パイオニアと DATAFLUCT、 「自動車通勤の CO2排出量可視化・削減支援サービス」を共同開発

 パイオニアは、DATAFLUCTと、自動車の時差通勤や環境に配慮した運転を評価し、それに応じた環境ポイントを付与することで、従業員の行動変容を促し、企業や自治体の働き方改革へ貢献する「自動車通勤の CO2 排出量可視化・削減支援サービス」を共同開発した。

スマホ画面イメージ

▲「自動車通勤の CO2排出量可視化・削減支援サービス」利用イメージ

 今回両社で開発した「自動車通勤のCO2排出量可視化・削減支援サービス」は、自動車通勤者が在籍する企業や自治体を対象としたサービスだ。2,681万人規模にのぼる日本国内の自動車通勤市場において、フレックスタイム制を採用する企業が従業員へ時差出勤を推進することにより、大幅な脱炭素効果が期待される。渋滞する時間帯を避けることでCO2削減につながる「エコ通勤時間」を算出・推奨するとともに、実際に行った時差通勤や環境負荷の軽減に配慮した運転を「CO2排出を削減するエコな活動」として評価し、環境ポイントとして付与。それにより、従業員の環境意識を高め、行動変容を促すとともに、従業員の満足度向上やワークライフバランスの推進につながると考えている。

本サービスは、DATAFLUCTのサービス「becoz drive for employee」として2023年5月10日から提供を開始するほか、幅広い業種・業界で脱炭素化に向けた取り組みが推進されることを目的に、各企業が自社ブランド商品として販売する「ホワイトラベル形式」でも展開。今後もドライバーの行動変容を促し、環境意識を高めるスキームを構築することで、企業や自治体が抱える「脱炭素」や「働き方改革」などの課題解決に貢献していくとしている。

■「自動車通勤の CO2排出量可視化・削減支援サービス」概要
専用スマートフォンアプリで従業員の走行履歴から取得した GPS データをもとに、パイオニアのクラウドプラットフォーム「Piomatix for Green」で CO2排出量やガソリン消費量を算出し、CO2削減効果が見込まれる時間帯を「エコ通勤時間」として推奨。
その時間帯に時差通勤を行った従業員や、通勤時に環境に配慮した運転(急発進や急加速をしない、アイドリングストップの励行など)を行った従業員へ独自の環境ポイントを付与し、自社の福利厚生サービスとして利用できる割引券やクーポンなどに交換することが可能。

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