三菱自動車がフルモデルチェンジした軽スーパーハイトワゴンの新型eKスペースを本年10月29日に発売するとアナウンス。車種展開は従来と同様に上級グレードのGと標準グレードのMをラインアップ。車両価格は174万9000円~194万5900円に設定
三菱自動車は2025年8月22日より予約注文の受付を実施していたスタイリッシュ軽スーパーハイトワゴンの新型eKスペースを、本年10月29日に発売すると発表した。
▲三菱eKスペース G(2WD) 価格:180万9500円 全長3395×全幅1475×全高1785mm ホイールベース2495mm 車重970kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費21.0km/リットル 写真のボディカラーはナチュラルアイボリーメタリック
車種展開および車両価格は以下の通り。
G:2WD180万9500円/4WD194万5900円
M:2WD174万9000円/4WD187万9900円
▲三菱eKスペース M(2WD) 価格:174万9000円 全長3395×全幅1475×全高1785mm ホイールベース2495mm 車重960kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費21.0km/リットル 写真のボディカラーはデニムブルーパール
改めて新型eKスペースの概要を紹介していこう。
第3世代に移行した新型eKスペースは、日常を安全・安心かつ快適に過ごせる“私の日常に安らぎが寄り添うクルマ”というコンセプトを踏襲したうえで、エクステリア、インテリア、走行性能、安全性能、運転のしやすさ、使い勝手など全方位でアップデートを果たしたことが特徴。街中での取り回しの良さと、幅広い世代に親しまれるモダンで親しみやすいデザインを両立させ、さらにゆとりある室内空間を確保することで、快適なカーライフを提供する軽スーパーハイトワゴンに仕立てている。
▲第3世代の新型eKスペースは街中での取り回しの良さと幅広い世代に親しまれるモダンで親しみやすいデザインを両立させ、さらにゆとりある室内空間を確保することで、快適なカーライフを提供する軽スーパーハイトワゴンに仕立てる
エクステリアに関しては、黒い帯でつながるグリルとキューブ型LEDヘッドランプが印象的なフロントフェイスとし、合わせてメッキモールや特徴的なプレスラインを配して、高級感を演出する。また、サイドビューはAピラーの角度を立てることでスクエアかつワイドなスタイリングとし、広々とした快適な室内空間を実現。さらに、リアセクションは視認性を高めたブロックモチーフのLEDコンビネーションランプを高い位置に配置するとともに、リアピラーと一体デザインとしたバンパーなどを装備して、モダンかつ印象的な後ろ姿を創出した。ボディカラーは新色のデニムブルーパールを設定し、モノトーン計8色の展開としている。
内装については、使いやすさと先進性を高めた高品質なインテリアを採用したことがトピックだ。7インチマルチインフォメーションディスプレイと一体型パネルを採用したインパネは、先進感と上質感を醸成。グレーの内装カラーを基調とした柔らかな印象のデザインとし、性別/年代を問わず好まれるような雰囲気を演出する。また、Aピラーの位置と角度を見直し、室内長は従来比で+115mmを実現。合わせてピラー自体を細くすることで前方視界を大きく改善し、開放感と安全性も向上させた。機能装備の拡充も図り、USBポートと併設したインパネロワートレイや、助手席前インパネトレイ、運転席アッパーボックスを新たに採用するなど、使いやすさにこだわった豊富な収納スペースを確保する。Gグレードのエアコンにはプラズマクラスターを採用し、室内全体の空気を効率よく浄化させるようにアレンジした。
▲使いやすさと先進性を高めた高品質なインテリアを採用。Aピラーの位置と角度を見直し、室内長は従来比+115mmを実現。合わせてピラー自体を細くすることで前方視界を大きく改善し、開放感と安全性も向上させる
シートに関しては伸縮性に優れたファブリック生地を張り、身体へのフィット感と座り心地を向上。また、ベンチタイプの前席にはシートヒーターや運転席ハイトアジャスター、助手席前倒れ機構を、後席には5:5スライド機構/リクライニング機構/バックフォールディング機構を配備した。さらに、Gグレードには「接近時アンロック」と「降車時オートロック」を同時採用。助手席電動スライドドアの予約ロック機能と合わせて、快適でスムーズな乗り降りをサポートする。
パワートレインについては、重量増とコストアップを鑑みてマイルドハイブリッド機構を省いた一方、エンジン部品のフリクション低減やCVT変速プログラムの見直しなどを図って、動力性能と環境性能を高次元で両立。GとMグレードともにBR06型659cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(最高出力52ps/6400rpm、最大トルク6.1kg・m/3200rpm)+CVTを搭載する。駆動機構はフルタイム4WDと2WD(FF)を設定した。また、ドライブモードセレクターを新規に採用し、モードとして省燃費をサポートするECOモード、燃費と加速性能をバランスよく両立するNORMALモード、力強い加速感を体感できるPOWERモードを設定している。
先進安全運転支援システムの「三菱 e-Assist」については、全車に衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](歩行者、自転車検知付)や踏み間違い衝突防止アシスト[EAPM]、車線逸脱警報システム[LDW]&車線逸脱防止支援機能[LDP]、オートマチックハイビーム[AHB]などを標準装備。Gグレードはマルチアラウンドモニター 移動物検知機能[MOD]や自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)をオプションで選択可能としている。