CARイベントレポート「MAZDA FAN FESTA 2025 at FUJI SPEEDWAY」

マツダ車を愛するファンが大集合。富士スピードウェイで充実のイベント開催

2016年に第1回を開催以来マツダファンの祭典として定着。今回は昨年に続き2年連続での開催となった。詳細はマツダHPのイベント情報(https://www.mazda.co.jp/experience/event/)を参照

 

 MAZDA FAN FESTAは富士や岡山、宮城の各地で開催してきた「マツダ・ファンの祭典」だ。富士スピードウェイでは2024年から土・日曜日の2日間開催となり、参加しやすくなった。

マツダスピリットレーシング代表の前田育男さん(左から2人目)らが新しいロードスターの開発について語った

 MAZDA FAN FESTA 2025 at FUJI SPEEDWAYとして開催された今回のイベントは10月4日と5日の2日間で約2万1000名が参加。盛りだくさんプログラムを存分に楽しんだ。

 イベントには関係会社や全国の販売会社、アフターパーツメーカーなども出展し、マツダ車の楽しみ方をさまざまな形で発信している。中でも今回注目を集めたのは、かねてより開発がス進められてきた「国内向けソフトトップの2ℓエンジン・ロードスター」こと、MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERの発売アナウンスだ。マツダスピリットレーシングの前田育男代表らがトークショーで開発エピソードや販売方法などを明らかにした。

アフターパーツメーカーのブースではデモカーの展示やスタッフによるカスタム相談などが行われた

 展示された2台の車両の周辺には、終日人だかりが絶えず、ロードスターの愛されぶりが伝わってきた。

 CAR LIFE AREAでは純正パーツでカスタムしたCX-60とCX-80の展示でアウトドアスタイルを提案。「トレーラー付き車両のバック駐車チャレンジ」などの体験プログラムも設けられていた。

オフロードテイストを強化するオートエクゼのカスタムパーツをはじめ多彩なアイテムでスタイリングを紹介していた

 マツダが関わる約60の企画は社員が企画から運営まで関与しているのが特徴だ。とくにモノづくりに関わるプログラムが充実しており「クレイモデルの造形体験」など子供から大人のクルマ好きにとっても楽しめる企画が多かった。普段ユーザーとの接点がない開発エンジニアたちも来場者との交流を楽しんでいた。

 モータースポーツで活躍してきた名車の展示やサーキット走行といった人気のプログラムは例年のどおり充実。今回は富士モータースポーツミュージアムでも連携した展示が行われていた。

大人も楽しんでいたクレイモデルの造形体験。プロモデラーによる実演も行われた

 レストアサービス、CLASSIC MAZDAで再生された1stロードスターとFD型RX-7の展示のほか、ディーラーブースなどでも大切に維持・レストアされた名車の姿が見られ、「古いクルマも大切にする文化を育む」というマツダの姿勢を感じさせる。

 開催を重ねるごとに進化を続けるこのイベント。早くも次回開催が楽しみになってきた。

開発エンジニアたちのガイドでクルマの音や振動を聴いて体感するプログラム。ものづくり体験が充実している

 

■開催日/2025年10月4日〜5日
■参加者数/約2万1000名
■問い合わせ先/ホームページ

FD型RX-7と1stロードスターを展示しレストアサービス「CLASSIC MAZDA」の取り組みを紹介

富士モータースポーツミュージアムでマツダの伝説的レースカーが展示!
企画展【耐久レースと日本〜クルマを鍛えた進化の足跡〜】

 富士スピードウェイに併設された富士モータースポーツミュージアムは、2026年3月31日まで日本車が耐久レースに挑戦した歴史に焦点を当てた企画展【耐久レースと日本〜クルマを鍛えた進化の足跡〜】を開催中だ。

 ル・マン24時間レースで日本車として初優勝したマツダ787B(1991年、写真右上)やトヨタTS050ハイブリッド(2019年)、日産85V(1986年)などが飾られている。また、別の展示ゾーンでマツダプロトタイプ(2016年、写真左上)とロードスターNR-A・N1レース仕様「人馬一体」号が並べられている。

 ファンフェスタの当日にミュージアムを訪れたファンも多いのではないだろうか。ミュージアムの入場料は平日・大人1800円、休日・同2000円ほか。

 

SNSでフォローする