2023年1〜3月期(第1四半期、Q1)の米国における日本車の販売台数が判明した。
メーカー別トップはトヨタでレクサス・ブランドと合わせて46万9557台と、前年同期の51万台超えには届かなかった。フルモデルチェンジを機に米国販売がスタートしたクラウン(クロスオーバー)は1393台を販売し、今後の動向に注目が集まる。RAV4やカローラクロスのような「正統派」SUVスタイルに人気が集まるのか、クラウンが提案するスタイリッシュなクロスオーバーデザインが評価を上げていくのか。米国のSUV市場は世界のマーケットに強い影響を与えるだけに目が離せない。
ホンダはアキュラ・ブランドで販売するインテグラが好調。現在は少数派になった4ドアクーペで(メーカーは5ドアリフトバックと表現している)、今年4月には320㎰/310Nmを発揮するタイプSグレードをラインアップに加えて販売拡大を狙う。
日産はローグ(エクストレイル)が絶好調で、ホンダCRーV以上の販売成績を記録している。また大型SUV、パスファインダーとアルマダも快調に売れている。とはいえ、これらのモデルが日本では正規販売されていないのが惜しい(日本で乗るには大きすぎるかもしれないが)。
SUBARUのBEV、ソルテラはトヨタbZ4Xと合わせて3057台を販売。これは日産リーフ(2354台)を上回る数字である。米国で人気の高いSUVルックというデザインの持ち味を生かして、今後の販売拡大に期待がかかる。