【日産キックスのライバル】オン/オフ対応のオールラウンダー、SUBARU・XVの光るゆとり世界 

SUBARU・XVアドバンス 最新モデルは2リッターユニットをマイルドハイブリッド仕様のeボクサーに統一 eボクサーはモーターの特徴を生かしたトルクフルな走りが魅力 全車4WD
SUBARU・XVアドバンス 最新モデルは2リッターユニットをマイルドハイブリッド仕様のeボクサーに統一 eボクサーはモーターの特徴を生かしたトルクフルな走りが魅力 全車4WD

SUBARU・XVアドバンス 価格:7CVT 292万6000円

XVのボディはキックスより大柄。荷室の使い勝手はXVに軍配

 キックスとXVは、カジュアルで使い倒したくなるというキャラクターがオーバーラップする。内外装の第一印象はインプレッサをベースにしたXVと、オリジナル造形のキックスでは大きな違いがある。だが、オン/オフ問わず、どちらでも映えるデザインという点は共通だ。

 ボディサイズはXVのほうがひと回り大きいが、室内のゆとりは大差ない。ラゲッジルームの使い勝手はXVが光る。

全長×全幅×全高4465×1800×1550mm 車重1550kg ボディ色は写真のクールグレーカーキなど全10色
全長×全幅×全高4465×1800×1550mm 車重1550kg ボディ色は写真のクールグレーカーキなど全10色

XVは全車4WD。オフロードも守備範囲にした本物志向

 パワートレーンはXVはガソリン/ハイブリッド(eボクサー)を設定。現在はeボクサーがメインのラインアップとなっている。メーカーは「モーターで走りの楽しさをプラス」と語るが、パフォーマンス/燃費をはじめ、フィーリングを含めてマイルドハイブリッドに留まる。パフォーマンスは、キックスのeパワーに軍配が上がりそうだ。XVには北米仕様にあるトヨタ式ハイブリッド(ストロングハイブリッド)を組み合わせた仕様の設定を期待したい。

 フットワークは全車4WDでオフロードも守備範囲にしたXVに対し、FFだけのキックスは少々辛いところ。XVはドライバーズカーとして高い完成度を誇るオールラウンダー、キックスはハッチバック感覚の軽快な走り味が個性だろう。

 安全・運転支援システムは、XVはアイサイトツーリングアシストが標準。衝突被害軽減ブレーキや運転支援機能は、世界トップレベルの仕上がり。プロパイロットと甲乙つけがたい。

室内中央上部に6.3インチディスプレイ装備 インパネはソフトパッド仕上げ ステアリング応答性はしっかりとした印象
室内中央上部に6.3インチディスプレイ装備 インパネはソフトパッド仕上げ ステアリング応答性はしっかりとした印象
室内長2085mm 前後席ともゆったりとしたスペース性 写真の本革シートはop
室内長2085mm 前後席ともゆったりとしたスペース性 写真の本革シートはop
荷室はワゴン感覚 ラゲッジ最大長1399mm 後席使用時容量340リッター
荷室はワゴン感覚 ラゲッジ最大長1399mm 後席使用時容量340リッター
1955cc水平対向4DOHC16V(145ps)+モーター(13.6ps) 伝統の低重心設計 WLTCモード燃費:15.0km/リッター
1955cc水平対向4DOHC16V(145ps)+モーター(13.6ps) 伝統の低重心設計 WLTCモード燃費:15.0km/リッター
7速CVT パドル標準 シフト後方に悪路走行をアシストするXモード配置
7速CVT パドル標準 シフト後方に悪路走行をアシストするXモード配置
メーターはブルー仕上げの2眼式 中央のTFTモニターに各種情報表示
メーターはブルー仕上げの2眼式 中央のTFTモニターに各種情報表示

SUBARU・XVアドバンス 主要諸元の主要諸元と主要装備

グレード=アドバンス
価格=7CVT 292万6000円
全長×全幅×全高=4465×1800×1550mm
ホイールベース=2670mm
トレッド=フロント1555×リア1565mm
最低地上高=200mm
車重=1550kg
エンジン=1995cc水平対向4DOHC16V(レギュラー仕様)
最高出力=107kW(145ps)/6000rpm
最大トルク=188Nm(19.2kgm)/4000rpm
モーター=10kW(13.6ps)/65Nm(6.6kgm)
WLTCモード燃費=15.0km/リッター(燃料タンク容量48リッター)
(WLTC市街地/郊外/高速道路=11.5/15.5/16.8km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:ダブルウィッシュボーン
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ&ホイール=225/55R18+アルミ
駆動方式=4WD
乗車定員=5名
最小回転半径=5.4m

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