英国のシンボリックな2つのブランド“MINI”“Paul Smith”がコラボした「ミニ・ポール・スミス エディション」の日本における受注がスタート

BMWが電気自動車のミニ・クーパーSE 3ドアをベースとする特別仕様車「オールエレクトリック・ミニ・クーパー・ポール・スミス エディション」の日本における受注を開始。英国人デザイナーのポール・スミス氏の世界観を、ミニの内外装に存分に融合。ジャパンモビリティショー2025ではポール・スミス氏自身が実車を紹介

 BMWジャパンは2025年10月29日、プレミアムコンパクトハッチバックEVのミニ・クーパーSE 3ドアをベースとする特別仕様車「オールエレクトリック・ミニ・クーパー・ポール・スミス エディション(ALL-ELECTRIC MINI COOPER PAUL SMITH EDITION)」をラインアップし、同日より日本における受注を開始した。車両価格は598万円に設定する。また、ジャパンモビリティショー2025では来日したポール・スミス氏自らが、ミニ・ポール・スミス エディションの実車を紹介した。

▲オールエレクトリック・ミニ・クーパー・ポール・スミス エディション 価格:598万円 全長3860×全幅1755×全高1460mm ホイールベース2525mm 一充電走行距離(WLTCモード)446km 英国の代表的な2つのブランドである“MINI”と“Paul Smith”の最新コラボレーションモデル

▲オールエレクトリック・ミニ・クーパー・ポール・スミス エディション 価格:598万円 全長3860×全幅1755×全高1460mm ホイールベース2525mm 一充電走行距離(WLTCモード)446km 英国の代表的な2つのブランドである“MINI”と“Paul Smith”の最新コラボレーションモデル

 英国の代表的な2つのブランドである“MINI”と“Paul Smith”のコラボレーションは、1998年にクラシック・ミニ・クーパーをポール・スミス氏のトレードマークであるビジュアルデザインで包んだことから始まり、1999年のクラシック・ミニ誕生40周年を記念して、ポール・スミスの特徴である“シグネチャーストライプ”をワンオフモデルに提供している。その後、2021年に「MINI Strip」、2022年に「MINI Recharged by Paul Smith」と2台のワンオフモデルが発表された。

▲ジャパンモビリティショー2025では来日したポール・スミス氏(写真・右)自らが、ミニ・ポール・スミス エディションの実車を紹介。左は進行を務めたBMW AGカスタマー・ブランド・セールス担当取締役のヨッヘン・ゴラー氏

▲ジャパンモビリティショー2025では来日したポール・スミス氏(写真・右)自らが、ミニ・ポール・スミス エディションの実車を紹介。左は進行を務めたBMW AGカスタマー・ブランド・セールス担当取締役のヨッヘン・ゴラー氏

 今回受注を開始したコラボレーションモデルは、パワートレインに高出力なフロントモーター(最高出力160kW/7000rpm、最大トルク330Nm/1000~4500rpm)と総電力量54.2kWhを確保したリチウムイオンバッテリーを搭載して前輪を駆動する通常モデルのミニ・クーパーSE 3ドアをベースに、ポール・スミス氏のモットーである「Every day is a new beginning.(毎日が新しい始まり)」をテーマに独自のデザイン言語を内外装の随所に採用して、スペシャルな1台に仕立てたことが特徴である。

▲ボディカラーは特別色のインスパイアードホワイト(写真)とステイトメントグレーという2タイプの特別色、通常モデルで人気色のミッドナイトブラックという3タイプを設定。ルーフはポール・スミス氏の故郷の町へのオマージュとして特別に調合したノッティンガムグリーンを採用

▲ボディカラーは特別色のインスパイアードホワイト(写真)とステイトメントグレーという2タイプの特別色、通常モデルで人気色のミッドナイトブラックという3タイプを設定。ルーフはポール・スミス氏の故郷の町へのオマージュとして特別に調合したノッティンガムグリーンを採用

 まず外装では、クラシック・ミニのベージュカラーを現代的にしたアレンジしたインスパイアードホワイトと、1959年に登場したミニ・オースチン・セブン(Mini Austin Seven)をモダンにアレンジしたクリアで青みがかったグレーのステイトメントグレーという2タイプの特別色、そして通常モデルで人気色のミッドナイトブラックという3タイプのボディカラーに、ポール・スミス氏の故郷の町へのオマージュとして特別に調合した塗装色であるノッティンガムグリーンのルーフ、ドアミラーキャップ、ラジエーターグリルフレームを採用。また、ルーフ後部にはPaul Smithブランドのシンボルであるシグネチャーストライプを配備する。さらに、前後のMINIエンブレムはブラックブルーで塗装した。足もとにはダークスティールで淡いクリアコーティングを施した18インチアロイホイール ナイトフラッシュスポークを装着。センター部にはノッティンガムグリーンのカラーにPaul Smithロゴを入れた専用センターキャップを配している。

▲ルーフ後部にはPaul Smithブランドのシンボルであるシグネチャーストライプを配備

▲ルーフ後部にはPaul Smithブランドのシンボルであるシグネチャーストライプを配備

▲ドアミラーキャップもノッティンガムグリーンで仕立てる

▲ドアミラーキャップもノッティンガムグリーンで仕立てる

▲MINIエンブレムはブラックブルーで塗装

▲MINIエンブレムはブラックブルーで塗装

▲足もとにはダークスティールで淡いクリアコーティングを施した18インチアロイホイール ナイトフラッシュスポークを装着。センター部にはノッティンガムグリーンのカラーにPaul Smithロゴを入れた専用センターキャップを組み込む

▲足もとにはダークスティールで淡いクリアコーティングを施した18インチアロイホイール ナイトフラッシュスポークを装着。センター部にはノッティンガムグリーンのカラーにPaul Smithロゴを入れた専用センターキャップを組み込む

 インテリアについては、ストライプパターンのポール・スミス・ファブリックのアクセントが際立つダッシュボードおよびドアトリムや、シグネチャーストライプをモチーフにした鮮やかな色の飾り縫いをテキスタイルストラップとして入れたスポーツステアリングホイール、ポール・スミス氏が描いたうさぎをモチーフとしたデザインのリベットを配する専用フロアマットなどを特別装備。また、ドアを開けると“hello”の文字が地面にプロジェクションで映し出される専用ドアミラープロジェクションを採用する。ドアシルにはポール・スミス氏のモットーの「Every day is a new beginning.」のフレーズを入れた。さらに、円型OLEDセンターディスプレイではパーソナルモードを選ぶと3種類あるポール・スミスのバックグラウンドのなかから1つを選択できるようにアレンジする。一方、シートに関してはショルダーとヘッドレスト部にニット素材のテキスタイルを、メイン部にベスキン表皮を張ったうえで、Paul Smithロゴを入れたナイトシェードブルーのスポーツシートを装着。機能装備として、MINIナビゲーションシステム、スマートフォンインテグレーション(Apple CarPlay/Android Auto)、インテリジェントパーソナルアシスタント、harman/kardon製HiFiラウドスピーカーシステムなどを標準で組み込んでいる。

▲ストライプパターンのポール・スミス・ファブリックのアクセントが際立つダッシュボードおよびドアトリムや、ポール・スミス氏が描いたうさぎをモチーフとしたデザインのリベットを配する専用フロアマットなどを特別装備。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲ストライプパターンのポール・スミス・ファブリックのアクセントが際立つダッシュボードおよびドアトリムや、ポール・スミス氏が描いたうさぎをモチーフとしたデザインのリベットを配する専用フロアマットなどを特別装備。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲シグネチャーストライプをモチーフにした鮮やかな色の飾り縫いをテキスタイルストラップとして入れたスポーツステアリングホイールを装着

▲シグネチャーストライプをモチーフにした鮮やかな色の飾り縫いをテキスタイルストラップとして入れたスポーツステアリングホイールを装着

▲ドアシルにはポール・スミス氏のモットーの「Every day is a new beginning.」のフレーズを入れる

▲ドアシルにはポール・スミス氏のモットーの「Every day is a new beginning.」のフレーズを入れる

▲ショルダーとヘッドレスト部にニット素材のテキスタイルを、メイン部にベスキン表皮を張ったうえで、Paul Smithロゴを入れたナイトシェードブルーのスポーツシートを装着

▲ショルダーとヘッドレスト部にニット素材のテキスタイルを、メイン部にベスキン表皮を張ったうえで、Paul Smithロゴを入れたナイトシェードブルーのスポーツシートを装着

 なお、BMWジャパンはオールエレクトリック・ミニ・クーパー・ポール・スミス エディションに続いて、2026年に「ミニ・クーパー・ポール・スミス エディション(MINI COOPER PAUL SMITH EDITION)」「ミニ・クーパー 5ドア・ポール・スミス エディション(MINI COOPER 5-Door PAUL SMITH EDITION)」「ミニ・クーパー・コンバーチブル・ポール・スミス エディション(MINI COOPER CONVERTIBLE PAUL SMITH EDITION)」という3モデルのミニ・ポール・スミス エディションを導入すると予告。ジャパンモビリティショー2025の舞台では、ミニ・クーパー 5ドアS・ポール・スミス エディションとミニ・クーパー・コンバーチブルS・ポール・スミス エディションを披露している。

▲2026年には「ミニ・クーパー 5ドア・ポール・スミス エディション」を導入予定。ジャパンモビリティショー2025では実車を公開

▲2026年には「ミニ・クーパー 5ドア・ポール・スミス エディション」を導入予定。ジャパンモビリティショー2025では実車を公開

▲「ミニ・クーパー・コンバーチブル・ポール・スミス エディション」も2026年に導入予定

▲「ミニ・クーパー・コンバーチブル・ポール・スミス エディション」も2026年に導入予定

 

 

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