オーナーが35歳以下であれば車種などの不問のオープンなイベント。今後の開催情報などの詳細は公式HP(https://yokohamacarsession.wixsite.com/yokohama-car-sessi-1)やSNSを参照のこと
参加条件は「オーナーが35歳以下の車両」と、シンプル。若い世代のクルマ好きが愛車を横浜赤レンガ倉庫で展示するイベントYOKOHAMA CAR SESSION~若者たちのカーライフ~が今年も開催され、話題を集めている。今回は2025年4月20日に開催された、第2回目のもようを取材した。
2025年4月20日(日)に開催された第2回には144台が参加。第1回の反響に応えて参加枠を大きく拡大しての開催となった。参加には主催者からの招待が必要なイベントだが参加条件を満たせば車種を問わず参加できる。観覧は自由のオープンなイベントだ。ヒストリックカー/ビンテージカーやネオクラシックなどさまざまなタイプの若いクルマ好きが集まっていた
メーカー、ジャンル、年式などにいっさいの縛りはなく、“クルマが好き”という共通点だけで集まった若いオーナーたち。参加上限の35歳は1990年生まれであり、平成生まれでもある。いま中古車市場でも人気のあるネオクラシック(ヤングタイマー)と呼ばれるクルマたちと同世代だ。しかし会場に集まった144台を眺めてみると60年代から2000年代までとバラエティ豊かな国産・輸入車が並んでいる。
このイベントを主催する3名の代表者も35歳以下で、全員が横浜育ちだ。発起人の後藤和樹さんが別のクルマのイベントを開催していた本田浩隆さんと甲野大輔さんの2人に声をかけたことからスタートしたそうだ。
3人に話を聞いてみると、周囲には10代~30代からクルマを趣味として楽しむ仲間が多く、“若者のクルマ離れ”というステレオタイプな報道に違和感を抱いていたという。そこで「同世代のクルマ好きが集まる場所をつくり、地元・横浜からこの思いを発信していきたい」という気持ちで、このイベントを立ち上げた。
参加台数100台を超えるクルマが集まるようなイベントの場合、会場はサーキットや郊外の大型駐車場で行われることが多いが、赤レンガ倉庫という観光客も多いオープンな会場で、気軽にクルマをが鑑賞できるのがこのイベントの魅力になっている。
「昔、ウチで乗っていたクルマだね」と盛り上がる家族連れや、古いヨーロッパの大衆車を日本の若者が好んで乗っていることに驚く観光客など、一般的なクルマのイベントでは見られない光景が、会場のあちこちで展開していた。
参加車両は主催の3人がつながりのある人たちに声を掛けるという方法を取っており、どこか洗練され、同時にひねりの効いたクルマが多いのが楽しい。ぜひ一度、アンダー35世代のクルマ好きたちの楽しみ方に触れてみてはいかがだろうか。