの組み合わせという2種類から選択可能。また、Le Mansロゴをデボス加工したヘッドレストや、Le Mansロゴ入りフロアマット、専用デディケーションプレートなどを特別装備している。
▲インテリアはカーボンブラック・アルカンターラ、ジェットブラック・ソフトグレインレザー、ダヴグレー・アルカンターラの組み合わせと、カーボンブラック・アルカンターラ、ジェットブラック・ソフトグレインレザー、マクラーレンオレンジ・アルカンターラの組み合わせを設定