ホンダ、ユーズドカー事業をリニューアル

 ホンダが明らかにした、国内における中古車事業の刷新。市場環境の変化や多様化するニーズへの対応が目的で、今年10月から3つの取り組みを順次展開する。

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▲「U-Select」拠点イメージ 認定中古車の基準を高めて安心を提供

 3つの取り組みで1つめのポイントが「認定中古車制度の刷新」。今年11月より、認定中古車の基準を厳格化するともに、『Honda認定中古車 U-Select(ユーセレクト)』というブランドを立ち上げる。基準の厳格化は注目したいポイントで、認定中古車U-Selectは、Honda車であること、修復歴(※1)がないこと、第三者機関による車両状態証明書が発行されていることの3つの条件を満たした中古車に限定される。さらに、年式、走行距離といったより厳しい条件を満たす中古車(年式5年未満、走行距離5万キロ未満の車両)を、「U-Select Premium(ユーセレクト・プレミアム)」として展開する。
(※1 修復歴車は一般財団法人日本自動車査定協会が定義する車輌の骨格部位に損傷があるもの、または修復されているものを指す)

 2つめのポイントが、「チャネル名称と店舗デザインの変更」。中古車販売チャネル名称「オートテラス」を、今後、「Honda Cars・U-Select(ホンダカーズ・ユーセレクト)」に変更する。同時に、店舗のイメージカラーを、従来のグリーンからHonda Carsと同じ白を基調としたものに統一する(店舗デザインの切り替えは、2020年3月末までに完了予定)。

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▲「Honda認定中古車 U-Select」のロゴ 新たなブランドとしてリニューアル

 また、「システム導入による中古車事業ネットワーク化」にも取り組み、これまでHonda Cars個社ごとに管理していた中古車情報を、システムによりネットワーク化し、データ連携を強化。具体的には、全国のHonda Carsの中古車在庫から車両を選択することが可能(2020年夏から開始予定)に。ユーザーがよりニーズに合った車両に出会える機会が増えていくのもうれしいポイントだ。

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