【ニッポンの優食 名古屋・知多半島編】マセラティ・グランカブリオで名古屋グルメと知多半島の魅力を味わう

 人生をより豊かにしてくれるのが、美しい自然と優れた食を求める旅だ。日本全国に存在する優れた食、いわゆる“優食”を求める旅。今回は名古屋を起点に南下し、知多半島をマセラティ・グランカブリオでドライブする。果たして、どんな名物に出会えるのだろうか。

名古屋グルメとともに、知多半島の魅力を味わう

名古屋エリアの優れた食といえば、ひつまぶしとみそ煮込みうどんで間違いない。ひつまぶしは名古屋発祥のグルメ。本場でこそ味わいたい逸品のひとつである。みそ煮込みうどんは、中京エリアのソウルフード、八丁みそが決め手で、これも外せない逸品だ。
 そんな、美味しいひつまぶしを求めて立ち寄るならば、明治42年創業の錦のいば昇。まずは、丁寧に焼き上げた蒲焼をそのまま味わい、最後に煎茶でサッと流し込む。戦後間もないころのレトロな雰囲気の老舗でいただく味は、やはり格別だ。

 みそ煮込みうどんは、常滑にある盛田 味の館で頂戴しよう。日本酒と味噌を350年も長きにわたって作り続ける、指折りの老舗みそ蔵である盛田の食事処だ。土鍋で提供されるみそ煮込みうどんは、みそのコクと出汁の旨味がバランスしたスッキリ味。ちなみにここはソニー創業者・盛田昭夫氏のご実家なのは知る人ぞ知るところ。

味噌煮込みうどん&みそ田楽(盛田 味の館)

 ドライブのひと休みにお勧めのスポットが、カフェとレストランが揃うDRIVE IN ROUTE 37。特筆すべきは海まで0mを謳うデッキテラス!伊勢の海を眺めながらお茶や食事が楽しめる。また、常滑には地元のたまご農家が手がけるココテラスの丘がある。新鮮たまご、そしてパンやデザートなども楽しめる、多彩な優良スポットだ。

37カフェで美しい夕日を眺めながら、ゆっくりとカフェや食事を楽しみたい

DRIVE IN ROUTE 37 フォトギャラリー

ココテラスの丘 フォトギャラリー

やきものの街、海、夕日を楽しむ旅

 名古屋の南、伊勢湾に突き出た知多半島には、ドライブで寄りたいスポットがそこかしこにある。朝に名古屋市街からクルマを走らせれば、昼前には常滑に到着できる。常滑は1000年も前からやきものが盛んで、日本六古窯のひとつとして日本遺産にも認定されている街だ。そんな常滑だから訪れたいのが、やきもの散歩道。街中心部の小高い丘にあり、レンガ造りの煙突や窯などが散在する。1000年を超える歴史を感じる散歩を楽しめる。

 常滑で人気のスポットに立ち寄るならば、常滑りんくうビーチも外せない。オフシーズンならではの落ち着いたビーチで、ゆったりとした気分に浸れる。また、常滑りんくうビーチは美しい夕日が楽しめるスポットでもある。今回の取材中にも、夕日を眺めにドライブの途中に立ち寄る観光客を数多く見かけた。ダイナミックに変化する夕焼けの表情は、時が経つのを忘れてしまうはずだ。

りんくう展望広場駐車場で夕景を楽しむマセラティ・グランカブリオ・トロフェオ。セントレア(中部国際空港)と名古屋を結ぶ名鉄空港線の線路が作り出す広がりのあるダイナミックな風景が美しい

 知多半島の海沿いを南下する途中にあるのが、愛知県最古の野間崎灯台だ。伊勢湾に沈む夕日を眺めるロマンチックな場所として恋人たちに大人気。「恋する灯台」とも呼ばれているとか。 海を感じ、景色を楽しむドライブの末にたどり着くのが、知多半島海のしょうげつ。こちらは南知多の丘の上にある宿で全室に露天風呂を完備。海を眺めながら贅沢に初日の旅の疲れを癒す。

“恋する灯台”とも呼ばれる野間崎灯台。大正10年建造の愛知県最古の灯台

 宿泊翌日の朝に訪れたいスポットは、知多半島南端にある師崎漁港の朝市だ。水曜を除く毎朝開催されており、新鮮な海産物や地場の干物など、ここだから買える品々が並ぶ。知多半島ドライブの締めとなるスポットとなる。
 素晴らしい食を味わい、見事な景色を楽しみ、ゆったりとした時間を過ごす。移動そのものも、クルマとの対話を楽しめる、貴重な時間だ。知多のドライブは、人生を豊かにする旅といえるのだ。

師崎漁港の朝市 フォトギャラリー

常滑のやきもの散歩道 フォトギャラリー

知多半島の海と大地と天が溶け合う風景を愉しむ宿「海のしょうげつ」

伊勢湾の景色を楽しめる、知多半島の丘の上にある宿が、知多半島「 海のしょうげつ」。知多半島でとれた魚介、地元の有機野菜や自家菜園で育てる無農薬野菜を使った京懐石ベースの創作料理も人気の理由。

気になるスポット - 戦災で焼けた日本第一号の国宝「名古屋城本丸御殿」が復活!

金の鯱鉾(しゃちほこ)を頂く名古屋城の天守閣。史上最大級の延べ床面積を誇った五層五階地下一階の建造物。戦災で焼失したが、1959年に再建された。

本丸御殿は全12棟の構成。こけら葺き(一部本瓦葺き)で、土壁は漆喰塗り仕上げとなる。

高い技術と美意識で作り上げられた煌びやかな徳川将軍のための宿

将軍が滞在するために作られたのが上洛殿だ。本丸御殿の中でも、最も豪華絢爛。当時33歳の狩野探幽が描いた障壁画『帝艦図』や『雪中梅竹鳥図』などの傑作が鑑賞できる

 2025年は米国ドラマ『SHOGUN(将軍)』のゴールデングローブ賞受賞に始まり、映画『国宝』の大ヒットが話題になった。将軍、国宝、そして名古屋となれば、思いつくのが、徳川将軍専用の宿泊所であり、国宝第1号(1930年、旧国宝)に指定された名古屋城本丸御殿だ。
 1615年に完成した名古屋城は、近世城郭御殿の最高傑作といわる。昭和の時代に国宝になった御殿は、残念ながら1945年の空襲で焼失した。しかし、残された資料をもとに、約10年をかけて、往時の姿を忠実に復元した御殿が再建され、2018年から公開されているのだ。
 その贅を尽くした御殿の部屋や展示物の煌びやかさ、当時の職人の技術の高さには、誰もが圧倒されるのは間違いない。「尾張名古屋は城で持つ(繁栄している)」と謳われた、当時の名古屋城の権威と繁栄、将軍家の絶大な力に思いを馳せる見学となることだろう。

来訪者が最初に通される玄関の殿舎には障壁画『竹林豹虎図』が飾られる

Drive Map - 名古屋・知多半島エリア

名古屋市内から知多半島の入り口となる常滑までは、クルマで1時間半強といった距離感だ。そこから、知多半島の先端となる師崎港までは1時間弱。眺めのよい海沿いの道をのんびりと走る、リラックスした旅となる。


問い合わせ先/❶いば昇:☎︎052・951・116 ❷常滑りんくうビーチ:☎︎080・2632・7228 ❸常滑市観光協会:☎︎0569・34・8888(とこなめ観光案内所) ❹ココテラスの丘:☎︎0569・36・7060(ココテラス) ❺知多半島:海のしょうげつ:☎0569・62・3960 ❻師崎商工会(師崎漁港朝市):☎0569・63・0349 ❼DRIVE IN ROUTE37(37CAFE & BBQ:☎0569・62・1937/Good Luck:☎0569・84・1299)❽盛田 味の館:☎0569・37・0733

Drive Impression -マセラティ・グランカブリオ・トロフェオ 美しくも勇猛なカブリオレ

 流麗かつ高性能なグランツーリスモから派生した、華やかなオープン4シーターがマセラティのグランカブリオだ。美しく上質なインテリアに包まれながら、エレガントにもワイルドにも走り分けることができる。旅に彩を添える、美しく勇猛なクルマである。

マセラティ・グランカブリオ 主要諸元

マセラティ・グランカブリオ・トロフェオ
寸法:全長×全幅×全高4966×1957×1365㎜
エンジン:3ℓ・V6ツインターボ
最高出力:550 ㎰ /6500rpm
最大トルク:650Nm/3000rpm
駆動方式:4WD
最高速度:316㎞/h
0→100㎞/h加速:3.6秒(欧州仕様)
価格:2915万円

フォトギャラリー

雑誌『CAR and DRIVER』連動記事

ニッポンの優食】名古屋・知多半島編

本誌では大きく美しい写真がご覧になれます。ぜひお手にとってご覧ください。

CAR and DRIVER (2026年4月号)のご紹介

  • 巻頭企画【跳ね馬の新たな最高峰】フェラーリ849テスタロッサ昨年発表された史上最高1050馬力を誇るスーパースポーツのすべてを徹底紹介する。
  • 【名車復刻版カタログ】1986年フェラーリ(日本仕様) テスタロッサ+328GTB&GTS+3.2モンディアル+412
  • 特集【話題のクルマの最新事情】2025年にデビューした「気になるモデル」の「その後」に注目。ニュースな16モデルをピックアップ
SNSでフォローする