マツダがMAZDA3/CX-30/CX-5/CX-60/CX-80の車種展開を刷新。5モデルにディーゼルエンジン専用の新グレード「XD Drive Edition」を追加するとともに、MAZDA3はマツダコネクト操作性改善などを、CX-30は20S i Selection/20S Touring/XD S Packageの内装色変更やマツダコネクト操作性改善、SKYACTIV-D 1.8の燃費改善などを、CX-5はXD Sports Appearanceの価格改定などを、CX-60とCX-80は新グレードのXD Drive Edition Nappa Leather PackageおよびXD Premium Sportsの追加設定などを実施
マツダは2025年10月9日、MAZDA3/CX-30/CX-5/CX-60/CX-80の車種展開を刷新するなど一部変更を実施し、MAZDA3/CX-30/CX-5/CX-60は同日より、CX-80は10月29日より予約受注を開始すると発表した。販売開始はCX-60が10月上旬、MAZDA3とCX-30(XD Drive Edition以外)、CX-80は11月上旬、MAZDA3とCX-30のXD Drive Edition、CX-5は12月上旬を予定している。
今回の変更は、MAZDA3/CX-30/CX-5/CX-60/CX-80にディーゼルエンジン専用の新グレード「XD Drive Edition」を追加するとともに、MAZDA3はマツダコネクト操作性改善などを、CX-30は20S i Selection/20S Touring/XD S Packageの内装色変更やマツダコネクト操作性改善、SKYACTIV-D 1.8の燃費改善などを、CX-5はXD Sports Appearanceの価格改定などを、CX-60とCX-80は新グレードのXD Drive Edition Nappa Leather PackageおよびXD Premium Sportsの追加設定などを実施したことが特徴である。
各モデルの変更ポイントを紹介していこう。
まずMAZDA3は、ファストバックとセダンともに、レザーシート(ファストバック:黒革・赤革、セダン:黒革)、合成皮革ドアトリム、ブラック塗装アルミホイール、ブラックドアミラー、シグネチャーウィング(セダン:ブラック)を装備した新グレードの「XD Drive Edition」を追加設定。車両価格はファストバックXD Drive Editionが2WD317万7900円/4WD341万4400円、セダンXD Drive Editionが2WD317万7900円に据える。ディーゼルエンジンには既存のXDモデルと同様の“SKYACTIV-D 1.8”S8-DPTS型1756cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力130ps/4000rpm、最大トルク27.5kg・m/1600~2600rpm)を搭載した。
また、従来設定していた「XD/20S Black Selection」「15S Retro Sports Edition」「15C i selection」を廃止。さらに、「20S/XD S Package(オプション無し車)」を除く全機種でApple CarPlay/Android Autoタッチパネル機能追加(10.25インチセンターディスプレイ)を図って、マツダコネクトの操作性を改善している。
▲ディーゼルエンジンには既存のXDモデルと同様の“SKYACTIV-D 1.8”S8-DPTS型1756cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(130ps/27.5kg・m)を搭載
▲「20S/XD S Package(オプション無し車)」を除く全機種でApple CarPlay/Android Autoタッチパネル機能追加(10.25インチセンターディスプレイ)を図って、マツダコネクトの操作性を改善
次にCX-30は、レザーシート(黒革・白革)、合成皮革ドアトリム、ブラック塗装アルミホイール、ブラックドアミラー、シグネチャーウィング(ブラック)を装備した新グレードの「XD Drive Edition」を追加設定。車両価格は2WD336万500円/4WD359万7000円に据える。ディーゼルエンジンには既存のXDモデルと同様の“SKYACTIV-D 1.8”S8-DPTS型1756cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力130ps/4000rpm、最大トルク27.5kg・m/1600~2600rpm)を搭載するが、燃料噴射制御の見直し等により燃費性能を改善。WLTCモード燃費で2WDが従来の19.5km/リットルから20.2km/リットルに、4WDが従来の18.7km/リットルから19.2km/リットルに向上した。
また、従来設定していた「XD Black Selection」を廃止。さらに、「XD S Package(オプション無し車)」を除く全機種でApple CarPlay/Android Autoタッチパネル機能追加(10.25インチセンターディスプレイ)を図って、マツダコネクトの操作性を改善する。加えて、「20S i Selection」「20S Touring(布シート)」「XD S Package」の内装色を従来のネイビーブルーからブラックに変更した。
▲ディーゼルエンジンには燃料噴射制御の見直し等により燃費性能の向上を図った“SKYACTIV-D 1.8”S8-DPTS型1756cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(130ps/27.5kg・m)を搭載
▲「XD S Package(オプション無し車)」を除く全機種でApple CarPlay/Android Autoタッチパネル機能追加(10.25インチセンターディスプレイ)を図って、マツダコネクトの操作性を改善
CX-5については、ピアノブラックのドアミラー、ブラッククロームのシグネチャーウィング、縦基調/ピアノブラックのフロントグリル、ブラックメタリック塗装の19インチアルミホイールを装備した新グレードの「XD Drive Edition」を追加設定。車両価格は2WD390万1700円/4WD413万2700円に据える。ディーゼルエンジンには既存のXDモデルと同様の“SKYACTIV-D 2.2”SH-VPTS型2188cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力200ps/4000rpm、最大トルク45.9kg・m/2000rpm)を搭載した。
また、ユーザーが選択しやすい機種体系に刷新し、「Retro Sports Edition」と「Field Journey」を廃止。さらに、「XD Sports Appearance」の車両価格を2WDが従来の390万600円から385万円に、4WDが従来の413万1600円から408万1000円に引き下げた。
▲ディーゼルエンジンには既存のXDモデルと同様の“SKYACTIV-D 2.2”SH-VPTS型2188cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(200ps/45.9kg・m)を搭載
CX-60に関しては、レザーシート(グレージュ/ブラック)、ピアノブラックのドアミラー、ブラッククロームのシグネチャーウィング、ハニカムタイプ/ピアノブラックのフロントグリル、ブラックメタリック塗装の20インチアルミホイールを装備した新グレードの「XD Drive Edition」を追加設定。車両価格は2WD427万200円/4WD449万5700円に据える。また、前述の装備にシートをナッパレザー(ブラック)に換装した「XD Drive Edition Nappa Leather Package」も追加。車両価格は2WD456万5000円/4WD479万500円に設定した。さらに、XD-HYBRIDやPHEV搭載車で人気の高いタン内装を採用した新ハイエンドモデルの「XD Premium Sports」を追加。車両価格は2WD466万5100円/4WD489万600円に設定している。ディーゼルエンジンには既存のXDモデルと同様の“SKYACTIV-D 3.3”T3-VPTS型3283cc直列6気筒DOHC24Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力231ps/4000~4200rpm、最大トルク51.0kg・m/1500~3000rpm)を搭載。機種体系として、「XD SP」「XD L Package」「XD Exclusive Mode」はカタログから外れている。
▲マツダCX-60 XD Drive Edition Nappa Leather Package 価格:2WD456万5000円/4WD479万500円 写真のボディカラーはロジウムホワイトプレミアムメタリック
▲ディーゼルエンジンには既存のXDモデルと同様の“SKYACTIV-D 3.3”T3-VPTS型3283cc直列6気筒DOHC24Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(231ps/51.0kg・m)を搭載
CX-80については、レザーシート(グレージュ/ブラック)、ピアノブラックのドアミラー、ブラッククロームのシグネチャーウィング、バータイプ/ピアノブラックのフロントグリル、ブラックメタリック塗装の20インチアルミホイールを装備した新グレードの「XD Drive Edition」を追加設定。車両価格は2WD475万9700円/4WD499万6200円に据える。また、前述の装備にシートをナッパレザー(ブラック)に換装した「XD Drive Edition Nappa Leather Package」も追加。車両価格は2WD507万1000円/4WD530万7500円に設定した。さらに、XD-HYBRIDやPHEV搭載車で人気の高いタン内装(6名乗りセンターコンソール仕様)を採用した新ハイエンドモデルの「XD Premium Sports」を追加。車両価格は2WD542万5200円/4WD566万1700円に設定している。ディーゼルエンジンには既存のXDモデルと同様の“SKYACTIV-D 3.3”T3-VPTS型3283cc直列6気筒DOHC24Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力231ps/4000~4200rpm、最大トルク51.0kg・m/1500~3000rpm)を搭載。機種体系として、「XD」「XD S Package」「XD L Package」「XD Exclusive Mode」をカタログから外している。
▲マツダCX-80 XD Drive Edition Nappa Leather Package 価格:2WD507万1000円/4WD530万7500円 写真のボディカラーはアーティザンレッドプレミアムメタリック
▲ディーゼルエンジンには既存のXDモデルと同様の“SKYACTIV-D 3.3”T3-VPTS型3283cc直列6気筒DOHC24Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(231ps/51.0kg・m)を搭載