国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2025年10月20日時点

[日産]

 日産自動車は10月8日、新型リーフの日本仕様、「B7」グレードを正式発表し、10月17日より注文受付を開始した。車種展開は標準モデルのB7 Xと上級仕様のB7 Gで構成。ユーザーへの納車は2026年1月からを予定している。注目のB7パワートレインは、最高出力160kW(218ps)/4400~1万1700rpm、最大トルク355Nm/0~4300rpmを発生する新開発モーター、インバーター、減速機といった主要な3つのコンポーネントを一体化した3-in-1構造に。また、冷熱システムを一括制御するエネルギーマネジメントシステムを採用している。2グレードのB7X(518万8700円)、B7G(599万9400円)で構成される。

日産リーフB7 G/価格:599万9400円。3代目のリーフはアリアと同様の電動車専用のCMF-EVプラットフォームを採用。Cd値0.26の空力フォルムが新鮮な印象。B7は78kWhバッテリー搭載

日産リーフB7 G/価格:599万9400円。3代目のリーフはアリアと同様の電動車専用のCMF-EVプラットフォームを採用。Cd値0.26の空力フォルムが新鮮な印象。B7は78kWhバッテリー搭載

 

[マツダ]

 マツダは10月4日、モータースポーツ活動におけるサブブランド「MAZDA SPIRIT RACING」初の市販車である「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」を発表し、本年10月24日より予約受注を開始すると発表した。販売台数はMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERが2200台、MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rが200台の限定。発売は2026年1月上旬を予定する。今回のロードスターのスペシャルモデルはスーパー耐久シリーズに関わったエンジニアが開発を担当し、培った技術を惜しみなく投入。4代目ロードスターの国内仕様ソフトトップモデルでは初となる、SKYACITV-G 2.0エンジンを搭載している。価格は526万円5700円(12Rは761万2000円)。

▲MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERとMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rはスーパー耐久シリーズ(通称S耐)に関わったエンジニアが開発を担当し、培った技術を惜しみなく投入。“速さ”だけでなく“質感”にもこだわってパワートレインや車体を高度にチューンアップする

MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERとMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rはスーパー耐久シリーズ(通称S耐)に関わったエンジニアが開発を担当し、培った技術を惜しみなく投入。“速さ”だけでなく“質感”にもこだわってパワートレインや車体を高度にチューンアップする

マツダは10月9日、MAZDA3/CX-30/CX-5/CX-60/CX-80のグレード展開を刷新するなど一部変更を実施。MAZDA3/CX-30/CX-5/CX-60は同日より、CX-80は10月29日より予約受注が開始される。販売開始はCX-60が10月上旬、MAZDA3とCX-30(XD Drive Edition以外)、CX-80は11月上旬、MAZDA3とCX-30のXD Drive Edition、CX-5は12月上旬を予定。今回の変更はディーゼルエンジン専用の新グレード「XD Drive Edition」を追加、一部モデルのマツダコネクトの操作性改善などが実施されている。

▲マツダがディーゼルエンジン搭載車のMAZDA3/CX-30/CX-5/CX-60/CX-80に充実装備の新グレード「XD Drive Edition」を追加設定

ディーゼルエンジン搭載車のMAZDA3/CX-30/CX-5/CX-60/CX-80に充実装備の新グレード「XD Drive Edition」を追加設定

[スズキ]

 スズキはブランド初のBEVモデルとなる「eビターラ(e VITARA)」を、2026年1月16日に日本で発売すると発表。プラットフォームはトヨタと共同開発した新設計の「ハーテクトe」となる。グレードはFWDのX、Z 、4WDのZ の3タイプ。生産はインドのグシャラート工場となる。価格は399万3000円~492万8000円。

▲スズキ・eビターラZ 4WD 価格:492万8000円 全長4275×全幅1800×全高1640mm ホイールベース2700mm 車重1890kg 乗車定員5名 一充電走行距離(WLTCモード)472km 交流電力量消費率(WLTCモード)144Wh/km

スズキ・eビターラZ 4WD 価格:492万8000円 全長4275×全幅1800×全高1640mm 一充電走行距離(WLTCモード)は472km

 スズキは2025年10月2日、小型クロスオーバーSUVのクロスビーの大幅改良を行い、同日より発売した。愛着のわくデザインや使いやすく広い室内空間といったクロスビー本来の特長を踏襲したうえで、先進安全装備や快適装備の拡充、パワートレインの刷新など大幅進化を実施している。価格は215万7100円~250万300円。

スズキ・クロスビー・ハイブリッドMZ(4WD)/CVT 250万300円。新型は「かっこいいスポーティ」をキーワードに全面進化。基本骨格はそのままにスタイリング/快適性/安全性能/走りをアップデート

スズキ・クロスビー・ハイブリッドMZ(4WD)/CVT 250万300円。新型は「かっこいいスポーティ」をキーワードに全面進化。WLTCモード燃費21.0km/L

[トヨタ]

 トヨタ自動車は10月9日、電気自動車bZ4Xの一部改良を行い、同日より発売した。航続距離の延長や急速充電時間の短縮、フロントマスクやインパネなど内外装デザイン変更などが実施された。車両価格は50万円ほどの引き下げが行われ、BEVのより身近な存在を訴求。価格は480万円~600万円。

▲パワートレインの改良やリチウムイオン電池の総電力量アップ(71.4kWh→74.7kWh)などを図って、一充電航続距離(WLTCモード)はZ FWDで従来の559kmから746kmに、Z 4WDで540kmから687kmに延長

パワートレインの改良やリチウムイオン電池の電力量アップ(71.4kWh→74.7kWh)などで、一充電航続距離(WLTCモード)はZ FWDで従来の559kmから746kmに、Z 4WDで540kmから687kmに伸長

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は9月18日、GRシリーズの一翼を担う「GRカローラ」の一部改良を実施し、同日より注文を受け付け、本年11月3日に発売すると発表した。基本性能の向上が改良のメインで、構造用接着剤の塗布を延長してボディ骨格を強化、クールエアダクト(2次吸気ダクト)を追加によるG16E-GTS エンジンの冷却性能向上、JBLプレミアムサウンドシステムの機能拡充などが実施されている。価格は568万円~598万円。

▲トヨタGRカローラRZ GR-DAT(8AT) 価格:598万円 全長4410×全幅1850×全高1480mm ホイールベース2640mm 車重1500kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費10.4km/リットル

トヨタGRカローラRZ GR-DAT(8AT) 価格:598万円 WLTCモード燃費10.4km/L

[LEXUS]

 レクサスは9月25日、フラッグシップセダンのLSをマイナーチェンジし、同日より発売した。全車におけるカラーコーディネーションの変更や快適装備の拡充を図るとともに、F SPORTにオプション設定するブレーキキャリパーの意匠を刷新。価格は1111万円~1773万円。

▲レクサスLS500h“F SPORT”(2WD) 価格:1379万円 全長5235×全幅1900×全高1450mm ホイールベース3125mm 車重2230kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費13.6km/リットル

レクサスLS500h“F SPORT”(2WD) 価格:1379万円 全長5235×全幅1900×全高1450mm ホイールベース3125mm WLTCモード燃費13.6km/L

[ホンダ]

ホンダは2025年10月3日、クロスオーバーSUVのヴェゼルの一部改良を実施。G/e:HEV X/e:HEV X HuNTパッケージにHonda CONNECTディスプレイ、ワイヤレス充電器、ETC2.0 車載器をセットオプションとして追加設定。また、追加設定されるスポーティバージョン「ヴェゼルe:HEV RS」は10月24日の発売となる。先代のヴェゼルRSにはなかった4WDモデルが設定される。価格はヴェゼルが275万8800円~、e:HEV RSが374万8800円~。

ホンダ・ヴェゼルe:HEV RS 価格:374万8800円(FF)/396万8800円(4WD)。RSは意のままの走りを追求したローダウンサス採用。内外装は精悍な印象

ホンダ・ヴェゼルe:HEV RS 価格:374万8800円(FF)/396万8800円(4WD)。RSは意のままの走りを追求したローダウンサスを採用

 

 

■特別仕様車/限定車の詳細については本誌ワールドオートモーティブニュースをご確認ください。
※最新の新車価格表の全データは本誌『CAR and DRIVER』に掲載されています

 

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