モーガンが1950年に生産を開始したPLUS FOURの誕生75周年を祝う現行PLUS FOURのアニバーサリーモデル「PLUS FOUR 75」を発表。通常ではオプション設定のエクステリアペイントやインテリアレザー、カーペット、イージーアップフード、ウイングビーディングなどのカラー選択を無償で提供。販売台数は全世界で75台限定。日本への導入も予定
英国モーガンはPLUS FOUR(プラス フォー)の生産開始75周年を記念した現行PLUS FOURの限定モデル「PLUS FOUR 75」を発表し、本年10月27日に英国ロンドンのアールズ・コートで⼀般公開するとアナウンス。また、モーガンの日本における正規輸入総代理店であるエスシーアイ株式会社(モーガンカーズ・ジャパン)は、PLUS FOUR 75を日本に導入して販売すると予告した。販売台数は全世界で75台限定。日本での車両価格はMTとATともに1755万6000円の設定で、デリバリーは2026年夏以降を予定している。
▲モーガンPLUS FOURの生産開始75周年を記念した現行PLUS FOURの限定モデル「PLUS FOUR 75」がデビュー。販売台数は全世界で75台限定。日本での車両価格はMT/AT1755万6000円に設定
モーガンPLUS FOURは1950年9月29日付の『オートカー』誌で初めて公開され、同年10月27日に英国ロンドンのアールズ・コートで市場デビュー。近代的なエンジニアリングと古くから受け継がれてきたコーチビルド技術の絶妙なバランスを実現し、軽量で魅力的な走りを演じるモデルとして、世界中のファンから注目を集める。モータースポーツの世界でも大活躍し、1962年開催のル・マン24時間レースではファクトリーワークスチームがエントリーしてクリストファー・ローレンス選手とリチャード・シェパード・バロン選手がドライブしたMORGAN PLUS 4 SUPERSPORTS(モーガン・プラス4・スーパースポーツ、登録番号TOK258)が2.0リットルGTクラスで優勝を達成。やがてPLUS FOURは、モーガン車の代名詞的な存在に昇華していった。
▲モーガンPLUS FOURは1950年9月29日付の『オートカー』誌で初めて公開され、同年10月27日に英国ロンドンのアールズ・コートで正式発表。近代的なエンジニアリングと古くから受け継がれてきたコーチビルド技術の絶妙なバランスを実現する
今回の限定モデルは、この代名詞が誕生75周年を迎えることを記念したアニバーサリーモデルに位置。新世代のCXジェネレーション接着アルミプラットフォームに、BMW製の1998cc直列4気筒DOHCツインパワーターボエンジンを専用チューニングしたパワーユニット(最高出力/最大トルクはMTが258ps(190kW)/5500rpm、350Nm/1000~5000rpm、ATが258ps(190kW)/4400rpm、400Nm/1000~4300rpm)、6速MTまたはパドルシフト付8速ATのトランスミッションを採用する現行のPLUS FOURをベースに、通常ではオプション設定のエクステリアペイントやインテリアレザー、カーペット、イージーアップフード、ウイングビーディングなどのカラー選択を無償で提供する。さらに、専用の“PLUS FOUR 75”バッジを特別装備した。
▲パワートレインは現行のPLUS FOURを踏襲し、BMW製の1998cc直列4気筒DOHCツインパワーターボエンジンを専用チューニングしたパワーユニット(MT258ps(190kW)/350Nm、AT258ps(190kW)/400Nm)に、6速MTまたはパドルシフト付8速ATのトランスミッションを組み合わせる
エクステリアペイントは標準のSPORT SOLID COLOURSのほか、CLASSIC SOLID COLOURS、METALLIC COLOURS、SPECIAL SOLID COLOUR、SPECIAL METALLIC COLOURSが選択可能。イージーアップフードは、標準のブラックモヘアのほかにカラー選択ができる。また、インテリアレザーは標準のペブルブラック/グレーテキスタイルのほか、2トーン内装パック2~6、ペブルグレーンレザー、ソフトグレーンレザーを設定。カーペットは標準のスタンダードウィーヴブラックのほか、ボックスウィーヴが選べる。さらに、ウイングビーディング(パイピング)は標準のブラックのほかにカラー選択を可能とした。