11月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は20万1999台、前年同月比で–9.2%となり、5カ月連続の減少。セグメント別に見ると、普通乗用車が、13万2488台、同–16.3で7カ月連続の減少、小型乗用車は6万9511台、+8.4%と4カ月ぶりの増加。(自販連調べ)また、SUVを除いた11月の乗用車(登録車)販売は前年同月比–9.9%(弊誌調べ)と前年実績を下回った。
トヨタ・シエンタが7カ月ぶりの首位に
小型乗用車市場が4カ月ぶりに前年実績を上回った11月、SUV・軽乗用車を除いた乗用車販売ランキングは、トヨタ・シエンタが7カ月ぶりの首位に。今年後半が、5カ月もの間トヨタ・ルーミーが連続首位、そして先月はホンダ・フリードが首位だったため、4月以来、久しぶりの販売トップだ。2位のルーミーも好調で、前年同月比191%、首位と1000台ほどの差で、しばらくはフリードを含めた首位争いに注目。
3位にはトヨタ・アルファード前年実績を割ったものの、先月からワンランクアップと高額車ながら相変わらずの強さ。ミドルクラスのミニバンではヴォクシー/ノアが好調で、並んで、6、7位にランクインした。ホンダ・ステップWGNも前年同月比134%と好調、3ランクアップの9位に上昇した。

25年8月に一部改良が実施され、商品力をキープ、11月首位に返り咲いたトヨタ・シエンタ。写真はMODELLISTAと共同開発し、改良時に追加されたコンプリートカー「JUNO」。“持ち運べる部屋”がコンセプト。

先月10月1万台近くをセールスし、初の首位にたったホンダ・フリード。11月は4位にダウンしたものの、変わらず上位をキープしている。3列シート仕様となるエアーのボディサイズは5ナンバー規格に収まる。写真はe:HEVエアーEX(FF・6名乗り)
