クルマの新時代を切り拓く「人」インタビュー:ENEOS(株)常務執行役員 潤滑油カンパニー 小西 徹プレジデント

 

日本の石油元売り最大手「ENEOS」(エネオス)。

1888年(明治21年)に日本石油株式会社として創業。以来、さまざまな会社と統合・合併を行い、日本のガソリンスタンドの多くはオレンジの中に赤の渦のようなグラフィックに白い文字で「ENEOS」の看板を掲げたガソリンスタンドに。

「ENEOS」とは、「ENERGY/エネルギー」と「NEOS/ネオス(ギリシャ語で新しい)」を組み合わせた造語で、エネゴリくんのキャラクターでもお馴染み。積極的にモータースポーツにも参加しています。

― 潤滑油ってエンジンオイルのことですか?

小西 “潤滑油”とは、機械の歯車などを効率よく動かすためのもので、自動車をはじめ船やそのほか動くものにはすべて必要なものです。エンジンオイルをはじめタイヤにもオイルが使われています。グリースやワックスなども潤滑油です。今後、EVシフトが進んでも、モーターやバッテリーを冷やすためにオイルは必要不可欠で、ギアやミッション、冷却用のオイルも使用されます。

― モータースポーツに積極的なのはなぜ?

小西 ENEOS”は海外では無名です。そこでMOTO GPのチームスポンサーに加え、過去にはバレンティーノ・ロッシ選手のパーソナルスポンサーをした務めさせて頂いたところ、世界中の人に知っていただけるようになりました。加えて4輪用のオイルの訴求のために日本のスーパーGTでROOKIEチームのスポンサーをさせていただき、オールENEOSカラーのマシンで参戦しています。日本のレースで活躍している写真を海外の人に見せるとENEOSと認識してわかってくれます。

ー 小西プレジデントとはサーキットでお会いする機会が多く、私はかなりのクルマ好き、レース好きと見ています。というのも、モータースポーツへのかかわりは、担当者の強い思い入れがなければ叶いませんよね?

小西 父の影響で小さい頃からクルマ好きです。父はスカイラインに乗っていましたし、初めて運転したクルマも父のスカイラインです。私はこれまでにさまざまなクルマに乗ってきました。私は以前、研究所でエンジニアをやっており、当時研究開発したショックアブソーバーやダンパーオイルなどは、スカイツリーや東京駅の免震ダンパーに使用されています。最後に作ったオイルがすごくよくて、営業に安売りしないでほしいといったところ、自分も営業することに。でも技術を知っているとお客様が信頼してくれるのです。

― エンジニア出身とは! そしてかなりのクルマ好き‼

小西 私は研究所が好きでよく足を運びます。若い研究者たちがネタを発表してくれるのが楽しくて……

― これぞ真の“聞く耳を持った”リーダー。小西さん、素敵です!

※このインタビューは雑誌『CAR and DRIVER』の2022年11月号掲載分の一部抜粋です

雑誌『CAR and DRIVER』連動記事

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今月のインタビューは、ハイリマレリジャパン(株) 代表取締役社長 宮永圭一郎さんにお話を伺いました。

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