アウディが新世代の内燃機関プラットフォームであるPPCを採用した初のSUVモデルとなる新型Q5シリーズを日本で発売。よりダイナミックなエクステリアデザイン、先進機能を満載したヒューマン セントリック デザインのインテリア、48V MHEV plusマイルドハイブリッドテクノロジーを組み込んだ2.0TFSI、2.0TDI、3.0TFSIエンジンなどを採用し、プレミアムミッドサイズSUVとしての魅力度を大幅アップ。生産初期グローバル限定モデルとしてQ5/Q5スポーツバック“エディション ワン”も同時発売
アウディ・ジャパンは、新世代のプレミアムミッドサイズSUVの新型Q5およびSQ5シリーズを発売。合わせて、生産初期グローバル限定モデルとしてQ5/Q5スポーツバック“エディション ワン(edition one)”を限定300台で同時にリリースした。
▲アウディQ5 TDI クワトロ アドバンスト 価格:788万円 全長4715×全幅1900×全高1655mm ホイールベース2820mm 車重2040kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費16.1km/リットル 写真のボディカラーはタンボラグレーメタリック
車種展開および車両価格は以下の通り。
Q5 TFSI クワトロ アドバンスト:760万円
Q5 TDI クワトロ アドバンスト:788万円
SQ5:1023万円
Q5 エディション ワン:919万円
Q5スポーツバック TFSI クワトロ アドバンスト:795万円
Q5スポーツバック TDI クワトロ アドバンスト:823万円
SQ5スポーツバック:1058万円
Q5スポーツバック エディション ワン:954万円
▲アウディQ5スポーツバック TFSI クワトロ アドバンスト 価格:795万円 全長4715×全幅1900×全高1650mm ホイールベース2820mm 車重1980kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費14.5km/リットル 写真のボディカラーはディストリクトグリーンメタリック
新世代の内燃機関プラットフォームであるPPC(プレミアムプラットフォームコンバッション)を採用した初のSUVモデルとなる第3世代の新型Q5およびSQ5シリーズは、よりダイナミックなエクステリアデザイン、先進機能を満載したヒューマン セントリック デザインのインテリア、48V MHEV plusマイルドハイブリッドテクノロジーを組み込んだ2.0TFSI、2.0TDI、3.0TFSIエンジンなどを採用して、プレミアムミッドサイズSUVとしての訴求力をいっそう高めたことが特徴である。
▲アウディSQ5 価格:1023万円 全長4715×全幅1900×全高1655mm ホイールベース2820mm 車重2060kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費12.7km/リットル 写真のボディカラーはナバーラブルーメタリック
▲アウディSQ5スポーツバック 価格:1058万円 全長4715×全幅1900×全高1645mm ホイールベース2820mm 車重2060kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費12.7km/リットル 写真のボディカラーはグレナデンレッドメタリック
まずエクステリアは、より立体的で彫りの深い、エッジを減らした連続的な面構成による力強い抑揚をもつSUVスタイルに刷新。LEDヘッドライトとLEDテールライトをつなぐショルダーラインは直線的にアレンジし、より力感あふれる力強いシルエットを作り出すとともに、車両を長くみせてダイナミックな存在感を放つ。また、フロントマスクは従来以上にフラットかつ幅広で高い位置に配したシングルフレームと、立体的なハニカムパターンを採用し、細く精密に描かれた新造形のヘッドライトと合わさって、精悍かつ印象的な表情を形成する。ヘッドライト自体には、ダイナミックターンインディケーター付きマトリクスLEDヘッドライトと8パターンから選択可能なデジタルデイタイムランニングライトを配備した。一方でリアビューは、高い位置にあるバンパーや鋭く傾斜したリアウィンドウ、滑らかな面処理にシャープなカットが調和して、スポーティかつ存在感あふれる後ろ姿を創出。リアコンビネーションライトには新造形のダイナミックターンインディケーター付きLEDタイプを採用し、オプションとしてMMIから8パターンの選択が可能なダイナミックターンインディケーター付きの第2世代デジタルOLEDリアライトを設定している。
▲より立体的で彫りの深い、エッジを減らした連続的な面構成による力強い抑揚をもつSUVスタイルに刷新。フロントマスクは従来以上にフラットかつ幅広で高い位置に配したシングルフレームと立体的なハニカムパターンを採用し、細く精密に描かれた新造形のヘッドライトと合わさって精悍かつ印象的な表情を形成する
エクステリアの仕様としては、アドバンストのほかに「S line」も用意。アドバンストではラジエーターグリルとフロントエアインテークのインレイがスカンジウムグレー、ディフューザーがマットブラック、そしてリアのインレイがセレナイトシルバーとなり、スタイリッシュなアクセントによるダイナミックな要素を付与。足もとには、5アームツイストデザインの18インチアルミホイール(タイヤは235/60R18サイズ)を組み込む。一方でS lineは、フロントエアインテークがより大きく、リアディフューザーもよりスポーティなデザインとなり、合わせてシングルフレームおよびロッカーパネルトリムをマットクロームルックアンスラサイトで仕上げて、スポーティな印象を際立たせた。そしてSQ5シリーズは、マットクロームルックシルバーのL字型インレイを施したシングルフレームやデジタルOLEDリアライト、5ツインYスポーク グラファイトグレーポリッシュト 20インチアルミホイール(タイヤは255/45R20サイズ)などを標準装備して、シャープでスポーティなスタイリングを演出している。
▲SQ5シリーズはマットクロームルックシルバーのL字型インレイを施したシングルフレームやデジタルOLEDリアライト、5ツインYスポーク グラファイトグレーポリッシュト 20インチアルミホイールなどを標準装備
インテリアに関しては、新世代のアウディ車の特徴である4つのポイントでデザインしたことが訴求点。具体的には、ユーザーの必要な情報にフォーカスした設計を取り入れたヒューマン セントリック デザイン(乗員中心のデザイン)、MMIディスプレイをドライバーとパッセンジャーのそれぞれに独立して配し、同時に鮮明に見えるように設定したデジタルステージ、機能的な観点から選択して広々とした空間感覚と高い快適性を実現したマテリアル ドリブン デザイン(素材に基づくデザイン)、各機能のレイアウトがクリアで操作しやすく、どんな状況においても全体を把握しやすい設計を施した視覚的に明快なデザイン、といったデザイン項目を採用してユーザーエクスペリエンスをいっそう向上させる。また、デコラクティブパネルはQ5シリーズにマットブラッシュトアルミニウム、SQ5シリーズにカーボンツイルマイクロストラクチャーを配備。ステアリングホイールはQ5シリーズにダブルスポークレザー マルチファンクションパドルシフトを、SQ5シリーズに3スポークレザー マルチファンクションパドルシフト フラットトップ&ボトムを装着した。
インフォテインメントシステムの進化も図る。新しい操作コンセプトは、E³電子アーキテクチャーバージョン1.2により操作性とコミュニケーション機能を向上させ、ユーザーのデジタルネットワークにシームレスに統合。デジタルステージは11.9インチのAudiバーチャルコックピットプラスと、14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成し、さらにダッシュボードのデザインに完璧に統合された、各種MMIの情報表示や操作が可能な助手席用10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイをオプションで設定している。
▲インテリアはヒューマン セントリック デザイン(乗員中心のデザイン)、デジタルステージ、マテリアル ドリブン デザイン(素材に基づくデザイン)、視覚的に明快なデザイン、という4つのデザイン項目を採用。写真はQ5 TDI クワトロ アドバンストのインテリア。日本導入モデルのハンドル位置は右
シートについては、レザー/アーティフィシャルレザー表皮を標準で採用。前席はQ5シリーズがスタンダードシートを、SQ5シリーズがSロゴ入りのスポーツシートを装着し、シートカラーはQ5シリーズがブラック(スチールグレーステッチ)とマザーオブパールベージュ(スチールグレーステッチ)を、SQ5シリーズがブラック(スチールグレーステッチ)を設定する。オプションとして、ブラックのカスケードクロス Sロゴ入り(カルダモンベージュステッチ)やブラックまたはアラスレッドのファインナッパレザー Sロゴ入り(スチールグレーステッチ)も用意した。
ラゲッジスペースは後席使用時でQ5が520リットル、SQ5が475リットル、Q5スポーツバックが515リットル、SQ5スポーツバックが470リットルを確保。また、ラゲッジコンパ ートメントカバーはラゲッジコンパートメントの床下に配した収納スペースに格納でき、さらなる荷物の収納スペースを提供するとともに、カバーを安全に保管できる。
▲SQ5シリーズはカーボンツイルマイクロストラクチャーのデコラクティブパネルや3スポークレザー マルチファンクションパドルシフト フラットトップ&ボトムのステアリングホイールを標準装備。日本導入モデルのハンドル位置は右
48V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムを組み込むパワートレインは、Q5 TFSIが1984cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンVTGターボエンジン(最高出力204ps[150kW]/4300~6000rpm、最大トルク340Nm/2000~4000rpm)+7速Sトロニックトランスミッションを搭載して4輪を駆動(クワトロ)し、Q5 TDIが1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルインタークーラー付ターボエンジン(最高出力204ps[150kW]/3800~4200rpm、最大トルク400Nm/1750~3250rpm)+7速Sトロニックトランスミッションを搭載して4輪を駆動(クワトロ)。そしてSQ5は、2994cc・V型6気筒DOHC16V直噴ガソリンVTGターボエンジン(最高出力367ps[270kW]/5500~6300rpm、最大トルク550Nm/1700~4000rpm)+7速Sトロニックトランスミッションを搭載して4輪を駆動(クワトロ)する。48V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムは、従来のMHEVシステムと比べてCO2排出量と燃料消費をいっそう低減。システムを構成するPTG(パワートレインジェネレーター)はトランスミッションのアウトプットシャフトに接続され、内燃エンジンの出力に最大18kWの電力を追加し、減速時には最大25kWのエネルギーを回生する。その結果、特定の条件下では完全な電動走行も可能で、燃料消費の削減に寄与。さらに、電動エアコンプレッサー作動時には車両信号待ちで停止した際など内燃エンジンがオフになっているときでも、空調システムが作動する。また、ブレーキペダルとブレーキの油圧システムが完全に切り離されているiBRS(統合型ブレーキ制御システム)の採用により、初期の減速は摩擦ブレーキを使わずに回生ブレーキのみで行い、ブレーキペダルを踏み込むと摩擦ブレーキが作動する仕組みとした。
シャシー面に関しては、専用セッティングの前後5リンク式マルチリンクのサスペンションを採用するとともに、プログレッシブステアリングを配備して、正確かつニュートラルなハンドリングと快適な乗り心地を実現。SQ5シリーズには、ダンピングコントロール付きのSスポーツサスペンションを組み込んでいる。
▲Q5 TFSIは48V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムを組み込む1984cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンVTGターボエンジン(204ps[150kW]/340Nm)+7速Sトロニックトランスミッションを搭載して4輪を駆動(クワトロ)
▲Q5 TDIは48V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムを組み込む1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルインタークーラー付ターボエンジン(204ps[150kW]/ 400Nm)+7速Sトロニックトランスミッションを搭載して4輪を駆動(クワトロ)
最後に、限定モデルのQ5/Q5スポーツバック“エディション ワン”の特徴を紹介しよう。
ベースモデルはQ5/Q5スポーツバックTDIクワトロで、通常モデルではオプション設定のS lineパッケージやダークAudi rings&ブラックスタイリングパッケージ(Audi exclusive)、ライティングパッケージ、テクノロジーパッケージプロを標準で採用。また、エクステリアにはマグネシウムグレーのフロントエアインレットやディフューザートリムを特別装備し、足もとにはマルチスポークSデザイン ブラックメタリックポリッシュト8.5J×21アルミホイール(Audi Sport)+255/40R21タイヤを装着した。ボディカラーおよび販売台数はデイトナグレーパールエフェクト/各45台、グレイシアホワイトメタリック/各50台、ミトスブラックメタリック/各45台、ナバーラブルーメタリック/各10台に設定している。
▲S lineパッケージやダークAudi rings&ブラックスタイリングパッケージ、ライティングパッケージ、テクノロジーパッケージプロを標準で採用。エクステリアにはマグネシウムグレーのフロントエアインレットやディフューザートリムを特別装備する
▲マットブラッシュトアルミニウム リニアエンボス アンスラサイトのデコラティブパネルや3スポークレザー マルチファンクションパドルシフト フラットトップ&ボトムのステアリングホイール、MMIパッセンジャーディスプレイなどを標準で組み込む。日本導入モデルのハンドル位置は右