ファイティングブルの旗艦スポーツ「アヴェンタドールSVJ」に限定ロードスターモデルが登場

ランボルギーニが63台限定生産のスペシャルモデル「アヴェンタドールSVJ63ロードスター」を初公開

 伊ランボルギーニは8月16日(現地時間)、米国カリフォルニア州モントレーで催されたモントレー・カー・ウィークにおいて、V12スーパースポーツカーのリミテッドエディション「アヴェンタドールSVJ63ロードスター(Aventador SVJ63 Roadster)」を公開した。生産台数は63台の限定。なお、この63の数字はランボルギーニの設立年の1963年にかけている。

Aventador SVJ63Roadster1.jpg▲ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ63ロードスター 生産台数は63台の限定。車名の63はランボルギーニの設立年の1963年、さらに生産台数を意味。またSVは超高速を意味する"Super Veloce"、Jは高性能とサーキットでの実力を示す"Jota"の頭文字だ

 アヴェンタドールSVJ63ロードスターは、ランボルギーニのデザインチームであるチェントロ・スティーレと同社のオーダーメイドサービスを手がけるアドペルソナム部門が、ランボルギーニのパーソナライゼーション・プログラムで利用できるカラーとトリムのオプションを活用し、8種類のデザインで仕立てたスペシャルモデルだ。

Aventador SVJ63Roadster2.jpg▲今回公開されたモデルはエクステリアの各所に使用されたカーボンファイバーとの対比が印象的なGrigio Acheso(マットグレイ)のボディカラーを基調とする。"SVJ"と"63"のロゴを含むディテールにはArancio Dac(オレンジ)のカラーを配した

 エクステリアではルーフやエンジンカバー、エンジンエアベント、ウインドスクリーンの周縁、ウイングミラーを含むアッパーパートについて、マットカーボンファイバーまたはシャイニーカーボンファイバーからの選択を可能とする。足もとの鍛造ホイール"Leiron"は、特別なマットチタン仕上げ。またボディ各部には"63"の文字が描かれ、さらに63台のうちの1台であることを示すシリアルナンバープレートも設定した。

Aventador SVJ63Roadster3.jpg▲ルーフやエンジンカバー、エンジンエアベント、ウインドスクリーンの周縁、ウイングミラーを含むアッパーパートにはカーボンファイバー材を採用する

 インテリアについては、3色のカラーを配したアルカンターラに、コクピット各所にカーボンファイバーと、ランボルギーニが特許を取得する軽量素材の"カーボンスキン"を使用したことがトピック。ステアリングホイールのバッジやアルカンターラとカーボンスキンのリアウォールには、スペシャルな"63"のロゴをあしらった。

 今回公開されたアヴェンタドールSVJ63ロードスターは、エクステリアの各所に使用されたカーボンファイバーとの対比が印象的なGrigio Acheso(マットグレイ)のカラーリングを基調とする。"SVJ"と"63"のロゴを含むディテールは、Arancio Dac(オレンジ)の色彩。マットチタン仕上げのホイールにも、Arancio(オレンジ)のセンターロックプレートを配した。

Aventador SVJ63Roadster4.jpg▲インテリアはGrigio Octans(グレー)、Grigio Cronus(グレー)、Arancio Dryope(オレンジ)の3色のアルカンターラに、カーボンファイバーとカーボンスキンのパーツを随所に取り入れた

 内包するインテリアでは、Grigio Octans(グレー)、Grigio Cronus(グレー)、Arancio Dryope(オレンジ)の3色のアルカンターラに、カーボンファイバーとカーボンスキンのパーツを随所に採用。カーボンファイバー製のスポーツシートにはクロスステッチの"Q-Citura"が白で施され、シート後方に配するカーボンファイバーとレーザー加工されたアルカンターラの"63"のロゴが特別感をいっそう盛り上げている。

 ミッドシップに配置されるパワーユニットはSVJクーペと基本的に共通で、770ps(566kW)/8500rpmの最高出力と720N・m/6750rpmの最大トルクを発生する6498cc・V型12気筒DOHCの自然吸気エンジンだ。パワーウェイトレシオは2.05kg/ps。公表された性能は、最高速度が350km/h超、0→100km/h加速が2.9秒、0→200km/h加速が8.8秒の俊足ぶりを誇っている。

 ちなみに、アヴェンタドールSVJ63ロードスターはすでに全車が売約済みで、2020年以降に各地のオーナーに納車される予定である。

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