メルセデス・ベンツGLE／GLEクーペがマイナーチェンジ。GLE 400dグレードにISGを新採用して全モデルがマイルドハイブリッド化

2023年10月10日新車ニュース大貫直次郎

メルセデス・ベンツの3列シートプレミアムSUV「GLE」とプレミアムSUVクーペ「GLEクーペ」が商品改良。GLE 400dグレードにISGを組み込んだほか、内外装の仕様変更や機能装備の拡充を実施

　メルセデス・ベンツ日本は2023年9月28日、3列シートプレミアムSUVの「GLE」とプレミアムSUVクーペの「GLEクーペ」を商品改良し、同日より発売した。

▲メルセデス・ベンツGLE 400d 4MATIC Sports（ISG搭載モデル）　価格：9SATC1466万円（写真・左）　メルセデス・ベンツGLE 400d 4MATIC Sportsクーペ（ISG搭載モデル）　価格：9SATC1480万円（同・右）

車種展開は以下の通り。

■GLE

GLE 300d 4MATIC（ISG搭載モデル）：1376万円

GLE 400d 4MATIC Sports（ISG搭載モデル）：1466万円

メルセデスAMG GLE 53 4MATIC＋（ISG搭載モデル）：1728万円

■GLEクーペ

GLE 400d 4MATIC Sportsクーペ（ISG搭載モデル）：1480万円

メルセデスAMG GLE 53 4MATIC＋クーペ（ISG搭載モデル）：1805万円

▲メルセデスAMG GLE 53 4MATIC＋（ISG搭載モデル）　価格：9SATC1728万円（写真・右）　メルセデスAMG GLE 53 4MATIC＋クーペ（ISG搭載モデル）　価格：9SATC1805万円（同・左）

　今回の改良は、GLE 400dグレードにISGを組み込んで全モデルをマイルドハイブリッド化するとともに、内外装の仕様変更や機能装備の拡充などを実施したことが特徴である。

▲GLE 400dグレードには“656M”2988cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン（367ps／750Nm）＋ISG／モーター(15kW／200Nm）＋リチウムイオン電池（総電力量約1kWh）で構成する48V電気システムのマイルドハイブリッドシステムを新搭載

　まずGLE 400dグレードに搭載するパワートレインは、“656M”2988cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン（367ps／750Nm）＋ISG（インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター）／モーター(15kW／200Nm）＋リチウムイオン電池（総電力量約1kWh）＋9G-TRONIC（電子制御9速AT）で構成する48V電気システムのマイルドハイブリッドシステムに換装。この結果、“654M”1992cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン（269ps／550Nm）＋ISG／モーター(15kW／200Nm）＋リチウムイオン電池＋9G-TRONIC（電子制御9速AT）を搭載するGLE 300dグレード、“M256”2996cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン（435ps／560Nm）＋ISG／モーター(15kW／200Nm）＋リチウムイオン電池＋AMGスピードシフトTCT（電子制御9速AT）を搭載するメルセデスAMG GLE 53 4MATIC＋グレードと合わせて、全モデルが電動化を果たした。また、ダイナミックセレクト（DYNAMIC SELECT）には「Offroad」モードを設定し、雪道や悪路での走破性を向上。同モードを選択した際は、目視できないボンネットの下や車両前方の地面の合成画像をメディアディスプレイに表示する「トランスペアレントボンネット」機能が使用できる。さらに、急な下り坂での安定した走行をサポートするダウンヒルスピードレギュレーション（DRS）も組み込んだ。

▲メルセデス・ベンツGLE 400d 4MATIC Sports　全長4925×全幅2020×全高1780mm　ホイールベース2995mm　車重2480kg　乗車定員7名　WLTCモード燃費12.4km/リットル　写真のボディカラーはダイヤモンドホワイト

▲メルセデスSUVとして統一感のあるシャープな造形の新LEDヘッドライトを採用

▲GLE 300d／GLE 450d（写真）／GLE 450dクーペにはクロームの小さなスリーポインテッドスターを無数に散りばめたスターパターンのフロントグリルを新装備

▲新デザインのLEDリアコンビネーションランプを配備

▲新タイプのアルミホイールを装着。写真・左は20インチAMGアルミホイール（RZW）、同・右は21インチAMGアルミホイール（RWA）

▲各種設定を手元で完結できる機能性を有し、リムに静電容量式センサーを備えたパッドを配する最新世代のステアリングホイールを装着。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲Burmesterサラウンドサウンドシステムを標準で採用

▲GLE 400d 4MATIC Sportsは本革／ナッパレザーのシート表皮を配する

　エクステリアについては、メルセデスSUVとして統一感のある新デザインのLEDヘッドライトやLEDリアコンビネーションランプ、SUVらしさを強調した新造形のフロントバンパー、新タイプのアルミホイールなどを採用。また、GLE 300d／GLE 450d／GLE 450dクーペにはクロームの小さなスリーポインテッドスターを無数に散りばめたスターパターンのフロントグリルを、GLE 53／GLE 53クーペには新世代のAMGボンネットエンブレムを配備した。

▲メルセデス・ベンツGLE 400d 4MATIC Sportsクーペ　全長4940×全幅2020×全高1715mm　ホイールベース2935mm　車重2400kg　乗車定員5名　WLTCモード燃費12.7km/リットル　写真のボディカラーはオブシディアンブラック

▲インテリアにはアンスラサイトオークウッドトリムを採用。シート表皮は本革／ナッパレザー。日本導入モデルのハンドル位置は右

　インテリアに関しては、ナビゲーションおよびインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性を有し、ディスタンスアシストディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のためにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを配する最新世代のステアリングホイールを装備したことがトピック。また、最新バージョンの対話型インフォテインメントシステムのMBUXとMBUX AR（Augmented Reality＝拡張現実）ナビゲーションや、Burmesterサラウンドサウンドシステムを標準で装備する。さらに、コックピットディスプレイおよびメディアディスプレイに情報や操作スイッチ類、様々な機能を分かりやすく配置するオフロードスクリーンを設定した。