1994年式マセラティ222SR。222SRの基本プロポーションは1981年に登場したビトルボと共通。前後バンパーやスポイラーなどで独自の個性を主張する。ターボユニットは日本のIHI製。足回りは4輪独立システム。駆動方式はFR
222SRは、マセラティをデ・トマソが経営していた時代(1976年から93年)の主力車であるビトルボ・シリーズの最終モデル。パワーユニットは1気筒当たり吸気2/排気1の3バルブ構成の2.8リッター・V6ツインターボ(225ps)を搭載。トランスミッションをリアに搭載し前後の重量配分を最適化したトランスアクスル方式と、4輪独立サスペンションを採用。駆動方式は、もちろんFR。ドライバーの意思に即応するビビッドなハンドリングには定評があった。222SRの特徴は立体的なグリルとプロジェクター式ヘッドライト、そしてボンネットスポイラーなどになる。
リアスタイル/222SRの基本プロポーションは1981年に登場したビトルボと共通。前後バンパーやスポイラーなどは222SR独自の造形
フロントスタイル/ボディデザインはマセラティの社内デザイナーが担当。足回りは前ダブルウィッシュボーン/後セミトレーリングアームの4輪独立式。ターボユニットは日本のIHI製だった
ライト回り/222SRのヘッドライトはプロジェクターと角形ライトのコンビ仕様
リアスポイラー/リアスポイラーは大型ラウンド形状。プロポーションをハイデッキスタイルに仕上げ空力特性をリファイン
ホイール/222SRのアルミホイールはイタリアの名門カンパニョーロ製。軽量設計が光る
エグゾーストエンド/排気エンドパイプは左右4本出し。排気音は迫力ある重低音
エンジン/2.8リッターV6ツインターボは自然吸気4リッターに匹敵する37.0kgmの最大トルクを発生。エンジン音は軽やか
インパネ/室内は本革とウッド、そしてアルカンターラで構成。マセラティの伝統でエレガントなイメージ。パワーステアリングは軽い操作フィール。ドライビングポジションはステアリングが寝た、往年のイタリアンスタイル
フロントシート/前席はセンター部分が本革でサイドがアルカンターラのコンビ仕様。サポート性、乗り心地ともに優秀
リアシート/222SRの乗車定員は4名。セパレート形状の後席は足元スペースがタイト。大人にはつらい
メーター/メーターカラーは濃いブルー。中央下部にブースト計を配置した左右対称の7連デザイン
シフトレバー/トランスミッションは4速AT。シフトノブは家具調仕上げ
時計/インパネ中央のアナログ時計はマセラティの魅力のひとつ
ラゲッジスペース/トランクは奥行きが限られるが深い。スペアタイヤはフロア下に格納
新車時価格:615万円
全長×全幅×全高=4180×1715×1305mm
ホイールベース=2515mm
車重=1330kg
エンジン=2790cc・V型6気筒OHC18Vツインターボ
最高出力=225ps/5500rpm
最大トルク=37.0kgm/3500rpm
トランスミッション=4速AT
サスペンション=前ダブルウィッシュボーン/後セミトレーリングアーム
駆動方式=FR
乗車定員=4名