ホンダがSUVタイプの次世代型電気自動車「アキュラRSXプロトタイプ」を米国で公開

 ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは2025年8月14日(現地時間)、プレミアムパフォーマンスブランドのアキュラ(Acura)の名でSUVタイプの次世代型電気自動車「アキュラRSXプロトタイプ」を世界初公開し、さらに8月15日(現地時間)には米国カリフォルニア州ペブルビーチで開催されたモントレー・カー・ウィーク2025の「The Quail(ザ・クエイル)」において、8月17日(現地時間)には「Pebble Beach Concours d’Elegance(ペブルビーチ・コンクール・デレガンス)」において実車を披露した。

▲ホンダがプレミアムパフォーマンスブランドのアキュラの名でSUVタイプの次世代型電気自動車「アキュラRSXプロトタイプ」を世界初公開

▲ホンダがプレミアムパフォーマンスブランドのアキュラの名でSUVタイプの次世代型電気自動車「アキュラRSXプロトタイプ」を世界初公開

 ホンダが独自に開発した次世代EVプラットフォームを採用する最初のモデルに位置するアキュラRSXプロトタイプは、昨年開催のモントレー・カー・ウィーク2024で公開した、アキュラ・ブランドの次世代EVモデルの方向性を示すコンセプトモデル「アキュラ・パフォーマンスEVコンセプト」のデザインを継承したうえで、ホンダ独自のビークルOS「ASIMO OS(アシモ オーエス)」を搭載し、ユーザー1人ひとりの好みや運転行動を学習して、“超・個人最適化”された移動体験を実現。また、パワフルなデュアルモーターによるAWD(オールホイールドライビング)やスポーティなセッティングを施したダブルウィッシュボーン式フロントサスペンション、ブレンボ製ブレーキシステムなどを標準で装備し、低重心設計による没入感のある魅力的な走行体験を提供する。さらに、双方向充電機能を組み込み、移動手段としての用途にとどまらず、移動に用いないときは蓄電池として家電製品への電力供給を可能とした。

▲アキュラRSXプロトタイプはホンダが独自に開発した次世代EVプラットフォームを採用する最初のモデルに位置

▲アキュラRSXプロトタイプはホンダが独自に開発した次世代EVプラットフォームを採用する最初のモデルに位置

▲ホンダ独自のビークルOS「ASIMO OS」を組み込み、ユーザー1人ひとりの好みや運転行動を学習して、“超・個人最適化”された移動体験を実現

▲ホンダ独自のビークルOS「ASIMO OS」を組み込み、ユーザー1人ひとりの好みや運転行動を学習して、“超・個人最適化”された移動体験を実現

 デザイン面については、次世代EVプラットフォームが可能にするデザインの自由度を最大限に生かし、クーペのようなシルエットに深く彫り込まれた形状のサイドパネルを備えた力強いプロポーションを構築。また、張り出したホイールアーチと21インチの大径マルチスポークホイールを配して力強さを際立たせるとともに、ロングホイールベースによりタイヤを車体の四隅に配置し、合わせて前後オーバーハングを短く設定して、現代的で走りに特化したスタイリングを具現化する。さらに、フロントフェイスはアキュラ独自のダイヤモンドペンタゴンデザインを進化させ、シャープな形状のデイタイムランニングライトと、低い位置に配置した新造形のLEDヘッドライトによって、上下分割型の印象的なライティングデザインを採用した。

▲次世代EVプラットフォームが可能にするデザインの自由度を最大限に生かし、クーペのようなシルエットに深く彫り込まれた形状のサイドパネルを備えた力強いプロポーションを構築

▲次世代EVプラットフォームが可能にするデザインの自由度を最大限に生かし、クーペのようなシルエットに深く彫り込まれた形状のサイドパネルを備えた力強いプロポーションを構築

▲新造形の21インチ大径マルチスポークホイールを装着

▲新造形の21インチ大径マルチスポークホイールを装着

 なお、アキュラRSXの量産モデルはハイブリッドを含むICE(内燃機関)搭載車とEVの混流生産による柔軟な生産体制を持ち、米国におけるEV生産のハブ拠点と位置づけているオハイオ州メアリズビル四輪車生産工場で生産。発売は2026年後半を予定している。

▲アキュラRSXの量産モデルは米国オハイオ州メアリズビル四輪車生産工場で生産。発売は2026年後半を予定

▲アキュラRSXの量産モデルは米国オハイオ州メアリズビル四輪車生産工場で生産。発売は2026年後半を予定

 

 

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