ヒョンデが全面改良した新型水素電気SUV「ネッソ」を日本で発売。車両価格は750万円~に設定

ヒョンデが自社の水素技術を集大成した新世代水素電気自動車(FCEV)専用モデルの新型「ネッソ」を日本でリリース。パワートレインには計162リットル(6.69kg)の大容量水素タンクと最高出力150kWの高効率モーターを搭載し、約5分程度の水素充填で一充填走行距離1014kmを実現。車種展開はボヤージュ、ラウンジ、ラウンイ+の3グレードで構成し、車両価格は750~835万円に設定。CEV補助金の対象車両にも指定

 ヒョンデ モビリティ ジャパンは2026年4月8日、フルモデルチェンジを果たした水素電気自動車(FCEV)専用モデルの新型ネッソ(NEXO)を日本で発売した。

▲ヒョンデ・ネッソ ラウンジ+ 価格:835万円 全長4750×全幅1865×全高1690mm ホイールベース2790mm 車重1970kg 乗車定員5名 一充填走行距離970km 燃料消費率(WLTCモード/自社測定値)145 km/kg 写真のボディカラーはゴヨーカッパーパール

▲ヒョンデ・ネッソ ラウンジ+ 価格:835万円 全長4750×全幅1865×全高1690mm ホイールベース2790mm 車重1970kg 乗車定員5名 一充填走行距離970km 燃料消費率(WLTCモード/自社測定値)145 km/kg 写真のボディカラーはゴヨーカッパーパール

車種展開は以下の通り。

VOYAGE(ボヤージュ):750万円

LOUNGE(ラウンジ):820万円

LOUNGE+(ラウンジ+):835万円

なお、ネッソは国および地方自治体が推進するクリーンエネルギー自動車(CEV)導入支援制度の対象車両に指定されており、国の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の令和7年度補正予算および令和8年度制度において、いずれも147万円の補助金額が支給され、合わせて各自治体などの優遇制度も受けられる。

▲ヒョンデ・ネッソ ラウンジ 価格:820万円 全長4750×全幅1865×全高1690mm ホイールベース2790mm 車重1970kg 乗車定員5名 一充填走行距離970km 燃料消費率(WLTCモード/自社測定値)145 km/kg 写真のボディカラーはファントムブラックパール

▲ヒョンデ・ネッソ ラウンジ 価格:820万円 全長4750×全幅1865×全高1690mm ホイールベース2790mm 車重1970kg 乗車定員5名 一充填走行距離970km 燃料消費率(WLTCモード/自社測定値)145 km/kg 写真のボディカラーはファントムブラックパール

 ヒョンデの新型ネッソは、水素電気自動車専用モデルであると同時に、水素というエネルギーの可能性を最も純粋な形で体現する最新のFCEVに位置する。ヒョンデは1998年以来、約27年間にわたり水素開発に専念。金融危機をはじめとする数多くの困難の中でも挑戦を続けてきた結果、2013年に世界初の水素電気自動車の量産化を実現し、専用モデルのネッソに至るまで、独自の技術と情熱で水素モビリティの道を切り拓いてきた。今回の全面改良で第2世代に移行した新型ネッソは、ヒョンデが長年にわたり蓄積してきた水素技術の集大成として開発されたテクノロジーシンボルFCEVとして登場。環境性能と実用性を高次元で融合させ、「最も理想的な未来の水素社会モビリティ」を体現したことが特徴である。

▲ヒョンデ・ネッソ ボヤージュ 価格:750万円 全長4750×全幅1865×全高1690mm ホイールベース2790mm 車重1890kg 乗車定員5名 一充填走行距離1014km 燃料消費率(WLTCモード/自社測定値)152 km/kg 写真のボディカラーはクリーミーホワイトパール

▲ヒョンデ・ネッソ ボヤージュ 価格:750万円 全長4750×全幅1865×全高1690mm ホイールベース2790mm 車重1890kg 乗車定員5名 一充填走行距離1014km 燃料消費率(WLTCモード/自社測定値)152 km/kg 写真のボディカラーはクリーミーホワイトパール

 注目のパワートレインには、最大総出力110kW(正味94kW)の固体高分子型FCスタック、最高出力150kW/最大トルク350Nmを発生するDE4N型モーター、総電力量2.64kWhを確保したリチウムイオン電池、容量を従来の6.33kgから6.69kg(容積54リットル×3本の計162リットル)へと増加するとともに燃料貯蔵密度の向上と充填頻度の低減を果たした高圧水素タンクを搭載して前輪を駆動。新型モーターシステムや高効率インバーターなどの採用により、パワートレインの効率性と耐久性を高める。また、3-in-1構造のPEシステムを導入することでパワートレインの一体化と軽量化を実現し、全体のエネルギー効率を向上。高電圧バッテリーとの電力分配を最適化する制御技術も採用して、走行効率をアップさせた。さらに、アクティブサウンドデザイン(e-ASD)やアクティブノイズコントロール(ANC-R)、駆動用モーターのトルクを制御して前後輪の荷重配分を最適化し、ハンドリングをアシストするe-ハンドリングなどを組み込んで、上質かつ安定した走りを具現化する。ストップ&ゴーが頻繁に発生する日本の交通環境に合わせて発進加速が自然で滑らかになるよう専用にチューニングしたスマート回生システムも組み込んだ。性能面では一充電走行距離が参考値で1014km(ボヤージュ、ラウンジおよびラウンジ+は970km)、燃料消費率がWLTCモード/自社測定値で152km/kg(ボヤージュ、ラウンジおよびラウンジ+は145km/kg)を達成。水素の満充填に要する時間は5分程度を実現した。給電システムとして、室内および室外V2L(Vehicle to Load)[100V/最大出力1500W]や日本専用仕様のV2H(Vehicle to Home)[最大出力10kW]も設定している。

▲パワートレインには最大総出力110kW(正味94kW)の固体高分子型FCスタック、最高出力150kW/最大トルク350Nmを発生するDE4N型モーター、総電力量2.64kWhを確保したリチウムイオン電池、容量6.69kg(容積54リットル×3本の計162リットル)の高圧水素タンクを搭載

▲パワートレインには最大総出力110kW(正味94kW)の固体高分子型FCスタック、最高出力150kW/最大トルク350Nmを発生するDE4N型モーター、総電力量2.64kWhを確保したリチウムイオン電池、容量6.69kg(容積54リットル×3本の計162リットル)の高圧水素タンクを搭載

▲車両走行時に3段階のEVサウンドを提供するアクティブサウンドデザインを採用

▲車両走行時に3段階のEVサウンドを提供するアクティブサウンドデザインを採用

▲駆動用モーターのトルクを制御して前後輪の荷重配分を最適化し、ハンドリングをアシストするe-ハンドリングを装備

▲駆動用モーターのトルクを制御して前後輪の荷重配分を最適化し、ハンドリングをアシストするe-ハンドリングを装備

▲水素の満充填に要する時間は5分程度を実現

▲水素の満充填に要する時間は5分程度を実現

▲日本専用仕様のV2H(Vehicle to Home)[最大出力10kW]を設定

▲日本専用仕様のV2H(Vehicle to Home)[最大出力10kW]を設定

 エクステリアについては、ヒョンデの新しいデザイン言語「Art of Steel(アート・オブ・スティール)」を体現したことがトピック。鋼が持つ自然なしなやかさと強さ、そして造形美を的確に表現したことが特徴で、無骨さを感じさせる大胆なラインと堅固な構造に、アーチ型断面を加えることで、都市とアウトドアの両方のライフスタイルに調和するSUVスタイルを創出した。また、フロントのデイタイムランニングライト(DRL)とリアコンビネーションランプには、ヒョンデの水素バリューチェーン事業ブランド「HTWO」のシンボルをモチーフにしたデザイン要素を採用。ブランドのビジョンと技術力を象徴するディテールとして、視覚的な個性を際立たせる。足もとにはボヤージュに新造形の18インチアルミホイールと225/55R18タイヤを、ラウンジおよびラウンジ+に新造形の19インチアルミホイールと245/45R19タイヤを装着した。ボディサイズは全長4750×全幅1865×全高1690mm/ホイールベース2790mmに設定。ボディカラーはクリーミーホワイトパール、ゴヨーカッパーパール、エコトロニックグレーパール、ファントムブラックパールという計4色をラインアップしている。

▲エクステリアはヒョンデの新しいデザイン言語「Art of Steel(アート・オブ・スティール)」を体現。無骨さを感じさせる大胆なラインと堅固な構造に、アーチ型断面を加えることで、都市とアウトドアの両方のライフスタイルに調和するSUVスタイルを創出する

▲エクステリアはヒョンデの新しいデザイン言語「Art of Steel(アート・オブ・スティール)」を体現。無骨さを感じさせる大胆なラインと堅固な構造に、アーチ型断面を加えることで、都市とアウトドアの両方のライフスタイルに調和するSUVスタイルを創出する

▲フロントのデイタイムランニングライト(DRL)とリアコンビネーションランプには、ヒョンデの水素バリューチェーン事業ブランド「HTWO」のシンボルをモチーフにしたデザイン要素を採用

▲フロントのデイタイムランニングライト(DRL)とリアコンビネーションランプには、ヒョンデの水素バリューチェーン事業ブランド「HTWO」のシンボルをモチーフにしたデザイン要素を採用

▲整流効果を高めるリアスポイラーを装着

▲整流効果を高めるリアスポイラーを装着

▲積載性を高めるルーフレールを配備

▲積載性を高めるルーフレールを配備

▲オートフラッシュドアハンドルとドアハンドルイルミネーションを採用

▲オートフラッシュドアハンドルとドアハンドルイルミネーションを採用

▲デジタルサイドミラーはラウンジ+に標準装備

▲デジタルサイドミラーはラウンジ+に標準装備

▲ラウンジおよびラウンジ+に新造形の19インチアルミホイールと245/45R19タイヤを装着

▲ラウンジおよびラウンジ+に新造形の19インチアルミホイールと245/45R19タイヤを装着

 内包するインテリアは、モダンかつ居心地のよいキャビン空間に仕立てて、快適なドライブを実現したことが訴求点。コクピットはドライバーオリエンテッドでデザインし、水平基調のダッシュボードに12.3インチカラーLCDメータークラスターおよびパノラミックカーブドディスプレイや電子制御シフトレバー(SBW)、インタラクティブピクセルライト[ステアリングパッド部LED]、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、デジタルセンターミラー(DCM)、デジタルサイドミラー(DSM)などを配備する。ナビゲーションOTA[ナビ関連プログラム無線通信アップデート/5年間無償]やコントローラーOTA[車両制御プログラム無線通信アップデート]も組み込んだ。また、助手席オープントレイやコンソールトレイといった収納スペースを設定。機能装備として、スマートフォンワイヤレスチャージ(デュアル)やUSBポート(Type C)[前席充電・通信×1個(27W)、前席充電×2個/後席充電×2個(計100W)]、デジタルキー[UWB通信]、Audio by BANG&OLUFSENプレミアムサウンドシステム[14スピーカー、外部アンプ、e-ASD付]なども採用している。

▲インテリアはモダンかつ居心地のよいキャビン空間に仕立てて、快適なドライブを実現。コクピットはドライバーオリエンテッドでデザインする。写真はセレーングレー/モシアイボリー2トーンの内装カラー。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲インテリアはモダンかつ居心地のよいキャビン空間に仕立てて、快適なドライブを実現。コクピットはドライバーオリエンテッドでデザインする。写真はセレーングレー/モシアイボリー2トーンの内装カラー。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲水平基調のダッシュボードに12.3インチカラーLCDメータークラスターおよびパノラミックカーブドディスプレイを配備

▲水平基調のダッシュボードに12.3インチカラーLCDメータークラスターおよびパノラミックカーブドディスプレイを配備

▲電子制御シフトレバー(SBW)を採用

▲電子制御シフトレバー(SBW)を採用

▲ヘッドアップディスプレイ(HUD)を配備

▲ヘッドアップディスプレイ(HUD)を配備

▲コンソールトレイとスマートフォンワイヤレスチャージ(デュアル)を装備

▲コンソールトレイとスマートフォンワイヤレスチャージ(デュアル)を装備

▲Audio by BANG&OLUFSENプレミアムサウンドシステム[14スピーカー、外部アンプ、e-ASD付]などを採用

▲Audio by BANG&OLUFSENプレミアムサウンドシステム[14スピーカー、外部アンプ、e-ASD付]などを採用

 一方でシートについては、前席にリラクゼーションコンフォートシート[レッグレスト付]を、後席にリクライニング機構付きシートを装着。大容量水素タンクを後席下部などに効率的に配置しつつ、SUVならではの全高を活かして、センタートンネルのないフラットな後席フロアと広々とした室内スペースを実現し、合わせてラゲッジルームは後席使用時で510リットル、後席格納時で最大1630リットルの容量を確保する。また、ラウンジおよびラウンジ+のルーフ部にはリサイクルPET素材のスエード調ヘッドライニングを配し、さらに乗員の開放感を高めるビジョンルーフ [固定式大型ガラスルーフ/サンシェード付]も装備した。内装カラーはボヤージュにブラックモノトーンを、ラウンジおよびラウンジ+にブラックモノトーン、ダークティール/オブシディアンブラック2トーン、セレーングレー/モシアイボリー2トーンを設定。シート表皮はボヤージュにファブリックを、ラウンジおよびラウンジ+に本革を張っている。

▲前席にリラクゼーションコンフォートシート[レッグレスト付]を装着。ラウンジおよびラウンジ+には本革のシート表皮を張る

▲前席にリラクゼーションコンフォートシート[レッグレスト付]を装着。ラウンジおよびラウンジ+には本革のシート表皮を張る

▲後席にはリクライニング機構付きシートを配備

▲後席にはリクライニング機構付きシートを配備

▲乗員の開放感を高めるビジョンルーフ [固定式大型ガラスルーフ/サンシェード付]を設定

▲乗員の開放感を高めるビジョンルーフ [固定式大型ガラスルーフ/サンシェード付]を設定

▲ラゲッジルームは後席使用時で510リットル、後席格納時で最大1630リットルの容量を確保。スマートパワーテールゲートも配備

▲ラゲッジルームは後席使用時で510リットル、後席格納時で最大1630リットルの容量を確保。スマートパワーテールゲートも配備

 安全性能の面では、あらゆる方向からの衝撃に備えて車両フレームを大幅に強化するとともに、ヒョンデの最新の先進運転支援システム「Hyundai SmartSense」を採用して、ドライバーと乗員を包括的に保護する。機能としては、前方衝突防止アシスト[車両/歩行者/自転車/交差路対向車/正面対向車/交差車両/追越時対向車/側方車両接近/回避ステアリングアシスト機能付]やナビゲーションベーススマートクルーズコントロール(NSCC)[ストップ&ゴー機能/エマージェンシーストップ機能付]、レーンキーピングアシスト(LKA)、ブラインドスポットコリジョンアボイダンスアシスト(BCA)、リアクロストラフィックコリジョンアボイダンスアシスト(RCCA)、ドライバーモニタリングシステム、ペダル踏み間違いセーフティアシスト(PMSA)、多重衝突防止自動制御システム(MCB)などを装備した。

▲ヒョンデの最新の先進運転支援システム「Hyundai SmartSense」を装備。機能としてナビゲーションベーススマートクルーズコントロール(NSCC)などを採用する

▲ヒョンデの最新の先進運転支援システム「Hyundai SmartSense」を装備。機能としてナビゲーションベーススマートクルーズコントロール(NSCC)などを採用する

 なお、ヒョンデは新型ネッソの日本発売に合わせて、法定点検基本料・車検点検基本料を4年目まで無償提供する専用Hyundai Assurance Program(ヒョンデ・アシュアランス・プログラム)を新規に設定している。

 

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