2025年10月のSUVマーケット(軽自動車や国内ブランド輸入車を含む)は、前年同月比で91.0%と前年実績を下回った。(本誌調べ)SUVやミニバンが中心となるマーケット、普通乗用車(3ナンバー)の販売台数は、14万1251台、前年同月比–8.4%と7カ月連続で前年実績を下回った。外国メーカーの輸入車は今年に入ってから毎月前年実績超えと好調だが、国産乗用車は低調が続いている。
低調なSUVセグメントセールス
10月SUVランキングでは前月に続いてトヨタ・ライズが首位。2位にはヤリスクロス。前月から2ランクアップ。需要期の前月9月は前年実績を僅かに割り込んだ(前年比98.0%・弊誌調べ)ものの、SUV販売上位6モデルが前年をほぼ上回るセールスとなった。10月は一転してSUV・TOP10モデルのうち、前年超えのモデルはわずか3モデル。一部半導体の供給不足で生産に影響があるモデルもあるかもしれないが、少々淋しい状況だ。3位のホンダ・ヴェゼル、6位のトヨタRAV4が前年を大きく上回るセールスとなっている。輸入車のスズキ・ジムニーノマドも輸入再開以来、4000台レベルの販売と好調だ。




