アバルト創業70周年記念、サソリの名車がFISCOに集合

往年のモデルから最新モデルまで、291台が勢揃い

飛び出る集合写真縮小.jpg▲2019年はアバルト創設70周年のアニバーサリーイヤーを記念して富士スピードウェイで盛大なミーティングを開催 詳細はウェブサイト(https://www.abarth.jp/)で確認を(写真をクリックすると大画面表示になります)

 1949年に設立されたアバルトは、2019年に創立70周年を迎えた。例年、創業者カルロ・アバルトの誕生月に当たる11月にFCAジャパンの主催で公式イベント、ABARTH DAYSを開催してきたが、2019年は規模を拡大し、富士スピードウェイで行った。

とっておきの1枚.jpg▲2011年式アバルト500 会場ではT.Iさんのようにお洒落な親子も多かった

 2019年11月9日、会場に集まったアバルトは291台。駐車場ではオーナーズミーティングが開催され、現行モデルの124スパイダーや5955シリーズをはじめ、60年代以降のさまざまなアバルト車が集合。アウトビアンキやランチアをベースにしたモデルの姿もあった。

 会場ではあちこちで、オーナー同士の交流の輪が生まれていた。とくに2007年にフィアットの社内ブランドとして復活した後の新世代のアバルトオーナーにとっては初めて目にするモデルも多く、新鮮な驚きがあったようだ。

ティツィアナさん.jpg▲FCAジャパン マーケティング本部長 ティツィアナ・アランプレセさん

 今回の目玉と言える企画がアバルトミュージアム。アバルトのオーナーズクラブの協力のもと、黎明期の50年代から、黄金期と呼ばれる60年代、フィアット・グループ入りした70年代以降までの数々のヒストリックカーがパドックに並んだ。アバルト車が一堂に会する光景は、イタリアでも目にする機会は少ないと思われる豪華さだった。名車たちはコース上でも迫力ある走りを見せ、若い世代のアバルトファンを驚かせていた。

 パレードランやジムカーナなど、走りが堪能できるプログラムの充実はサーキットイベントの醍醐味。レースシーンで活躍し、小さいながらパンチの利いた走りを見せてきたアバルトの魅力は、創業以来受け継がれている。

 クルマを操る楽しさを追求してきたアバルトの魅力が体感できる一日だった。

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