ボルボXC40が仕様変更。B3パワートレインにハイエンドグレード「Ultra B3」を新設定

ボルボがプレミアムコンパクトSUVのXC40をマイナーチェンジ。最新のインターフェイスを採用したセンターディスプレイグラフィックに変更するとともに、次世代のコンピューター基盤Snapdragon Cockpit Platformを導入。パイロットアシストにはエマージェンシーストップアシスト機能を追加。新グレードとしてB3パワートレインのハイエンドグレード「Ultra B3」をラインアップ

 ボルボ・カー・ジャパンは2025年5月29日、人気プレミアムコンパクトSUV「XC40」をマイナーチェンジし、同日より発売した。

▲ボルボXC40 Ultra B3 価格:599万円 全長4440×全幅1875×全高1655mm ホイールベース2700mm 車重1660kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.8km/リットル 新設定のB3パワートレインのハイエンドグレード。写真のボディカラーはサンドデューン

▲ボルボXC40 Ultra B3 価格:599万円 全長4440×全幅1875×全高1655mm ホイールベース2700mm 車重1660kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.8km/リットル 新設定のB3パワートレインのハイエンドグレード。写真のボディカラーはサンドデューン

車種展開は以下の通り。

XC40 Plus B3:559万円

XC40 Ultra B3:599万円

XC40 Ultra B4 AWD:639万円

▲ボルボXC40 Plus B3 価格:559万円 全長4440×全幅1875×全高1655mm ホイールベース2700mm 車重1660kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.8km/リットル 写真のボディカラーはクラウドブルー

▲ボルボXC40 Plus B3 価格:559万円 全長4440×全幅1875×全高1655mm ホイールベース2700mm 車重1660kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.8km/リットル 写真のボディカラーはクラウドブルー

 今回の変更は、最新のインターフェイスを採用したセンターディスプレイグラフィックへの刷新や、次世代のコンピューター基盤Snapdragon Cockpit Platformを導入、パイロットアシストへのエマージェンシーストップアシスト機能の追加、そして新グレードとしてB3パワートレインのハイエンドグレード「Ultra B3」を新設定したことが特徴である。

▲ボルボXC40 Ultra B4 AWD 価格:639万円 全長4440×全幅1875×全高1655mm ホイールベース2700mm 車重1720kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.2km/リットル 写真のボディカラーはクリスタルホワイト

▲ボルボXC40 Ultra B4 AWD 価格:639万円 全長4440×全幅1875×全高1655mm ホイールベース2700mm 車重1720kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.2km/リットル 写真のボディカラーはクリスタルホワイト

 まずセンターディスプレイは、EX30やXC90などの最新のボルボ車と同様の新しいインターフェイスに変更し、快適で操作性に優れた次世代のユーザーエクスペリエンスを提供。新しいインターフェイスでは、ホームボタンで地図などが表示されるメイン画面に簡単にアクセスでき、またナビゲーションを画面上部に表示することで運転時の視線移動を最少に抑えて、より安全な運転をサポートする。さらに、ウィジェット機能を配してお気に入りのメディアやハンズフリー通話などに簡単に切り替えが可能。ほかにも、コンテクスチュアルバーにより、走行状況などに応じて、例えば低速になると車外カメラのアイコンが表示されたり、よく使用するアプリが表示されたりするなど、使い勝手を向上させた。

 次世代のコンピューター基盤であるQualcomm Technologies社のSnapdragon Cockpit Platformを導入したことも見逃せない。Googleを搭載したインフォテインメントシステムは、従来と比べて処理速度が2倍以上、グラフィックの生成速度が10倍に向上し、より快適でスムーズな操作を実現した。

▲最新のインターフェイスを採用したセンターディスプレイグラフィックに刷新。次世代のコンピューター基盤Snapdragon Cockpit Platformも導入する

▲最新のインターフェイスを採用したセンターディスプレイグラフィックに刷新。次世代のコンピューター基盤Snapdragon Cockpit Platformも導入する

 先進安全運転支援システムの面では、パイロットアシストにエマージェンシーストップアシスト機能を追加したことがトピック。パイロットアシストの作動中にドライバーが両手でステアリングホイールを握るよう求められても反応しない場合は、自動で車両を安全に停車するようにセッティングしている。

▲パイロットアシストにエマージェンシーストップアシスト機能を追加

▲パイロットアシストにエマージェンシーストップアシスト機能を追加

 B3パワートレインに新設定した「Ultra B3」については、外装にピクセルLEDヘッドライトやLEDフロントフォグライト(コーナリングライト機能付)、ブライトフロントグリル、ダークティンテッドガラス(リアウィンドウ5面)、サイドウィンドウ・クロームトリム(下部)、18インチ5スポークアルミホイール(ダイヤモンドカット/ブラック)などを標準装備。内装には本革シートやオレフォス製のクリスタルシフトノブ、ドリフトウッドパネル、フロントスカッフプレート、インテリアイルミネーション、harman/kardonプレミアムサウンドシステムなどを標準で組み込んでいる。

▲新設定のUltra B3にはダークティンテッドガラス(リアウィンドウ5面)やサイドウィンドウ・クロームトリム(下部)などを標準装備

▲新設定のUltra B3にはダークティンテッドガラス(リアウィンドウ5面)やサイドウィンドウ・クロームトリム(下部)などを標準装備

▲足もとにはダイヤモンドカット/ブラックの18インチ5スポークアルミホイールを装着。タイヤは235/55R18サイズ

▲足もとにはダイヤモンドカット/ブラックの18インチ5スポークアルミホイールを装着。タイヤは235/55R18サイズ

▲内装には本革シートやオレフォス製のクリスタルシフトノブ、ドリフトウッドパネル、インテリアイルミネーション、harman/kardonプレミアムサウンドシステムなどを標準装備。写真のインテリアカラーはチャコール。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲内装には本革シートやオレフォス製のクリスタルシフトノブ、ドリフトウッドパネル、インテリアイルミネーション、harman/kardonプレミアムサウンドシステムなどを標準装備。写真のインテリアカラーはチャコール。日本導入モデルのハンドル位置は右

 ボディカラーのラインアップも刷新。新たにデニムブルー、オーロラシルバー、フォレストレイクの3色を追加した。

▲ボディカラーに写真上よりデニムブルー、オーロラシルバー、フォレストレイクの新色を追加

▲ボディカラーに写真上よりデニムブルー、オーロラシルバー、フォレストレイクの新色を追加

 パワートレインは基本的に従来と共通で、B3系に1968cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンインタークーラー付ターボエンジン(163ps/265Nm)+電気モーター(8.5kW/29Nm)+リチウムイオン電池(容量8.4Ah)+7G-DCT+前2輪駆動で構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを、B4系に1968cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンインタークーラー付ターボエンジン(197ps/300Nm)+電気モーター(8.5kW/29Nm)+リチウムイオン電池(容量8.4Ah)+7G-DCT+電子制御AWDシステムで構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載している。

▲新設定のUltra B3はパワートレインに1968cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンインタークーラー付ターボエンジン(163ps/265Nm)+電気モーター(8.5kW/29Nm)+リチウムイオン電池(容量8.4Ah)+7G-DCT+前2輪駆動で構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲新設定のUltra B3はパワートレインに1968cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンインタークーラー付ターボエンジン(163ps/265Nm)+電気モーター(8.5kW/29Nm)+リチウムイオン電池(容量8.4Ah)+7G-DCT+前2輪駆動で構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

 

 

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