米国カリフォルニア州2023年Q1新車セールス。BEV比率が20%に迫る

テスラが快調に販売を伸ばす。BEV比率が急速に拡大中

テスラはSUVも乗用車もトップセラーの座をキープ。

 カリフォルニア州新車ディーラー協会(CNCDA)は5月15日、今年1〜3月期(Q1)の新車販売状況を発表した。

 今年Q1のカリフォルニア州新車販売台数は45万台。前年同期の42万5216台比で5.8%増だった。CNCDAのデータによれば、米国全体のQ1新車販売は359万4969台で(前年同期331万7506台、8.4%増)だったから、カリフォルニア州は米国市場の12.5%を占めている計算になる。
 CNCDAによれば、乗用車比率は31.0%、ライトトラックが69.0%。これは昨年比で乗用車比率が0.5%減と、ほぼ横ばい。

 カリフォルニア州で最多セールスだったのは、テスラ・モデルY。前年同期比46.4%増と高い人気をキープしている。

■乗用車販売トップ5(台)
テスラ・モデル3:17,715(前年同期21,506、17.6%減)
トヨタ・カムリ:13,929(同12,257、13.6%増)
ホンダ・シビック:10,375(同11,057、6.2%減)
トヨタ・カローラ:10,100(同9,318、8.4%増)
ホンダ・アコード:9,879(同9,061、9.0%増)

トヨタ・カムリはモデルY、モデル3に次ぐ販売を達成。SUVのRAV4よりも多かった

■ライトトラック販売トップ5(台)
テスラ・モデルY:31,940(前年同期21,812、46.4%増)
トヨタ・RAV4:13,326(同15,990、16.7%減)
フォードFシリーズ:12,955(同10,279、26.0%増)
トヨタ・タコマ:9,543(同9,616、0.8%減)
シボレー・シルバラード:9,527(同9,378、1.6%増)

トヨタ・タコマ。コンパクト&ミッドサイズ・ピックアップのジャンルで最多販売を達成

 乗用車、ライトトラックともにテスラ車がトップ。カリフォルニア州のBEVシェアは19.5%。前年同期比2.4ポイントアップで、21年比で約2倍に伸びている。

■メーカー(ブランド)別販売トップ5(台)
トヨタ:68,388(前年同期73,941、7.5%減)
テスラ:53,141(同48,038、10.6%増)
フォード:39,913(同37,106、7.6%増)
ホンダ:39,345(同38,706、1.7%増)
シボレー:34,524(同23,469、47.1%増)

 シボレーが大きく伸びている。これはボルト(7296台)が前年比7000台以上売れている効果が大きい。

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