日産自動車は10月8日、新型リーフの日本仕様、「B7」グレードを正式発表し、10月17日より注文受付を開始した。車種展開は標準モデルのB7 Xと上級仕様のB7 Gで構成。ユーザーへの納車は2026年1月からを予定している。注目のB7パワートレインは、最高出力160kW(218ps)/4400~1万1700rpm、最大トルク355Nm/0~4300rpmを発生する新開発モーター、インバーター、減速機といった主要な3つのコンポーネントを一体化した3-in-1構造に。また、冷熱システムを一括制御するエネルギーマネジメントシステムを採用している。2グレードのB7X(518万8700円)、B7G(599万9400円)で構成される。
マツダは10月4日、モータースポーツ活動におけるサブブランド「MAZDA SPIRIT RACING」初の市販車である「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」を発表し、本年10月24日より予約受注を開始すると発表した。販売台数はMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERが2200台、MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rが200台の限定。発売は2026年1月上旬を予定する。今回のロードスターのスペシャルモデルはスーパー耐久シリーズに関わったエンジニアが開発を担当し、培った技術を惜しみなく投入。4代目ロードスターの国内仕様ソフトトップモデルでは初となる、SKYACITV-G 2.0エンジンを搭載している。価格は526万円5700円(12Rは761万2000円)。

MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERとMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rはスーパー耐久シリーズ(通称S耐)に関わったエンジニアが開発を担当し、培った技術を惜しみなく投入。“速さ”だけでなく“質感”にもこだわってパワートレインや車体を高度にチューンアップする
マツダは10月9日、MAZDA3/CX-30/CX-5/CX-60/CX-80のグレード展開を刷新するなど一部変更を実施。MAZDA3/CX-30/CX-5/CX-60は同日より、CX-80は10月29日より予約受注が開始される。販売開始はCX-60が10月上旬、MAZDA3とCX-30(XD Drive Edition以外)、CX-80は11月上旬、MAZDA3とCX-30のXD Drive Edition、CX-5は12月上旬を予定。今回の変更はディーゼルエンジン専用の新グレード「XD Drive Edition」を追加、一部モデルのマツダコネクトの操作性改善などが実施されている。
スズキはブランド初のBEVモデルとなる「eビターラ(e VITARA)」を、2026年1月16日に日本で発売すると発表。プラットフォームはトヨタと共同開発した新設計の「ハーテクトe」となる。グレードはFWDのX、Z 、4WDのZ の3タイプ。生産はインドのグシャラート工場となる。価格は399万3000円~492万8000円。
スズキは2025年10月2日、小型クロスオーバーSUVのクロスビーの大幅改良を行い、同日より発売した。愛着のわくデザインや使いやすく広い室内空間といったクロスビー本来の特長を踏襲したうえで、先進安全装備や快適装備の拡充、パワートレインの刷新など大幅進化を実施している。価格は215万7100円~250万300円。
トヨタ自動車は10月9日、電気自動車bZ4Xの一部改良を行い、同日より発売した。航続距離の延長や急速充電時間の短縮、フロントマスクやインパネなど内外装デザイン変更などが実施された。車両価格は50万円ほどの引き下げが行われ、BEVのより身近な存在を訴求。価格は480万円~600万円。

パワートレインの改良やリチウムイオン電池の電力量アップ(71.4kWh→74.7kWh)などで、一充電航続距離(WLTCモード)はZ FWDで従来の559kmから746kmに、Z 4WDで540kmから687kmに伸長
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は9月18日、GRシリーズの一翼を担う「GRカローラ」の一部改良を実施し、同日より注文を受け付け、本年11月3日に発売すると発表した。基本性能の向上が改良のメインで、構造用接着剤の塗布を延長してボディ骨格を強化、クールエアダクト(2次吸気ダクト)を追加によるG16E-GTS エンジンの冷却性能向上、JBLプレミアムサウンドシステムの機能拡充などが実施されている。価格は568万円~598万円。
レクサスは9月25日、フラッグシップセダンのLSをマイナーチェンジし、同日より発売した。全車におけるカラーコーディネーションの変更や快適装備の拡充を図るとともに、F SPORTにオプション設定するブレーキキャリパーの意匠を刷新。価格は1111万円~1773万円。
ホンダは2025年10月3日、クロスオーバーSUVのヴェゼルの一部改良を実施。G/e:HEV X/e:HEV X HuNTパッケージにHonda CONNECTディスプレイ、ワイヤレス充電器、ETC2.0 車載器をセットオプションとして追加設定。また、追加設定されるスポーティバージョン「ヴェゼルe:HEV RS」は10月24日の発売となる。先代のヴェゼルRSにはなかった4WDモデルが設定される。価格はヴェゼルが275万8800円~、e:HEV RSが374万8800円~。
■特別仕様車/限定車の詳細については本誌ワールドオートモーティブニュースをご確認ください。
※最新の新車価格表の全データは本誌『CAR and DRIVER』に掲載されています
