ミシュランガイドに世界で最も注目に値するホテルを称える 新評価「MICHELIN Key」が誕生

 ミシュランは、ミシュランガイドのホテルセレクションにおける新たな評価「MICHELIN Key(ミシュランキー)」を発表した。

MICHELIN Keyロゴ

▲MICHELIN Key

 1900年に発行された最初のミシュランガイドには、タイヤの使い方と修理方法、自動車修理工場のリスト、ガソリンスタンド、ホテルやレストランなどの実用的な情報が多数掲載されていた。1926年には「おいしい料理を星の数で表す」評価法がスタート。ミシュランガイドはまたたく間に美食ガイドの代表格となった。

ミシュラン兄弟が目指したのは、自動車の活用を促進し、ひいてはタイヤ市場を発展させていくために、旅をより安全で楽しいものにすること、つまりモビリティを向上させることだった。これは現在も、タイヤはもちろん、ミシュランの地図、ガイドブックなど各種刊行物を含めた共通の目標になっている。

発表会の様子

▲発表会の様子

 今回発表された新たな評価「MICHELIN Key(ミシュランキー)」は、優れたホテルや宿泊施設を示す評価指標だ。ミシュランガイドのホテルセレクションはホスピタリティを芸術の域に昇華させ、唯一無二の体験を旅行者に提供している宿泊施設を発掘し、新たなセレクションとして紹介する。運用は2024年より開始する予定だ。

「MICHELIN Key」では、世界各地で厳選された5,000軒を超えるホテルや宿泊施設を紹介。すべてミシュランガイド公式ウェブサイトおよび公式アプリから予約が可能となっている。

ミシュランガイドホテルセレクション アプリ画面

▲ミシュランガイドホテルセレクション アプリ画面

 これまでも、ミシュランガイドではレストランと同様に、泊まること自体が旅の目的となるような宿泊施設をセレクション。独自の評価基準によりホテル・旅館を紹介してきた。設計、内装、独自の感性などの観点で宿泊施設の画一化が進む中で、建築様式、専門ノウハウ、その施設ならではの真の個性という観点でホテルを評価し、あらゆる角度から大胆かつ優れたサービスを提供する宿泊施設に光を当てる。

今回の新たなアプローチでホテルを評価するミシュランガイドの目的は3つ挙げられる。

1つ目は「食事を楽しむ前または後、思い出に残る滞在ができること」。

2つ目は「単なる宿泊にとどまらない体験ができる個性的な施設を紹介すること」。

最後に「宿泊施設の検索、予約、滞在に関するフィードバックの投稿・共有をすべて同じサイトで行えること」だ。以上を踏まえて旅行者の満足度にさらに貢献する。

■ミシュランガイド・インターナショナルディレクターのグウェンダル・プレネック氏 コメント
「MICHELIN Keyは、旅行者が信頼できる明確な評価です。素晴らしいレストランの象徴であるミシュランの星と同様に、MICHELIN Keyは世界中の卓越したホテルを象徴するものです。ホスピタリティのプロフェッショナルとして、真摯かつ情熱的に仕事をするホテルスタッフのチームワークを称える意味もあります」

ミシュランガイド・インターナショナルディレクター グウェンダル・プレネック氏

▲ミシュランガイド・インターナショナルディレクター グウェンダル・プレネック氏

 「MICHELIN Key」は毎年、独自の見識を備えた経営陣が運営する優れた宿泊施設に授与される。ミシュランガイドのセレクションチームが一般のゲストとして宿泊し、MICHELIN Keyの対象ホテルを決定。ミシュランガイドの担当チームはすでに活動を開始しており、2024年に最初のMICHELIN Keyセレクションを発表する予定だ。

ミシュランガイド公式ウェブサイトと公式アプリを使うと、旅の計画から予約までの操作を簡単かつ直感的に行うことができる。また、Magazineの記事からインスピレーションを得て、フィルター検索でホテルの絞り込み、予約、オンライン決済ができるほか、宿泊体験やフィードバックを共有することも可能だ。

ミシュランガイド公式ウェブサイトには広告が一切表示されない。また、24時間対応のカスタマーサービスを利用し、旅のエキスパートから個別にアドバイスを受けることもできる。ダウンロードは無料だ。

■ミシュランガイド公式ウェブサイト
https://guide.michelin.com/jp/ja

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